- 68歳の女性。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。5日前から発熱、咳および喀痰がみられ、昨日から倦怠感が強くなったため受診した。胸部エックス線写真で両側下肺野に浸潤影を認め、急性肺炎と診断された。入院時、意識は清明。身長158cm、体重46kg。体温38.3℃。脈拍88/分、整。血圧108/64mmHg。呼吸数24/分。SpO2 96%(room air)。皮膚と粘膜とに明らかな出血傾向を認めない。両側下肺にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:赤血球390万、Hb 11.4g/dl、Ht 37%、白血球18,000(桿状核好中球8%、分葉核好中球80%、リンパ球12%)、血小板6.3万、PT 68%(基準80~120)、APTT 48秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン130mg/dl(基準200~400)、血清FDP 60μg/ml(基準10以下)。CRP 21mg/dl。
- 抗菌薬の投与とともに行う処置で適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 54歳の男性。肉眼的血尿を主訴に来院した。2週前と3日前とに肉眼的血尿に気付いた。排尿痛はない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を34年間。身長167cm、体重59kg。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧138/80mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診でクルミ大、弾性軟の前立腺を触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血1+、沈渣に赤血球5~10/1視野、白血球0~2/1視野。尿細胞診クラスⅡ(陰性)。膀胱内視鏡では可動性のある乳頭状の有茎性の腫瘤を認める。膀胱内視鏡像(別冊No.20)を別に示す。
- 次に行う対応として適切なのはどれか。
[正答]
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- 7歳の男児。右陰嚢の腫れを主訴に来院した。ペンライトを用いての診察所見の写真(別冊No.19)を別に示す。
- 保護者に対する説明で適切なのはどれか。
- a 「陰嚢の中に腸が入り込んでいます」
- b 「自然に治るので心配はありません」
- c 「バンドで鼠径部を圧迫しましょう」
- d 「精巣から戻る血液がうっ滞しています」
- e 「学校の休みに合わせて手術をしましょう」
[正答]
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