- 69歳の女性。両上肢の感覚異常を主訴に来院した。数か月前から両手から上腕にかけてびりびりした感覚を自覚し、増悪したため受診した。24歳時に関節リウマチと診断され、以後、現在まで薬物治療を継続している。7年前に両側膝関節の人工関節置換術、3年前に右肘の人工関節置換術、1年前に右手指伸筋腱断裂に対する手術を受けている。歩行は不安定で杖を用いてかろうじて自力歩行している。意識は清明。体温、呼吸、脈拍および血圧に異常を認めない。握力は右9.5kg、左7.0kg。
- 現在の症状をきたす病変部位はどれか。
[正答]
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- 8か月の男児。最近笑わなくなったことを心配した両親に連れられて来院した。在胎39週3日、3,240g、Apgarスコア8点(1分)、10点(5分)で出生した。母乳栄養。追視とあやし笑い2か月、定頸3か月、お坐り6か月。7か月過ぎから笑うことが少なくなり、表情も乏しくなってきた。お坐りは一時期手を離して坐っていられたが、最近は両手を前についていないと坐っていられない。2週前からうなずくような動作をよく反復する。うなずきに同期して両手を上げるような動作をする。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
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- 11か月の乳児。陰嚢内に左精巣を触れないことを主訴に母親に伴われて来院した。1か月健康診査で陰嚢内に左精巣が触れないことを指摘された。身長70cm、体重7.5kg。右精巣は陰嚢内に認め、左鼠径管内に可動性のある小指頭大の柔らかい腫瘤を認める。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。
- この疾患について母親へ説明する内容として適切でないのはどれか。
- a 片側性のことが多い。
- b 精子形成障害をきたす。
- c 悪性化する可能性が高い。
- d 精巣の発育障害をきたす。
- e 小学生になってから手術を行う。
[正答]
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