- 68歳の男性。就寝中の行動を心配した妻に伴われて来院した。週に数回、就寝後1時間半ほどすると大声をあげ、むっくと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。妻が制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。日中の行動異常は全くない。身体的には体が固く、動作が遅くなったといい、物忘れを自覚している。身長168cm、体重60kg。四肢に筋固縮を認める。Mini-Mental State Examination(MMSE)では21点(満点30)、血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純MRIに異常を認めない。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 73歳の男性。肺炎でICUに入院した。身体的な経過は良好であったが、入院5日目から、夜になると点滴を外して暴れようとする。看護師がベッドに戻そうとすると、「ここはどこか」、「なぜ妻はいないのか」と興奮することもあった。日中は入院治療を受けていることをよく理解しており、夜間のことを覚えていない。
- a 一般病棟に移す。
- b 家族の面会を制限する。
- c 夜間、部屋を明るくする。
- d 夜間、予防的に身体を拘束する。
- e 昼寝をしてもらい睡眠時間を保つ。
[正答]
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- 1か月の乳児。項部の紅斑を主訴に来院した。在胎39週3日、正常頭位分娩で出生した。身長52cm、体重3,900g。紅斑は出生時から認めていた。活気があり哺乳も良好である。項部の写真(別冊No、24)を別に示す。
- a 「苺状に陸起します」
- b 「レーザー療法を行います」
- c 「ほとんどが自然に消えます」
- d 「新生児の10%にみられます」
- e 「出血しやすいので注意しましょう」
[正答]
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