- 13歳の女子。呼吸困難を主訴に来院した。通学する中学校で体育大会に参加していた。午前11時ころ、次の競技に参加するため集合していたところ、目のチカチカ、流涙およびのどや鼻の痛みを自覚し、しばらくすると息苦しさを覚えたという。天気は晴れ。気温28℃、湿度55%。風は穏やかであった。意識は清明。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧102/72mmHg。呼吸数16/分。皮膚は軽度湿潤している。眼球結膜は充血している。咽頭には発赤がみられる。同様の症状を訴える生徒が他に数名いるという。
- 原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 32歳の女性。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。以下に外来での医師と患者との会話を示す。医師「診断は風邪でいいと思います。それでは、お薬を出しておきますね」患者「あの、ちょっと相談したいことがあるのですが」医師「どうされたのですか」患者「実は、来月結婚することになっているのですが、遺伝病の身内がいるので、ちょっと心配なんです」医師「もう少し教えていただけますか」患者「はい。母方の祖父が大腸癌で亡くなっていて、母方の2人の叔父が家族性腺腫性ポリポーシスといわれて手術を受けているんです。この病気は、原因遺伝子を持っていれば、ほぼ全員が若いうちに発症するらしいのですが、将来私に子供ができた場合、遺伝する可能性はあるのでしょうか」医師「なるほど。そのことを心配されているのですね。ところで、ご両親はお元気ですか」患者「はい。父と母は今年で70歳になりますが、元気で手術を受けたこともありません」医師「今度結婚されるお相手の方の家系で同じ病気の方はいらっしゃいますか」患者「いえ、おりません」
- この患者の子供に家族性腺腫性ポリポーシスが発症する確率はどれか。
- a 男0%、女0%
- b 男12.5%、女12.5%
- c 男25%、女0%
- d 男25%、女25%
- e 男50%、女12.5%
[正答]
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- 86歳の女性。発熱と意識障害のため搬入された。搬入時の意識レベルはJCSII-10。体温38.3℃。脈拍112/分。血圧122/56mmHg。呼吸数30/分。SpO2 98%(マスク4l/分酸素投与下)。膿尿と末梢血白血球増多とを認め、尿路感染症に伴う敗血症と診断し緊急入院とした。高度の貧血に対して濃厚赤血球2単位を輸血するとともに、乳酸リンゲル液の急速輸液とセフェム系抗菌薬の点滴投与とを行った。いったん状態は安定したが、翌日の深夜、モニターのアラームが鳴ったため看護師が病室に駆けつけたところ心肺停止状態であった。直ちに心肺蘇生法を行ったが、反応せず死亡した。
- まず行うべき対応はどれか。
- a 遺族に状況を正確に説明する。
- b 遺族に医療過誤であると告げる。
- c 第三者医療事故調査機関に届け出る。
- d 医療事故として所轄の警察署に届け出る。
- e 死因を尿路感染症とした死亡診断書を発行する。]]
[正答]
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