- 19歳の男性。発熱とのどの痛みとを主訴に来院した。2日前から咽頭痛と39℃の発熱が出現し、市販の総合感冒薬を内服したが、症状が改善しなかった。意識は清明。体温38.2℃。脈拍92/分、整。血圧110/70mmHg。両側の頸部に圧痛を伴う径1.5cmのリンパ節をそれぞれ3個触知する。咽頭粘膜の発赤を認める。偽膜を伴う,桃腫大を認める。呼吸音に異常を認めない。右肋骨弓下に肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。血液所見:赤血球475万、Hb 15.2g/dl、Ht 45%、白血球16,000(分葉核好中球26 %、好酸球3%、単球%、リンパ球37%、異型リンパ球30%)、血小板28万。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dl、尿素窒素22mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST 50IU/l、ALT 88IU/l。CRP 5.3mg/dl。
- 確定診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
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- 84歳の男性。左膝の痛みと発熱とを主訴に来院した。一昨日に日帰りのバス旅行に参加した。昨日から左膝の痛みと39℃の発熱とが出現した。本日は痛みのため歩行が困難になり受診した。体温37.7℃。脈拍84/分、整。血圧148/82mmHg。呼吸数14/分。左膝に腫脹、熱感および圧痛を認める。血液所見:赤血球405万、Hb 13.0g/dl、Ht 41%、白血球9,200、血小板32万。血液生化学所見:尿素窒素19mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸5.5mg/dl、AST 28IU/l、ALT 26IU/l、LD 258IU/l(基準176~353)、Na 140mEq/l、K 4.5mEq/l、Cl 104mEq/l。CRP 8.7mg/dl。左膝関節エックス線写真(別冊No.22)を別に示す。
- 関節+刺液中に認められる結晶はどれか。
[正答]
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- 75歳の女性。半年前から徐々に増大する左頸部の腫瘤を主訴に来院した。左頸部に圧痛を伴わない径3cmのリンパ節を1個触知する。血液所見:赤血球428万、Hb 12.4g/dl、Ht 38%、白血球7,500(好中球66%、好酸球1%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球27%)、血小板30万。CRP 1.7mg/dl。喉頭内視鏡像と胸部エックス線写真とで異常を認めない。左頸部リンパ節からの穿刺吸引細胞診では診断がつかず、確定診断のために生検を行った。生検のH-E染色標本(別冊No.23)を別に示す。
- 治療薬として最も適切なのはどれか。
[正答]
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