- 74歳の女性。右股関節部の運動痛と起立不能とを主訴に来院した。本日、自宅玄関の段差につまずいて転倒し、動けないところを家族が発見し救急外来を受診した。昨日までは手押し車を押して近所まで買い物に行くことが可能であった。意識は清明。右下肢以外の自動運動は可能である。座位では疼痛は少ないが、右股関節を内外旋させると疼痛が強い。支えても立位をとることはできない。四肢反射の亢進はなく、感覚障害を認めない。両股関節エックス線写真(別冊No.21)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I065]←[国試_107]→[107I067]
★リンクテーブル★
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- 62歳の女性。手のしびれ感を主訴に来院した。8年前から高血圧症のため自宅近くの診療所で治療を受けており、2年前から血糖値の軽度上昇を指摘されていた。ほぼ同時期から両手の第2~4指の先端部に「ピリピリする」感じを自覚し、徐々に増悪してボタンが留めにくくなった。身長165cm、体重67kg。脈拍64/分、整。血圧150/86mmHg。声はこもった低音である。顔と手の写真(別冊No.22A、B)を別に示す。
- 確定診断のために測定するホルモンとして最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I066]←[国試_107]→[107I068]
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- 58歳の女性。時々記憶がなくなることを主訴に夫に伴われて来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり、夫は気になっていたが本人は全く気付いていなかったという。昨日、娘と買い物に出かけた際に、娘が話しかけても数分間返事をしないことがあった。受診時の意識は清明。身長158cm、体重52kg。血圧130/76mmHg。神経学的診察で異常を認めない。「自分では普通だと思うのですが、夫と娘が私に物忘れがあると言うんですよ」という。受診日に行った頭部単純MRIで異常所見を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I064]←[国試_107]→[107I066]
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