- 52歳の男性。生来健康であったが、会社の健康診断で便潜血が陽性であったため精査を勧められて来院した。大腸内視鏡検査でS状結腸に全周性の腫瘤を認め、精査の結果、リンパ節転移を伴う進行癌と診断された。引き続き手術と抗癌化学療法とが計画されたため、入院治療が必要であることを患者に伝えた。その後、患者が勤務する会社の上司から、「今後の人員配置を検討するために、患者の病状と職場復帰の見込みを教えて欲しい」と電話で問い合わせがあった。
- 情報提供を行う上で必要なのはどれか。
- a 患者の同意
- b 病院長の承認
- c 患者の在職証明
- d 診療録の開示請求
- e 倫理委員会の承認
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。悪性腫瘍の治療中である。医療保険が適用される標準的抗癌化学療法の効果が十分でないため、海外ではすでに発売されている新薬を加えた併用療法を強く希望している。この新薬は国内ではまだ保険適用がなく、保険診療との併用も認められていない。
- この新薬を使う場合の治療費に関する説明として適切なのはどれか。
- a 「標準的治療も含めて全額が自己負担になります」
- b 「新薬の費用も含めて全額が保険で支払われます」
- c 「新薬の費用も含めて一部が自己負担になります」
- d 「併用する新薬の費用に限り自己負担になります」
- e 「新薬とは別の保険適用薬を使ったことにします」
[正答]
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- 49歳の男性。病期IVの大腸癌で抗癌化学療法のため入院した。以下のように家族に関する情報を得た。「既婚です」「子供が3人おり、上から男、男、女です」「長男は遠方で就職しており、私は妻と下の2人の子供と同居しています」「父は胃癌で72歳のときに亡くなりました」「母は脳卒中で60歳のときに亡くなりました」「4人の兄弟姉妹で上から兄、姉、私、弟です」家系図(別冊No.3①~⑤)を別に示す。
- 家系図で適切なのはどれか。
[正答]
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