- 32歳の男性。会社から勧められたため、両親に伴われて来院した。大学を卒業後、現在の会社に営業職として勤務し成績は良好であった。昨年、「同僚が自分の悪口を言っている」、「同僚に嫌がらせをされる」と訴えたため、3か月間の入院治療を受けた。退院後、外来通院していたものの、徐々に口数が減り、服装もだらしなくなり、遅刻が頻繁になった。毎年提出していた営業計画も立てられなくなったため会社に受診を勧められた。
- 症状の評価に有用なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 次の文を読み、58~60の問いに答えよ。
- 79歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。
- 現病歴:3年前に妻を亡くし、1人暮らし。隣県に住む娘が時々様子を見に来ており、数か月前から物忘れが目立ち、残薬も多いことに気づいたが、主治医には知らせていなかった。食事は給食サービスを受けていたが、服薬管理など生活上の問題を心配した娘が、2週前に老人ホームに入居させた。以後は介護職員が薬を管理している。約1週前から起立時や歩行時にふらつきを自覚するようになり、心配した職員に付き添われて受診した。
- 既往歴:60歳で高血圧症と糖尿病とを指摘され、1年前から利尿薬、β遮断薬、抗血小板薬、スルホニル尿素薬およびアンジオテンシン変換酵素阻害薬を処方されている。この1年間処方内容は変更されていない。
- 家族歴:父親が脳卒中のため65歳で死亡。
- 現症:意識は清明。身長165cm、体重67kg。体温35.8℃。脈拍36/分。血圧128/64mmHg。呼吸数16/分。口腔内は湿潤している。心雑音を聴取しない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力は保たれており、浮腫を認めない。腱反射に異常はない。
- 検査所見:血液所見:赤血球407万、Hb 12.4g/dl、Ht 38%、白血球6,800、血小板18万。血液生化学所見:随時血糖126mg/dl、HbA1c(NGSP)6.5%(基準4.6~6.2)、総蛋白7.0g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、AST 38IU/l、ALT 32IU/l、Na 135mEq/l、K 4.6mEq/l、Cl108mEq/l。CRP 0.3mg/dl。心電図(別冊No.8)を別に示す。
[正答]
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- 6か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に来院した。2日前の健康診査で身長67cm、体重7,520gであった。昨日から嘔吐が出現し、本日になり白っぽい下痢が頻回となったため受診した。受診時、体重6,670g、体温37.2℃。心拍数136/分、整。血圧64/40mmHg。血液生化学所見:尿素窒素42mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、Na 128mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 88mEq/l。
- この児で考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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