- 28歳の女性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。年末の休暇で帰省し、昨日の夕食に貝類を含む多くの魚介類を家族とともに生食した。本日昼ころから、軽度の腹痛を伴う水様下痢が出現し、5、6回排便があったため受診した。母親と妹とが同じ時期から下痢を発症しているが程度は軽い。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧112/76mmHg。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。腸雑音は亢進している。
- 血液所見:赤血球440万、Hb 13.5g/dl、Ht 41%、白血球8,300、血小板18万。血液生化学所見:尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、Na 137mEq/l、K 3.4mEq/l、Cl 115mEq/l。CRP 0.1mg/dl。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 40歳の女性。皮疹と全身倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から顔面、両肘および両手に皮疹が出現した。2週前から四肢の脱力、筋肉痛および全身倦怠感を認めた。意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧120/84mmHg。呼吸数28/分。赤沈38mm/1時間。血液所見:赤血球420万、Hb 11.5g/dl、Ht 40%、白血球4,700、血小板28万。血液生化学所見:CK1,404IU/l(基準30~140)。免疫学所見:CRP 0.4mg/dl、抗核抗体80倍(基準20以下)。顔面と手の写真(別冊No.24A、B)を別に示す。
- この疾患で注意すべき合併症はどれか。
[正答]
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- 5歳の男児。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。3日前から39℃の発熱と強い乾性咳嗽とが出現した。診察中に刺激性の咳嗽が著明であった。肺の聴診で明らかな副雑音は聴取されなかった。血液所見:赤血球436万、Hb 13.8g/dl、Ht 40%、白血球9,000(桿状核好中球5%、分葉核好中球55%、好酸球3%、単球5%、リンパ球32%)、血小板26万。CRP 3.5mg/dl。寒冷凝集反応1,024倍(基準128以下)。胸部エックス線写真(別冊No.25)を別に示す。
- 確定診断に有用な検査はどれか。
[正答]
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