- 英
- sleep disorder, sleep disturbance
- 関
- 睡眠、睡眠薬、交代勤務睡眠障害
- 関
- 不眠、慢性不眠症、原発性不眠症、一過性不眠症、反跳性不眠。睡眠覚醒障害
分類
-
- KPS.393
原因別の分類
- 例
治療
-
- 起床後に太陽に当たるようにする
- 休日でも同じ時刻に起床するようにする
- 1日3回の食事を規則正しく取るようにする
- 運動習慣を身につけるようにする
- 夕方以降の昼寝は避けるようにする。(15時までに30分以内にする)
- 部屋の照明を明るくしすぎないようにする
- 寝る前のカフェイン摂取は控えるようにする
- 就寝前の喫煙は控えるようにする
- 寝酒としての飲酒は控えるようにする
- 就寝前にリラックスできる習慣を身につける(読書、音楽、入浴、ストレッチ、アロマテラピー)
- 就寝時刻にこだわらずに、眠たくなったらベットにはいるようにする
参考
- http://en.wikipedia.org/wiki/DSM-IV_Codes#Sleep_disorders
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/07/20 22:38:52」(JST)
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睡眠障害 |
分類および外部参照情報 |
ICD-10 |
F51, G47 |
ICD-9 |
307.4, 327, 780.5 |
DiseasesDB |
26877 |
MedlinePlus |
000800 |
eMedicine |
med/609 |
MeSH |
D012893 |
睡眠障害(すいみんしょうがい, 英: Sleep disorder)とは、人や動物における睡眠の規則における医学的な障害である。一部の睡眠障害は、正常な身体、精神、社会や感情の機能を妨げるほど深刻となる。長期的に持続し、著しい苦痛や機能の障害を伴っているものが精神疾患と診断される[1]。一部の睡眠障害においては、睡眠ポリグラフ検査が指示される。
入眠や、明らかな原因なく睡眠持続が難しい場合には、不眠症とみなされる[3]。睡眠異常症(英語版)は、日中に眠気が高まり入眠する問題や睡眠持続における症状を伴い、睡眠障害に分類される。不眠症には、睡眠の維持の問題や、疲労感、注意力の減少、不快感といった症状が長期間にわたるという特徴がある。不眠症の診断のためには、これらの症状が4週間以上続いている必要がある。 『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)は原発性不眠、身体や精神の障害に伴う不眠症、物質(薬物)の消費や乱用に伴う不眠症に分類している。不眠症を有する人は、しばしば不安や抑うつの進行につながるため健康へのよくない影響についての懸念がある。[4]
さらに睡眠障害は、過度に眠る過眠症として知られる状態を起こすことがある。精神、身体、あるいは薬物の乱用による二次性の睡眠障害の管理は、その基礎疾患に焦点を当てる必要がある。
目次
- 1 種類
- 2 不眠症の診断に用いられる検査
- 3 診断と治療の原則
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
種類
- 睡眠異常症(英語版) - 過眠症あるいは不眠症のいずれかの特徴がある睡眠障害の広い分類である。3つの主な下位分類があり、内因性(体から生じる)、外因性(環境的な状態や様々な病態によって生じる)、概日リズムの乱れである。[5]
- 不眠症: 不眠症はしばしば気分障害(感情ストレス、不安、抑うつ)や基礎となる健康状態(喘息、糖尿病、心臓病、妊娠神経学的な状態)による症状である。[6]
- 原発性不眠症(特発性不眠症)は、他にこれといった原因がなく1カ月以上続く不眠の訴えであり、眠れているのに眠れていないと訴える逆説性不眠症や、薬物や医薬品が原因となる二次性の不眠症、以下にあげるようなナルコレプシーや他の精神や身体の問題に伴う不眠症などを除外して診断される。
- 物質誘発性不眠症は、物質の使用あるいは離脱によるもので、原因として最も多いのはカフェインであり、娯楽薬や処方薬も原因となりうる。
- 過眠症。中枢あるいは脳によるもの。
- 原発性過眠症(特発性過眠症)は、ナルコレプシーに似た慢性神経疾患で、日中の睡眠や疲労の量が増加していく。特発性過眠症に苦しむ患者は、規則的な日中の活動のために必要な健康的な睡眠の量が得られない。よく機能するための患者の能力を妨げ、他の生活時間でこれに対処しなければならない。[4]
- 物質誘発性過眠症は、カフェインなど覚醒剤の離脱が原因となりうる。薬物中毒でも過眠症が起こることがあり、アルコールや鎮静催眠剤なども原因となる
- ナルコレプシー: 慢性神経障害(睡眠異常症)であり、脳が睡眠と覚醒を制御できないことが原因である[11]。
- 反復性過眠症 - クライネ・レビン症候群を含む
- 心的外傷後過眠症
- 月経関連過眠症
- 睡眠障害性呼吸(英語版) (SDB)を挙げる(網羅していない):
- 様々な種類の睡眠時無呼吸
- いびき
- 上気道抵抗症候群(英語版)
- 睡眠関連運動障害
- 概日リズム睡眠障害は、通常の生活では毎日夜間に眠るといった周期的な概日リズムが、環境と同調していないことが原因である。
- 睡眠相前進症候群は、睡眠相が前進してずれており、夜早く寝て朝早く起きるといった状態である。
- 睡眠相後退症候群は、その逆に、睡眠相が後退してずれており、夜遅く寝て朝遅く起きるといった状態である。
- 非24時間睡眠覚醒症候群は、睡眠相が毎日のように頻繁にずれていき、一定の睡眠の規則性を保とうとするのが困難な状態である。
- 時差ぼけとは、時差のある地域に飛行機などで高速に移動したことによって起きる、一時的に現地の概日リズムに同調できないことから生じる症状である。
- 悪夢 体験の再来である場合心的外傷後ストレス障害の症状である可能性もある。
- 睡眠時随伴症(英語版) - 睡眠障害の分類であり睡眠に関連して、異常かつ不自然な動き、行動、感情、認識、夢を伴う。
- レム睡眠行動障害
- 夜驚症(恐怖の夜泣き) - 深い睡眠から突然と、強い恐怖を呈した行動を伴った悲鳴やわめきによって覚醒する特徴がある[13]。
- 睡眠時遊行症(夢遊病) 睡眠薬が原因となることもある。
- ブラキシズム(歯ぎしり)
- 夜尿症、睡眠夜尿症。
- 寝言
- 睡眠時性的行動症(en:Sleep sex)
- 医学的、精神医学的な状態は睡眠障害を生じさせる。
- 精神病(統合失調症のような)
- 気分障害
- 不安障害
- アルコール依存症
- アフリカ睡眠病 - ツェツェバエによって感染する寄生虫症。
睡眠障害国際分類
睡眠障害の国際的な分類には以下の2つがある。
- 『睡眠障害国際分類』(ICSD)
- アメリカ睡眠医学会によるもので睡眠障害に特化し、詳細な分類と、原因など症状の詳細な記述が用意されている。
- 『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』(ICD)
- 睡眠だけに限らない分類である。ICDの研究用診断基準においては、より分かりやすいものとしてICSDについて言及している[1]。
- 『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)
- アメリカ精神医学会(APA)によるもので、精神障害を包括的に取り扱う。そのため睡眠薬を減量した離脱によって生じる不眠症だけでなく、そうしたことが原因となる気分障害などにも包括的に言及している。
ICSDによる睡眠障害の分類
睡眠障害国際分類 (ICSD) では、睡眠障害を大きく4つに分類している。
- 睡眠異常
- 睡眠自体が疾患であるものを指す。不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、睡眠相後退症候群など。
- 睡眠時随伴症
- 睡眠中に見られる異常な行動。夜驚症、夜尿症、睡眠麻痺、周期性四肢運動障害、睡眠関連摂食障害など。
- 医学・精神医学的睡眠障害
- 身体疾患、精神病や不安障害、うつ病などに伴う不眠や過眠。
- その他
- 未だ分類が正確になされていない、短時間睡眠者や長時間睡眠者など。
不眠症の診断に用いられる検査
以下の検査が不眠症の診断に用いられる。
- 睡眠日誌(英語版)
- 1週間以上、2~4週間の睡眠パターンの追跡は、医師が診断するのに役立つ。概日リズム障害においては症状把握のために欠かせない。
- アクチグラフ(英語版)
- 睡眠覚醒パターンを検査する。通常1週間以上。アクチグラフは、動きを計測する腕時計サイズの手首に装着する装置である。睡眠日誌による記録が難しい場合に用いられる。
- エプワース眠気尺度(英語版)
- 日中の眠気を評価するのに有効な質問表。こうした客観的な尺度は、診断補助のために可能な限り施行されるべきである。
- 睡眠ポリグラフ検査
- 睡眠時の呼吸を含めた脳や筋肉の活動を計測する。
- 多睡眠潜伏検査(英語版)
- 泊りがけの睡眠ポリグラフの後に行われる日中の眠気の検査である。
- メンタルヘルス検査
- 不眠症はうつ病や不安、他の精神障害の症状である可能性もあるため、精神状態の試験、精神の既往歴、また基本的な精神的な評価は、不眠症を訴える人の評価の一部となることがある。
診断と治療の原則
睡眠障害の治療は、非薬物療法と薬物療法に大別される[15]。
治療は次のような睡眠障害の原因を特定し、原因の除去に努めるのが最重要である[16]。睡眠障害は、身体が原因である痛みや他の内科的な疾患、生理学的な原因である時差や生活習慣の変動や質の悪い睡眠衛生状態、心理学的な原因であるストレスや大きな生活の変化、精神医学的な障害やアルコール依存症、他に薬理学的な原因となるカフェインやアルコールまた他の医薬品や薬物による影響が原因となる[16]。
おおよそ以下のような4つに分類される。
- 精神療法/心理療法
- 医薬品の投与および調整
- 他の身体的な治療
- リハビリと管理
これらの一般的な手法は、すべての睡眠障害の患者に十分ではない。むしろ特定の治療法の選択は、患者の診断、医学的また精神医学的な既往歴、好み、治療者の専門知識による。行動療法や精神療法や薬物療法には、互換性がないこともなく、治療の利益を最大化するために併用することもある。
精神、身体、あるいは薬物の乱用による二次性の睡眠障害の管理は、先にその基礎疾患や医薬品や薬物に焦点を当てる必要がある。これはアルコールや、覚醒作用のあるカフェインやタバコといった嗜好品だけでなく、処方薬も原因となる。睡眠障害の原因となる喘息など呼吸器の治療薬が、不眠症の原因となることもあるし、不眠症に対して出された睡眠薬が過眠症や不眠症の原因となることもある。
睡眠衛生指導とは、睡眠衛生に対する情報提供であり不眠症の主となる治療法となる。不眠症に対する睡眠薬による薬物療法は補助であり、十分かつ最小限に併用される必要がある。
睡眠衛生指導として有名なものに、2003年の厚生労働省研究班による「快適な睡眠のための7箇条」があり以下のような内容が含まれる[18]。
- 最適な睡眠時間は人により、年齢を重ねるとそれは減っていくこと。
- 寝具や光や騒音といった睡眠環境を整える。
- 睡眠前にリラックスできる生活習慣を取り入れる。
- 無理に寝床につくとかえって目が覚めてしまったり熟睡感が減るので、眠くなってから寝床につくこと。
- 夕食は軽めにし、夕食後のカフェインや寝酒に注意する。
- 生活リズムが乱れないように注意し、起床後は光を採り入れ、眠い時には20~30分の昼寝にすること。
これは2014年には、「健康づくりのための睡眠指針2014」が公開され、科学的根拠が明らかな文書となっている。
概日リズム睡眠障害に対しては、生活に太陽光を採り入れたり、また逆に睡眠相が前進したり極端に遅れている場合には採り入れないようにサングラスをかけたりといった指導が主となる。その補助として体の概日リズムにはたらきかけるために、高照度光療法や、睡眠相を調整する作用を持つホルモンのメラトニンや医薬品のラメルテオン(ロゼレム)が用いられる。
不眠症の原因が、睡眠時無呼吸症候群といった睡眠呼吸障害である場合には、逆に睡眠薬が症状を悪化させることに注意が必要である。
睡眠関連運動障害には、むずむず脚症候群や周期性四肢運動障害(英語版)が含まれるが、診断には他の現行の病気や薬物の影響が除外されている必要があり、原因となる薬剤には、SSRIや三環系といった抗うつ薬、リチウム、ドーパミン受容体の拮抗薬である抗精神病薬などがある。またドーパミン受容体の拮抗薬である抗精神病薬は、遅発性ジスキネジアやアカシジア(静座不能)といった物質誘発性の睡眠関連運動障害の原因ともなりうる。不眠症の原因がむずむず脚症候群が原因である場合もある。 それぞれの専門的な治療が必要である。
脚注
- ^ a b 世界保健機関 『ICD-10精神および行動の障害-DCR研究用診断基準』 新訂版、2008年、新訂、123頁。ISBN 978-4-260-00529-6。、世界保健機関 (1993) (pdf). The ICD-10 Classification of Mental and Behavioural Disorders:Diagnostic criteria for research (green book). World Health Organization. http://www.who.int/classifications/icd/en/GRNBOOK.pdf.
- ^ Hirshkowitz, Max (2004). “Chapter 10, Neuropsychiatric Aspects of Sleep and Sleep Disorders (pp 315-340)”. In Stuart C. Yudofsky and Robert E. Hales, editors (Google Books preview includes entire chapter 10). Essentials of neuropsychiatry and clinical neurosciences (4 ed.). Arlington, Virginia, USA: American Psychiatric Publishing. ISBN 978-1-58562-005-0. http://books.google.no/books?id=XKhu7yb3QtsC&pg=PA315&lpg=PA315&dq=%22Max+Hirshkowitz%22#v=onepage&q=%22Max%20Hirshkowitz%22&f=false 2009年12月6日閲覧. "...insomnia is a symptom. It is neither a disease nor a specific condition. (from p. 322)"
- ^ a b Voderholzer, Ulrich; Guilleminault, Christian (2012). “Sleep disorders”. Neurobiology of Psychiatric Disorders. Handbook of Clinical Neurology. 106. pp. 527–40. doi:10.1016/B978-0-444-52002-9.00031-0. ISBN 978-0-444-52002-9. PMID 22608642.
- ^ MESH68020920
- ^ Melinda Smith, M.A., Lawrence Robinson, Robert Segal, M.A. (September 2011). Sleep Disorders and Sleeping Problems. http://helpguide.org/life/sleep_disorders.htm.
- ^ National Institute of Neurological Disorders and Stroke (June 27, 2011). NINDS Narcolepsy. http://www.ninds.nih.gov/disorders/narcolepsy/narcolepsy.htm.
- ^ Thorpy, Michael J. "PARASOMNIACS." The International Classification of Sleep Disorders: Diagnostic and Coding Manual. Rochester: American Sleep Disorders Association, 1990. Print.
- ^ 『睡眠学』 朝倉書店、2009年2月、442頁。ISBN 978-4254300901。
- ^ a b 大川匡子 「非薬物療法」『睡眠学』 朝倉書店、2009年2月、443-447頁。ISBN 978-4254300901。
- ^ 厚生労働省 (2003年3月). “健康づくりのための睡眠指針検討会報告書平成15年3月”. 厚生労働省. 2014年3月15日閲覧。
参考文献
- アメリカ睡眠医学会 『睡眠障害国際分類第2版診断とコードの手引』 医学書院、2010年7月。ISBN 978-4-260-00917-1。、ICSD-2, American Academy of Sleep Medicine, 2005.
- アメリカ精神医学会 『DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル(新訂版)』 医学書院、2004年。ISBN 978-0890420256。
- 『睡眠障害の対応と治療ガイドライン』 内山真(睡眠障害の診断・治療ガイドライン研究会)編集、じほう、2012年5月、第2版。ISBN 978-4840742078。
- アレン・フランセス 『精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方』 金剛出版、2014年3月。ISBN 978-4772413527。、Essentials of Psychiatric Diagnosis, Revised Edition: Responding to the Challenge of DSM-5®, The Guilford Press, 2013.
- 厚生労働省 (2003年3月). “~快適な睡眠のための7箇条~ 健康づくりのための睡眠指針検討会報告書平成15年3月”. 厚生労働省. 2014年3月15日閲覧。
- 厚生労働省健康局 (2014-03-31) (pdf). 健康づくりのための睡眠指針2014 (Report). 厚生労働省健康局. http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf 2014年5月22日閲覧。.
関連項目
外部リンク
- 睡眠障害とは (厚生労働省)
- 健康づくりのための睡眠指針2014 (厚生労働省)
- 睡眠障害の基礎知識 (日本睡眠学会)
- 睡眠障害 - 脳科学辞典
精神と行動の障害(ICD-F - 290-319) |
|
器質性 / 症状性 |
|
認知症
|
- 軽度認知症
- アルツハイマー型認知症
- 多発性脳梗塞認知症
- ピック病
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- ハンチントン病
- パーキンソン病
- AIDS認知症症候群
- 前頭側頭型認知症
- 日没症候群
- 認知症徘徊
|
|
その他
|
- せん妄
- 脳振盪後症候群
- 器質脳症候群
- 他の症状性を含む器質性精神障害
|
|
|
|
精神作用物質使用、薬物乱用による障害 |
|
- 薬物中毒 / オーバードース
- 身体依存
- 薬物依存症
- 反跳作用
- 二重反跳
- 離脱
|
|
|
統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害 |
|
- 統合失調症
- 統合失調型障害
- 持続性妄想性障害
- 急性一過性精神病性障害
- 感応性妄想性障害
- 統合失調感情障害
- 他の非器質性精神病性障害
- 特定不能の非器質性精神病
|
|
|
気分障害(感情障害) |
|
- 躁病
- 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環性障害)
- 抑うつ症状(大うつ病性障害 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ病)
|
|
|
神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
|
不安障害
|
恐怖症
|
- 広場恐怖症
- 社会恐怖 / 社交不安障害(対人恐怖)
- 特定の恐怖症(閉所恐怖症)
- 単一社会恐怖
|
|
その他
|
- パニック障害
- 全般性不安障害
- 強迫性障害
- ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
|
|
|
適応障害
|
|
|
身体表現性障害
|
- 身体化障害
- 身体醜形障害
- 心気症
- 疾病恐怖
- ダ・コスタ症候群
- 疼痛性障害
- 機能性神経症状症(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症)
- 神経衰弱
- Mass Psychogenic Illness
|
|
解離性障害
|
- 解離性同一性障害
- 解離性健忘
- 解離性遁走
- 離人感・現実感消失障害
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|
|
|
生理的・身体的 |
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摂食障害
|
- 神経性無食欲症
- 神経性大食症
- 反芻性障害
- 特定不能の摂食障害
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|
非器質性睡眠障害
|
- 過眠症
- 不眠症
- 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
|
|
性機能障害
|
- 性的欲求(性欲低下障害 - 性欲亢進)
- 性的関心・興奮 (女性の性的関心・興奮障害)
- 勃起障害
- オルガスム(無快楽症 - 射精遅延 - 早漏 - 性的冷感)
- 疼痛(膣痙 - 性交疼痛)
|
|
産後
|
|
|
|
|
成人のパーソナリティと行動 |
|
性と性同一性
|
- 性成熟障害
- 自我異和的性的志向性
- 性的関係機能障害
- 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
|
|
その他
|
- パーソナリティ障害
- 衝動制御障害(間欠性爆発性障害 - 窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖)
- 体を対象とした反復的行動
- 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
|
|
|
|
小児の精神障害 |
|
精神遅滞
|
|
|
精神発達(発達障害)
|
- 特異的発達障害
- 広汎性発達障害
- アスペルガー症候群
- 学力の特異的発達障害
|
|
感情・行動の障害
|
- ADHD
- 行為障害(反抗挑戦性障害)
- 情動障害(分離不安障害)
- 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - 脱抑制性愛着障害)
- チック症(トゥレット障害)
- 言語障害(吃音症 - 早口症)
- 運動障害(常同運動症)
|
|
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|
未分類 |
|
- 緊張病
- 想像妊娠
- 精神運動性激越
- 常同症
- 心因性非てんかん性発作
- Kluver-Bucy症候群
|
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 女子医学生の精神健康度の実態調査-入学時と健診時の継時的変化-
- 横田 仁子,内田 啓子,上田 嘉代子,檜垣 祐子,加茂 登志子
- 東京女子医科大学雑誌 83(4), 249-254, 2013-08-25
- … 下位尺度で平均値の有意な低下を認めたものは「睡眠障害」、および「不安と気分障害」であった。 …
- NAID 110009610661
- 西村 由貴
- 心身医学 53(7), 682-686, 2013-07-01
- … 科にて精査を受けたが異常所見を認めず,心療内科を紹介されてきた事例を経験した.当初,慢性疼痛に有効とされるmilnacipranを投与したが,悪心が強く継続できなかったものが,mirtazapine 15mgへの変更で疼痛抑制,睡眠障害・食欲低下の改善をみた.本事例は,同剤中止のたびに慢性疼痛が再燃し,再開により改善した.本事例では,mirtazapineが,抗うつ作用よりも短時間かつ低用量で疼痛抑制効果を示した.Mirtazapineの疼痛抑制機序は,dua …
- NAID 110009615302
- 抗コリン薬イミダフェナシンの過活動膀胱・夜間頻尿に対する治療効果と睡眠障害への影響に関する検討(狭山入間飯能Study)
- 鈴木 常貴,上床 典康,渡邉 晶子,宮田 和豊
- 泌尿器科紀要 59(6), 335-340, 2013-06-00
- The effect of imidafenacin for the treatment of over active bladder (OAB), in 100 patients with urgency, nocturia or sleep disorders was examined by an open-labeled, non-randomized,non-controlled stud …
- NAID 120005298152
- 【第91回 北海道医学大会総会トピックス】 注目される睡眠医療
- 千葉 茂
- 北海道医学雑誌 88(2-3), 63-65, 2013-04-00
- … 著者最終原稿版要旨わが国では、一般成人の4人に1人が、また、プライマリ・ケアでは約6割の患者が睡眠障害を有すると報告されている。 …
- NAID 120005229869
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- この病態でみられない症状はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095F018]←[国試_095]→[095F020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105I016]←[国試_105]→[105I018]
[★]
- a. 体験後、時間をおいて発症する例がある。
- b. 小児の方が成人よりも発症しやすい。
- c. 悪夢などの睡眠障害が特徴である。
- d. 重症例では幻覚を伴うことがある。
- e. 脳波異常を伴うことが多い。
[正答]
※国試ナビ4※ [095B005]←[国試_095]→[095B007]
[★]
- がんの告知を受けた患者の反応としてみられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099B046]←[国試_099]→[099B048]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099D091]←[国試_099]→[099D093]
[★]
- 44歳 女性
- 主訴:頭痛
- 現病歴:前年より頭痛が続いていた。頭痛が増強してきたたため、当院受診となった。
- なお頭痛は両側性であり、夜に向かって増悪し、視覚障害、または嘔気は伴わない。その他に食欲減退と早朝覚醒を伴う睡眠障害がある。
- 嗜好歴:喫煙 15/day、飲酒 15units/week (350mlの缶ビール 10本)
- 社会歴:パートタイムのoffice cleaner。離婚している。2人の子供(10歳と12歳)の世話をしている。
- 家族歴:母が脳腫瘍で死亡。
- 既往歴:皮疹と過敏性腸症候群(当時はそれ以外になにも問題なかった)
- 服用薬:頭痛に対してパラセタモールかイブプロフェン
- 身体所見 examination
- 全身:引きこもっているように見える(withdrawn)。
- 脈拍:74/分、整。血圧:118/76 mmHg。
- システミックレビュー:心血管系、呼吸器系・消化器系、胸部および網内系は正常。神経学所見は正常。眼底所見は正常
- Q1. 診断は?
- Q2. 鑑別診断は?
- Q3. 管理方法は?
-
- ■鑑別診断
- 片頭痛 問診:(典型例では)眼症状に続く片側性、拍動性の頭痛で、悪心・嘔吐もあり、数時間持続。家族歴。
- 群発頭痛 問診:眼窩の激烈な痛み(行動不能になる程度)。
- 占拠病変による頭痛
- その他
- 副鼻腔炎 問診:頭重感、鼻汁の有無、発熱。診察:上顎洞・前頭洞の圧痛を触診、扁桃腺視診、頚部リンパ節触診
- 歯牙障害 歯科コンサルト
- 頚椎症 加齢による退行性変性を考慮しつつ、頚部の可動制限、疼痛、凝り感を問診。単純X線、MRIで診断。
- 緑内障 問診:視野。検査:視力、眼圧、視野、視神経乳頭形態、隅角検査
- 外傷後頭痛 外傷の既往歴、頭皮の視診
- □unit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- ■glossary
- withdrawn
- v.
- withdrawのpp.
- adj.
- 1.(人が)引きこもった、内にこもった、世間と交わらない
- She looks withdrawn.
- 2.人里離れた、遠くにある
- 3.(商品などが市場から)回収された
- 4.(競争などから)撤退した
- reticuloendothelial system
- 細網内皮系 = 網内系
- dental disorder 歯牙障害
- bereavement
- n.
- 死別
- sneezing
[★]
- 英
- restless legs syndrome, RLS
- 同
- 下肢静止不能症候群、ムズムズ脚症候群、レストレスレッグ症候群
- 関
- 下肢静止不能、エクボム症候群。睡眠障害
概念
- 入眠前の不快な足の感覚によって特徴づけられ、足を動かさずにはいられなくなるような衝動を生じる
疫学
- 40-50歳で急激に上昇する
- 20歳(10%)-90歳(30%)まで漸増する
病型
- 鉄欠乏性貧血
- 終末期腎疾患
- 妊娠
- 末梢神経障害
- パーキンソン病
- その他
診断
診断基準
- 2003 NIH International RLS Study Group(IRLSSG)による
- 1.脚を動かしたいという強い欲求が存在し、また通常その欲求が、不快な下肢の異常感覚に伴って生じる
- 2.静かに横になったり座ったりしている状態で出現、増悪する
- 3.歩いたり下肢を伸ばすなどの運動によって改善する
- 4.日中より夕方・夜間に増強する
診断を補助する特徴
- 1.家族歴
- 2.ドパミン作動薬による効果
- 3.睡眠時のperiodic leg movementsが睡眠ポリグラフ検査上有意に多く出現
鑑別診断
- 鉄欠乏、パーキンソン病、人工透析患者、妊娠、リウマチ性疾患、糖尿病、多発ニューロパチー
- 抗精神病薬に伴うアカシジア:落ちつきのなさが特徴であり、じっとしていることができないが、不快な異常感覚を伴わず、概日リズムもなく、運動も全身性であることなどから鑑別
- 夜間の有痛性筋痙攣
- painful legs and moving toes syndrome 痛む脚と動く趾症候群:足趾に出現し、痛みに伴いゆっくりとした指の動きを不随意に呈し、概日リズムもなく、動かしたい衝動ではないことから鑑別
治療
- 確立された治療法はない
非薬物療法
薬物療法
- 日本神経治療学会 - 標準的神経治療より
-
- ベンゾジアゼピン系薬物:クロナゼパム
- 抗けいれん薬:ガバペンチン
- オピオイド
- 鉄剤
- KPS.835
- ベンゾジアゼピン系薬、レボドパ、あへん類、プロプラノロール、バルプロ酸、カルバマゼピン
参考
- https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/restless.pdf
国試
[★]
- 英
- REM sleep behavior disorder, RBD
- 同
- レム睡眠行動異常症
- 関
- 睡眠障害、睡眠時随伴症
[show details]
概念
- 主に男性に見られる慢性かつ進行性の疾患であり、レム睡眠における筋弛緩の欠如と粗暴な行動の出現が特徴的である。
疫学
病因
- 出典無し
症状
- 日中には問題はない。
- レム睡眠中に筋弛緩を欠いており、夢の内容をそのまま行動に移す結果、殴る、蹴る、跳ねる、ベッドから飛び出すなどの粗暴な行動が起き、自分自身あるいは家族を傷害することがある。
- 声をかけると覚醒し、目覚めたときの意識と見当識は正常で、異常行動を呈した場面を想起できることが多い。 ⇔ 譫妄、夜驚
診断基準
- 睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)
-
- けがをしてしまうか,あるいはけがをしてもおかしくないような睡眠時の荒々しい行動.
- 睡眠ポリグラフ検査中に記録されたREM睡眠時の異常行動.
- 筋抑制を欠いたREM睡眠(REM sleep without atonia)が存在する:持続的または間欠的な頤筋活動
の亢進や,頤筋または四肢の相動的な収縮(phasic EMG twitching).
- REM 睡眠中に,てんかん性脳波活動がみられない(RBDと他のREM 睡眠関連性けいれんの併発とを,明瞭に区別
できる場合を除く).
- 他の睡眠異常症では十分説明できない睡眠障害である(内科疾患や神経疾患,精神疾患,薬剤性や薬物乱用による疾患)
治療
[★]
- 英
- sleep apnea syndrome, SAS
- 同
- 睡眠時無呼吸 sleep apnea
- 関
- いびき=鼾、睡眠覚醒障害、睡眠障害
3つのS
- snores, stops breathing, sleepy
- いびき、無呼吸、ねむたい
無呼吸の定義
定義
- 一晩7時間の睡眠中に「無呼吸」が30回以上認められ、この無呼吸が、ノンレム睡眠時にも出現。
- 昼間時の眠気などの臨床症状があり、睡眠1時間当たりの「無呼吸」が5回以上である場合。(つまり1時間あたりのAHIが5以上)
疫学
- 男性(男女比は5:1)。中高年。肥満者。いびきをかく。
- 閉塞型が最も多い。
病型
閉塞型睡眠時無呼吸症候群 obstructive SAS, OSAS
- 睡眠に伴い、軟口蓋から下咽頭周辺の狭窄・閉塞(上気道の狭小化を伴う病態)が原因となり、無呼吸・低呼吸を繰り返すもの。
- 原因:鼻中隔弯曲、咽頭癌、扁桃腺肥大、アデノイド過形成、顎顔面形態の異常(小顎症など)
- 無呼吸・低呼吸の都度、覚醒反応から呼吸再開が起こるため、日中の眠気を訴えることが多い。ないこともある。
- OSASに伴う頻回の覚醒はまた交感神経活動の亢進を伴うため、一過性血圧上昇ばかりではなく、糖・脂質代謝に対する影響を介し、動脈硬化の促進などにかかわることが示唆されている。
- →高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの有病率↑
中枢型睡眠時無呼吸症候群 central SAS, CSAS
- 原因入眠困難、慢性心不全・脳血管障害の一部に伴うチェーン・ストークス呼吸など
混合型睡眠時無呼吸症候群
問診
問診票
検査
治療
[★]
- 英
- insomnia
- 関
- 睡眠薬、睡眠、睡眠障害、熟眠障害。睡眠障害国際分類
概念
分類
原因
- ジェット・時差症候群
- 交替制勤務による不眠症
- ASPS(DSDP)
- non-24 SWRS
5つのP
- 1. 身体的 疼痛、発熱、かゆみ
- 2. 生理的 時差、交替制勤務
- 3. 生理的 ストレス、重大な人生の変化など
- 4. 精神医学的 うつ病、統合失調症、アルコール依存症」
- 5. 薬理学的 カフェイン、ニコチン
KPS.822
[★]
- 英
- The International Classification of Sleep Disorders, ICSD
- 関
- 睡眠障害
診断基準
- 睡眠障害国際分類第二版によれば不眠症の一般的な診断基準は以下のとおりである。
- A. 入眠困難、睡眠維持困難(中途覚醒)、早朝覚醒、慢性的に非回復性または睡眠の質の悪さの訴えがある
- 小児では睡眠困難がしばしば養育者から報告され、就寝時のぐずりや1人で眠れないなどのこともある
- B. 上記の睡眠困難は、睡眠にとり適切な状況、環境にかかわらずしばしば生ずる
- C. 患者は夜間睡眠困難と関連した日中機能障害を以下の少なくとも1つの形で報告する
- 1)疲労感、不快感
- 2)注意力、集中力、記憶力の低下
- 3)日中の眠気
- 4)社会的、職業的機能低下、または学業低下
- 5)気分の障害またはいらいら感
- 6)動機づけ(モチベーション)、活動性、積極性の減弱
- 7)仕事のミスや運転中の事故のおこしやすさ
- 8)睡眠不足による緊張、頭痛、胃消化器症状
- 9)睡眠についての心配、悩み
[★]
- 英
- circadian rhythm sleep disorder
- 同
- 睡眠覚醒スケジュール障害 sleep-wake schedule disorder
- 関
- 睡眠相前進症候群、睡眠相後退症候群、交代勤務睡眠障害
[★]
- 英
- intrinsic sleep disorder
- 関
- 睡眠状態誤認
[★]
- 英
- sleep
- 関
- 睡眠段階。睡眠障害
- 覚醒と睡眠を定期的に反復している。
- 睡眠は持続的な意識消失と全般的な身体機能の低下状態を伴っている。
- 睡眠にはサーカディアンリズムに従い身体を睡眠状態に導く仕組みと覚醒状態を維持する仕組みが関わっている。
- 夜になるとメラトニンがメラトニン受容体に作用し、身体を活動から急速状態に切り替えることで自然な睡眠を導いている。
- 覚醒状態を保つ仕組みとして、オレキシンという脳内物質がオレキシン受容体に作用することで脳を活動状態に維持している。
- 睡眠時間は新生児は1日約16時間眠り、レム睡眠が睡眠時間の50%以上を占める。
- 生後4ヶ月になるとレム睡眠児間は40%以下になり、レム睡眠量は40%以下となる。
- 睡眠時間は高齢者では短くなり、昼の睡眠が見られるようになる。
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
harm、hazard、injure
- 関
- 危険、損傷、ハザード、傷害を与える、害する