- 68歳の女性。料理の段取りができなくなったことを主訴に来院した。6か月前から料理に時間がかかるようになったが、本人も夫もあまり気にしていなかった。3か月前からそれまで得意にしていた料理がうまくできなくなった。かかりつけ医でうつ病と診断され、抗うつ薬の投与が開始されたが改善せず、ぼーっとしていることが多くなったため紹介され受診した。28歳時に十二指腸潰瘍の既往がある。意識は清明。時間と場所の見当識障害を認める。身長152cm、体重48kg。体温36.3℃。脈拍84/分、整。血圧138/86mmHg。呼吸数20/分。神経学的診察では、脳神経系に異常を認めない。両上肢に軽度の筋トーヌス亢進とミオクローヌスとを認める。四肢筋力低下を認めない。四肢腱反射亢進を認める。感覚障害と小脳失調とを認めない。歩行はやや不安定であるが自力歩行が可能である。血液所見:赤血球410万、Hb 13.0g/dl、Ht 36%、白血球4,500、血小板22万。CRP 0.2mg/dl。検査のため短期入院となった。初診時の頭部MRIの拡散強調像(別冊No.22)を別に示す。
- 対応として正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 17歳の男子。右陰嚢部の疼痛を主訴に来院した。痛みは本日早朝から出現し、3時間経過後も増強傾向である。意識は清明。身長175cm、体重76kg。体温36.5℃。脈拍92/分、整。血圧130/70mmHg。患側の精巣挙筋反射は消失している。血液所見:赤血球487万、Hb 14.2g/dl、Ht 36%、白血球6,200、血小板23万。血液生化学所見:尿素窒素12mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl。左右の陰嚢のパワードプラ超音波像(別冊No.21)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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- 11か月の乳児。陰嚢内に左精巣を触れないことを主訴に母親に伴われて来院した。1か月健康診査で陰嚢内に左精巣が触れないことを指摘された。身長70cm、体重7.5kg。右精巣は陰嚢内に認め、左鼠径管内に可動性のある小指頭大の柔らかい腫瘤を認める。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。
- この疾患について母親へ説明する内容として適切でないのはどれか。
- a 片側性のことが多い。
- b 精子形成障害をきたす。
- c 悪性化する可能性が高い。
- d 精巣の発育障害をきたす。
- e 小学生になってから手術を行う。
[正答]
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