- 1か月の乳児。発熱を主訴に来院した。2日前から38℃の発熱があり、母乳の飲みが悪く、一日中機嫌が悪いため受診した。咳嗽と鼻汁とを認めない。同胞はおらず、両親と患児の3人で生活している。両親に発熱と感冒症状とを認めない。体温38.7℃。心拍数128/分。呼吸数30/分。SpO2 96%(room air)。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。皮疹を認めない。血液所見:赤血球420万、Hb 13.5g/dl、Ht 40%、白血球19,300(桿状核好中球15%、分葉核好中球65%、好酸球1%、好塩基球1%、単球1%、リンパ球17%)、血小板40万。CRP 5.2mg/dl。
- 親への説明として適切なのはどれか。
- a 「外来で点滴をしましょう」
- b 「入院して検査や治療を行いましょう」
- c 「解熱薬を使用しながら経過をみましょう」
- d 「外来で経口抗菌薬による治療を開始しましょう」
- e 「お薬は使わずに外来で明日まで経過をみましょう」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 33歳の女性。不安感、不眠および頭重感を主訴に来院した。初診時、外来担当医は、患者に対して抗不安薬であるジアゼパム2mg、1日3回の内服処方のつもりで処方箋を交付した。2週後、患者によると不眠と頭痛とは軽減したが、日中の眠気が強くふらつきが出るという。電子カルテ上の履歴を確認したところ、ジアゼパムが1回2mgではなく5mg、合計1日15mgで処方箋が交付されていた。担当医は1日15mgまでは保険診療での処方が可能であることはあらかじめ知っている。
- 担当医がまず患者にかける言葉として適切なのはどれか。
- a 「薬がよく効いているようなので転倒に注意してください」
- b 「前回に調剤の段階で誤って薬の量が多く出てしまったようです」
- c 「あなたには少し量が多すぎたかもしれないので薬を減量します」
- d 「あなたにはこの薬が合わないようですから種類を変えてみましょう」
- e 「前回に処方した薬の量が誤っていました。申し訳ございませんでした」
[正答]
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- 61歳の男性。両手のしびれ感を主訴に来院した。半年前から両手指のしびれ感を自覚していた。徐々に食事動作や書字動作がしにくくなり、歩行時の足のもつれも生じるようになったため受診した。上肢の巧緻性の低下と下肢腱反射の亢進とを認める。頸椎単純エックス線写真(別冊No.5)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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