- 57歳の女性。3年前から糖尿病と胆石症とを指摘されている。胆石症の経過観察として外来で行われていた腹部超音波検査中に突然強い頭痛と動悸とを訴え苦しがり始めた。意識は清明。脈拍120/分、整。血圧240/160mmHg。呼吸数20/分。著明な発汗と四肢末<の冷感とを認める。治療によって症状が安定した後に実施した腹部造影CT(別冊No.14)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D032]←[国試_107]→[107D034]
★リンクテーブル★
[★]
- 77歳の男性。腹痛のため搬入された。1か月前から食欲がなくなってきたが、日常生活に支障はなかった。今朝、右上腹部痛を訴え、ふらついて寝床から起き上がれないため家族が救急車を要請した。脈拍116/分、整。血圧76/48mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク10l/分酸素投与下)。腹部は軽度膨隆、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球266万、Hb 8.9g/dl、Ht 27%、白血球8,400、血小板15万、PT 79%(基準80~120)。血液生化学所見:アルブミン3.6g/dl、尿素窒素25mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン0.7mg/dl、AST 28IU/l、ALT 12IU/l、ALP 269IU/l(基準115~359)、γ-GTP 75IU/l(基準8~50)、Na 142mEq/l、K 4.0mEq/l、α-フェトプロテイン(AFP)26.5ng/ml(基準20以下)。免疫学所見:CRP 0.7mg/dl、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性。輸液を開始後、血圧は96/64mmHgとなった。腹部造影CT(別冊No.15A)と腹部造影CT冠状断像(別冊No.15B)とを別に示す。
- 次の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D033]←[国試_107]→[107D035]
[★]
- 58歳の女性。1か月前からの労作時の呼吸困難を主訴に来院した。2年前に健康診断で心電図異常を指摘されていたが、そのままにしていた。脈拍68/分、不整。血圧108/62mmHg。III音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。両下~に浮腫を認めない。頸部リンパ節を触知しない。皮膚に異常を認めない。血液生化学所見では血清ACEの上昇がみられる。胸部エックス線写真で両側の肺門リンパ節が腫大している。心電図(別冊No.13A)と心エコー図(別冊No.13B、C)とを別に示す。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D031]←[国試_107]→[107D033]
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