- 53歳の男性。3か月前からの右耳鳴を主訴に来院した。鼓膜に異常を認めない。頭部造影MRIのT1強調像(別冊No.25)を別に示す。
- この患者の右側の検査所見として予想されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 68歳の男性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。3年前から労作時の呼吸困難を自覚していたが、3か月前から徐々に増強した。喫煙は20本/日を35年間。10年前に禁煙した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明。身長172cm、体重73kg。脈拍72/分、整。血圧136/76mmHg。呼吸数18/分。SpO2 95%(room air)。聴診で両側の背下部にfine cracklesを聴取する。血液所見:赤血球461万、Hb 13.9g/dl、Ht 44%、白血球8,700(好中球58%、好酸球5%、単球6%、リンパ球31%)、血小板26万。血液生化学所見:総蛋白7.6g/dl、アルブミン4.1g/dl、尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、AST 22IU/l、ALT 19IU/l、LD 247IU/l(基準130~235)。免疫学所見:CRP 1.0mg/dl、サーファクタントプロテインD(SP-D)240ng/ml(基準0~109)。胸部エックス線写真(別冊No.26A)と胸部高分解能CT(別冊No.26B)とを別に示す。
- この患者で低下しているのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 2か月の乳児。咳を主訴に来院した。2週前から咳が出現し、次第に咳が増悪するため受診した。咳は発作性に出現し、いったん咳が出現すると10回程度連続するという。患児は顔面を紅潮させ反復して激しくせき込んでいる。入院が必要と判断された。体温37.2℃。SpO2 98%(room air)。咽頭と胸部とに異常を認めない。
- 血液所見:赤血球394万、Hb 12.6g/dl、Ht 38%、白血球32,000(桿状核好中球1%、分葉核好中球20%、好酸球1%、リンパ球78%)、血小板21万。CRP0.3mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。
- 保護者への説明として適切なのはどれか。
- a 「隔離が必要です」
- b 「咳は数日で止まります」
- c 「病原体の迅速診断が可能です」
- d 「ペニシリン系抗菌薬が有効です」
- e 「気管支拡張薬の吸入が有効です」
[正答]
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