- 83歳の男性。妻と2人暮らし。脳梗塞後の定期受診のため妻に伴われて診療所に来院した。5年前に脳梗塞を発症したが、ごく軽度の左片麻痺を認めるのみで、屋内はつたい歩きが可能で日常生活は自立している。要介護1であるが、介護保険サービスは屋内手すりの設置しか利用していない。趣味活動は特にない。半年前から転倒が多くなり、寝てばかりいるという。脈拍84/分、整。血圧132/88mmHg。呼吸数22/分。頭頸部に異常を認めない。胸部と腹部とに異常を認めない。見当識は保たれており、指示動作にも問題なく従える。新たな神経学的所見を認めない。座位を長く続けられず、診察時もすぐに横になりたがる。紹介した病院で頭部CTを含め精査を受けたが新たな異常は指摘されなかった。
- 適切な対応はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 30歳の初妊婦。妊娠28週5日。腹部膨満感を主訴に来院した。妊娠10週時に自宅近くの診療所を受診し分娩予定日を決定されたが、それ以降は仕事が忙しく妊婦健康診査を受けていなかった。3週前から腹部膨満感を自覚していたという。身長157cm、体重60.5kg(非妊時45.5kg)。内診で子宮口は閉鎖しており、帯下に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖2+、ケトン体(-)。随時血糖110mg/dl。胎児心拍数陣痛図で子宮収縮はなく、胎児心拍パターンに異常を認めない。腹部超音波検査で羊水指数は28cm、胎児推定体重は1,800gで胎児構造異常を認めない。経腟超音波検査で子宮頸管長は40mmである。
- 治療方針の決定に有用な検査はどれか。
[正答]
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- 36歳の男性。定期健康診断で異常を指摘され来院した。喫煙歴はない。飲酒はビール350ml/日を15年間。父親が高血圧症で治療中。身長168cm、体重60kg、腹囲77cm。脈拍76/分、整。血圧144/78mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液生化学所見:空腹時血糖99mg/dl、尿酸6.8mg/dl、総コレステロール170mg/dl、トリグリセリド70mg/dl、HDLコレステロール58mg/dl。心電図に異常を認めない。管理栄養士が本人から聴取した食事内容から、摂取エネルギー量1,900kcal/日、塩分摂取量15g/日と推定した。
- 適切な指示はどれか。
[正答]
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