- 57歳の男性。胸痛を主訴に来院した。2か月前から階段を昇るときに前胸部痛が出現し、2~3分の安静で消失していた。これまで心疾患を指摘されたことはない。脈拍72/分、整。血圧136/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。安静時心電図は正常である。201Tl運動負荷心筋血流SPECT(別冊No.3)を別に示す。
- 正しいのはどれか。
- a 左室前壁の虚血
- b 心室中隔の虚血
- c 左室下壁の虚血
- d 左室心内膜下の虚血
- e 虚血はみられない
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 62歳の男性。呼吸困難のため搬入された。3年前から右下肢の筋力低下が出現し、階段を昇りにくくなった。2年前から左下肢の筋力低下も出現し、歩行が困難になった。1年前から両手の筋力低下も出現し、3か月前から食事摂取量が減少している。本日の夕方から呼吸困難が出現したため、同居する家族が救急車を要請した。意識は清明。身長165cm、体重55kg。体温36.2℃。脈拍112/分、整。血圧150/100mmHg。呼吸数22/分。神経学的診察では、構音障害、嚥下障害、四肢の筋力低下・筋萎縮および四肢腱反射亢進を認める。感覚障害と運動失調とを認めない。舌の写真(別冊No.2)を別に示す。
- この患者で予想される検査所見はどれか。
- a 脳波での三相波
- b 感覚神経伝導速度の低下
- c 針筋電図での高振幅電位
- d エドロホニウムテスト陽性
- e 聴性脳幹反応第I波<ABR第I波>の消失
[正答]
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- 37歳の1回経妊0回経産婦。妊娠35週0日。昨夜から胎動の減少を自覚し来院した。これまでの妊娠経過は順調であった。身長160cm、体重56kg(非妊時52kg)。血圧110/68mmHg。尿検査:蛋白(-)、糖(-)。子宮底長28cm、腹囲85cm。Leopold診察法では、第1頭位であった。胎児心拍は136/分であった。両下肢に浮腫を認めない。超音波検査を行うことにした。
- 注意して観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
- a 羊水量
- b 胎盤の位置
- c 胎児推定体重
- d 子宮壁の厚さ
- e 胎児後頸部浮腫
[正答]
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