- 82歳の女性。胸部絞扼感を主訴に来院した。1か月前から階段昇降時に胸部絞扼感があり受診した。1人暮らし。生来健康である。ADLは自立している。脈拍76/分、整。血圧110/70mmHg。胸骨右縁第2肋間に収縮期雑音を聴取する。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比54%。連続波ドプラ法で記録した左室駆出血流速パターン(別冊No.11)を別に示す。冠動脈造影では冠動脈に有意な狭窄を認めなかった。
- 治療方針として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D029]←[国試_107]→[107D031]
★リンクテーブル★
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- 62歳の女性。胸部違和感を主訴に来院した。脂質異常症と高血糖とを定期健康診断で指摘されていたが、仕事が忙しくそのままにしていた。本日、買い物の帰りに駅の階段を昇った時に胸部違和感を自覚した。30分ほど椅子に座って休息したが症状が改善しないため受診した。最近1か月の間に労作時の胸部違和感が頻回にあった。脈拍84/分、整。血圧124/78mmHg。SpO2 98%(room air)。同日、緊急で冠動脈造影が実施された。左冠動脈造影像(別冊No.12)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D030]←[国試_107]→[107D032]
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- 65歳の男性。呼吸困難を主訴に救急外来を受診した。2週前から労作時の息切れを自覚するようになった。午前2時ころ呼吸困難が出現し、徐々に増強し、座位をとっていた。午前5時の来院時、脈拍120/分、不整。血圧78/50mmHg。呼吸数25/分。SpO2 84%(room air)。頸静脈の怒張を認める。III音と両肺のcoarsecracklesとを聴取する。両下肢は冷たく、両下~に浮腫を認める。胸部エックス線写真(別冊No.10)を別に示す。
- この患者で予想される血行動態(平均肺動脈楔入圧、心係数)はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D028]←[国試_107]→[107D030]
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