- 72歳の男性。意識消失のため搬入された。今朝、意識がない患者を発見した家族が救急車を要請した。数か月前から食事前になると寝ていて呼びかけに反応が鈍いことがあり、ジュースを摂取して回復していたという。今までに糖尿病を指摘されたことはない。身長168cm、体重68kg。脈拍88/分、整。血圧142/80mmHg。血液生化学所見:血糖33mg/dl。
- 現在の病態の原因検索に有用でない検査項目はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A034]←[国試_107]→[107A036]
★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の女性。心窩部痛を主訴に来院した。昨日から心窩部痛が出現し、次第に増悪してきたため受診した。意識は清明。体温37.8℃。脈拍92/分、整。血圧186/78mmHg。呼吸数16/分。眼球結膜に黄染を認めない。心窩部に圧痛を認める。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球419万、Hb 12.7g/dl、Ht 38%、白血球17,200(桿状核好中球7%、分葉核好中球76%、単球3%、リンパ球14%)、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.0g/dl、尿素窒素11mg/dl、クレアチニン0.5mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST 51IU/l、ALT 120IU/l、ALP 390IU/l(基準115~359)、γ-GTP 70IU/l(基準8~50)、アミラーゼ40IU/l(基準37~160)。CRP 20mg/dl。腹部単純CT(別冊No.13)を別に示す。抗菌薬の投与と経皮経肝胆嚢ドレナージとを行った。
- 次に行う治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A035]←[国試_107]→[107A037]
[★]
- 30歳の男性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。トレッキング旅行の途中で、自炊していたという。3日前に砂利道で転倒し、左母指と左示指とに挫創を生じた。昨日の夕食は、食事直前に開けた缶詰の牛肉、自分で採取した山菜の炒め物、自分で釣った川魚の塩焼き、自分で作ったおにぎり及び日本酒1合だったという。夕食の直後には異常はなかったが、約時間後に急激に腹痛と下痢とを発症した。発症後、約3時間経過して症状は徐々に改善しつつあるという。アレルギー歴はない。意識は清明。体温37.0℃。脈拍72/分、整。血圧116/76mmHg。呼吸数14/分。臍周囲に圧痛を認める。腸雑音は亢進している。腹膜刺激症状を認めない。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A033]←[国試_107]→[107A035]
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