- 32歳の男性。意識障害のため搬入された。24歳時に入社時の健康診断で高血糖を指摘されていたがそのままにしていた。6か月前から口渇と多尿とがあり、ジュースやスポーツドリンクをよく飲むようになった。最大体重は1年前で95kgであった。1か月前から体重が激減し、全身倦怠感を自覚するようになった。今朝からぐったりとなり、夕方になって家族が救急車を要請した。父と兄とが糖尿病である。意識レベルはJCSII-20。身長176cm、体重84kg。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧132/88mmHg。呼吸数22/分。SpO2 100%(鼻カニューラ4l/分酸素投与下)。口唇と舌とが乾燥している。尿所見:蛋白(-)、糖3+、ケトン体3+。血液所見:赤血球510万、Hb 15.6g/dl、Ht 49%、白血球10,300、血小板21万。血液生化学所見:血糖532mg/dl、総蛋白7.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸7.9mg/dl、総コレステロール286mg/dl、トリグリセリド390mg/dl、AST 58IU/l、ALT 64IU/l。
- この患者で考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。10日前から心窩部に痛みを自覚するようになった。痛みは空腹時に出現することが多く、食後に軽減していた。既往歴に特記すべきことはない。身長168cm、体重56kg。体温36.2℃。脈拍64/分、整。血圧122/62mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球460万、Hb 13.9g/dl、Ht44%、白血球8,300、血小板24万。血液生化学所見:アルブミン4.1g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 22IU/l、ALT 32IU/l、LD 286IU/l(基準176~353)、ALP 221IU/l(基準115~359)、Na 136mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 102mEq/l。十二指腸球部の内視鏡像(別冊No.6)を別に示す。
- 治療方針の決定に必要な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E051]←[国試_107]→[107E053]
[★]
- 13歳の男子。左殿部の痛みを主訴に来院した。2日前、運動後に左殿部の痛みを自覚し、その後同部に腫れも出現した。同様のエピソードは過去に経験したことがないという。意識は清明。体温36.2℃。脈拍84/分、整。血圧116/72mmHg。左殿部は硬く腫脹し、圧痛を認める。発赤と皮疹とを認めない。血液所見:赤血球375万、Hb 11.2g/dl、Ht 35%、白血球6,800、血小板38万、PT 11.0秒(基準10~14)、APTT 56.0秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン220mg/dl(基準200~400)、血清FDP 12μg/dl(基準10以下)。CRP 0.3mg/dl。
- 殿部痛の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E049]←[国試_107]→[107E051]
[★]