- 65歳の男性。呼吸困難を主訴に救急外来を受診した。2週前から労作時の息切れを自覚するようになった。午前2時ころ呼吸困難が出現し、徐々に増強し、座位をとっていた。午前5時の来院時、脈拍120/分、不整。血圧78/50mmHg。呼吸数25/分。SpO2 84%(room air)。頸静脈の怒張を認める。III音と両肺のcoarsecracklesとを聴取する。両下肢は冷たく、両下~に浮腫を認める。胸部エックス線写真(別冊No.10)を別に示す。
- この患者で予想される血行動態(平均肺動脈楔入圧、心係数)はどれか。
[正答]
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- 52歳の男性。胸痛を主訴に来院した。1か月前にがん検診で胸部異常陰影を指摘された。精査したところ手術が必要と診断され、本日外来で手術説明を受け翌週手術が予定された。しかし帰宅途中に車のドアで胸を打ったときに急に右胸痛が出現し再度来院した。再来院時胸痛は右胸部全体にみられ体位と関係しない。喫煙は20本/日を12年間。意識は清明。身長158cm、体重60kg。体温37.1℃。脈拍76/分、整。血圧120/74mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(鼻カニューラ2l/分酸素投与下)。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めないが、呼吸音は右側が減弱している。血液所見:赤血球354万、Hb 11.1g/dl、Ht 33%、白血球14,700、血小板15万。CRP 0.1mg/dl。心電図で異常を認めない。手術説明時の胸部エックス線写真(別冊No.9A)及び胸部造影CT(別冊No.9B)、胸痛で再来院した際の胸部エックス線写真(別冊No.9C)及び胸部単純CT(別冊No.9D)を別に示す。
- 胸痛の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D027]←[国試_107]→[107D029]
[★]
- 82歳の女性。胸部絞扼感を主訴に来院した。1か月前から階段昇降時に胸部絞扼感があり受診した。1人暮らし。生来健康である。ADLは自立している。脈拍76/分、整。血圧110/70mmHg。胸骨右縁第2肋間に収縮期雑音を聴取する。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比54%。連続波ドプラ法で記録した左室駆出血流速パターン(別冊No.11)を別に示す。冠動脈造影では冠動脈に有意な狭窄を認めなかった。
- 治療方針として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D029]←[国試_107]→[107D031]
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