- 43歳の女性。1か月前から労作時の息切れを自覚し、心尖部にIII/VI度の汎(全)収縮期雑音を聴取する。心エコー図(別冊No.10A、B)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 28歳の女性。労作時の息切れと動悸とを主訴に来院した。生来健康で、中学と高校では陸上部に所属していた。1年前に第1子を出産した頃から、自宅の階段を昇る時に息切れと動悸とを感じるようになった。次第に症状が強くなり、1週前に急いで階段を昇った時に眼の前が暗くなったため、心配になり受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明。脈拍80/分、整。血圧98/66mmHg。SpO2 94%(room air)。両側の頸静脈の怒張を認める。呼吸音に異常を認めない。心臓の聴診でII音の亢進を認める。血液所見:赤血球480万、Hb 14.7g/dl、Ht 46%、白血球8,500、血小板17万。胸部エックス線写真(別冊No.9A)と心電図(別冊No.9B)とを別に示す。
- この患者で予想される血行動態(平均肺動脈楔入圧、平均肺動脈圧)はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A029]←[国試_107]→[107A031]
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- 42歳の女性。発熱を主訴に来院した。1週前から発熱を認め自宅近くの診療所で感冒薬と解熱薬とを処方されたが、改善しないため受診した。身長162cm、体重48kg。体温38.6℃。脈拍96/分、整。血圧98/42mmHg。呼吸数15/分。聴診で拡張期灌水様雑音(拡張早期性雑音)を認める。血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dl、Ht 42%、白血球17,300(桿状核好中球12%、分葉核好中球70%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球10%)、血小板12万、PT 84%(基準80~120)。血液生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、AST 28IU/l、ALT 16IU/l、LD 377IU/l。CRP 3.6mg/dl。心エコー図(別冊No.11)を別に示す。
- この患者の合併症として最も留意すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A031]←[国試_107]→[107A033]
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