- 25歳の男性。吐血を主訴に来院した。友人と酒を飲み、トイレで嘔吐した。最初の吐物は食物残渣であったが、2、3回嘔吐を繰り返すうちに血液を嘔吐した。便器が赤くなるほどの量だったので驚いて受診した。体温36.2℃。脈拍88/分。血圧128/72mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は軽度亢進している。直腸指診で異常を認めない。
- 診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G054]←[国試_107]→[107G056]
★リンクテーブル★
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- 79歳の男性。息切れと胸痛とを主訴に来院した。生来健康であったが、5年前から心雑音を指摘されていた。1か月前から坂道や階段歩行で息切れと胸痛とを自覚したため受診した。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧118/72mmHg。下腿に浮腫を認めない。聴診で収縮期駆出性(収縮中期性)雑音を聴取する。心エコーで大動脈弁の高度石灰化を認め、大動脈弁口面積は0.8cm2であった。人工弁の写真(別冊No.9①、②)を別に示す。
- この患者の手術治療における2種類の人工弁に関する説明で最も適切なのはどれか。
- a 「あなたには①の弁をお勧めします」
- b 「②の弁は毎年交換する必要があります」
- c 「①の弁は②の弁より弁機能に優れています」
- d 「②の弁はアレルギー反応に関する術前精査が必要です」
- e 「①の弁は手術後生涯にわたりワルファリンの内服が必要です」
[正答]
※国試ナビ4※ [107G055]←[国試_107]→[107G057]
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- 54歳の男性。息切れと皮下の出血斑とを主訴に来院した。生来健康で1年前の会社での健康診断では異常はなかった。4か月前から階段で息切れを自覚するようになり、2か月前に顔色不良を指摘された。1週前に下腿前面に赤紫色の小斑点が多発しているのに気付き受診した。血液所見:赤血球160万、Hb 5.6g/dl、Ht17%、網赤血球0.4%、白血球2,300(桿状核好中球10%、分葉核好中球15%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球68%)、血小板0.9万。骨髄生検で著明な低形成を認める。
- この患者で予想される症候はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G053]←[国試_107]→[107G055]
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