- 22歳の男性。健康診断の胸部エックス線写真で心陰影の拡大を指摘され来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。脈拍72/分、整。血圧108/64mmHg。心尖部に汎収縮期雑音(全収縮期雑音)を聴取する。呼吸音に異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。心電図は洞調律で、左側前胸部誘導でR波の高電位を認める。心エコー図(左室短軸像)(別冊No.3A、B)を別に示す。後日行った冠動脈造影では異常を認めなかった。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 2歳の女児。発熱、咳嗽および呼吸困難を主訴に来院した。前日から発熱し、当日朝から咳嗽が出現した。夕方から嗄声が出現した。夜になって犬が吠えるような咳がみられるようになり、呼吸が苦しそうだったため、母親に連れられて受診した。意識は清明だが、顔色はやや不良である。呼吸数30/分。軽度の陥没呼吸を認める。SpO2 94%(room air)。
- 胸部の聴診で聴取される可能性が最も高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107F021]←[国試_107]→[107F023]
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- 中年の男性。駅の構内で研修医の目の前で突然倒れた。研修医は周囲の安全を確認後に男性に呼びかけたが、反応がないため大声で駅員を呼び、救急車を要請し、自動体外式除細動器(AED)をすぐに持ってくるように指示した。呼吸を確認したが自発呼吸は認められない。
- 日本蘇生協議会ガイドライン2010に基づいて、この研修医がまず行うべきなのはどれか。
- a 胸骨を叩打する。
- b 胸骨を圧迫する。
- c 回復体位にする。
- d 両下肢を挙上する。
- e 対光反射を観察する。
[正答]
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