- 28歳の女性。労作時の息切れと動悸とを主訴に来院した。生来健康で、中学と高校では陸上部に所属していた。1年前に第1子を出産した頃から、自宅の階段を昇る時に息切れと動悸とを感じるようになった。次第に症状が強くなり、1週前に急いで階段を昇った時に眼の前が暗くなったため、心配になり受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明。脈拍80/分、整。血圧98/66mmHg。SpO2 94%(room air)。両側の頸静脈の怒張を認める。呼吸音に異常を認めない。心臓の聴診でII音の亢進を認める。血液所見:赤血球480万、Hb 14.7g/dl、Ht 46%、白血球8,500、血小板17万。胸部エックス線写真(別冊No.9A)と心電図(別冊No.9B)とを別に示す。
- この患者で予想される血行動態(平均肺動脈楔入圧、平均肺動脈圧)はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A029]←[国試_107]→[107A031]
★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。6か月前に人間ドックで異常なしと診断されたが、1か月前から咳嗽が出現し、改善しないため受診した。喫煙は20本/日を40年間。意識は清明。身長158cm、体重57kg。体温36.2℃。脈拍64/分、整。血圧134/82mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球418万、Hb 12.9g/dl、Ht 40%、白血球4,600、血小板15万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン3.5g/dl、AST 30IU/l、ALT 28IU/l。胸部エックス線写真(別冊No.8A)、胸部造影CT(別冊No.8B)及びPapanicolaou染色による喀痰細胞診(別冊No.8C)を別に示す。全身検索で遠隔転移を認めない。
- 最も適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A028]←[国試_107]→[107A030]
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- 43歳の女性。1か月前から労作時の息切れを自覚し、心尖部にIII/VI度の汎(全)収縮期雑音を聴取する。心エコー図(別冊No.10A、B)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A030]←[国試_107]→[107A032]
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