- 55歳の男性。職場の定期健康診断の後、減量指導を受けるため、職場の医務室を訪れた。身長165cm、体重70kg。健康診断では肥満以外に特記すべき所見を指摘されなかった。仕事は事務作業で、勤務中はほとんどの時間を机に向かって過ごしている。通勤には自家用車を使っている。勤務の都合で運動する時間を確保するのが難しいため、現在の身体活動レベルのまま、BMI(Body Mass Index)が22となる体重を目標に減量することにした。55歳の男性の基礎代謝基準値は21.5kcal/kg/日である。また、推定エネルギー必要量と基礎代謝量の比は、身体活動レベルがI(低い)なら1.50、II(ふつう)なら1.75、III(高い)なら2.00である。この受診者に提示する一日の推定エネルギー必要量(kcal)を求めるための計算式はどれか。
- a 22×21.5 ×1.50
- b 22×21.5 ×1.75
- c 22×21.5 ×2.00
- d 70×21.5 ×1.50
- e 70×21.5 ×1.75
- f 70×21.5 ×2.00
- g 22×1.65 ×1.65 ×21.5 ×1.50
- h 22×1.65 ×1.65 ×21.5 ×1.75
- i 22×1.65 ×1.65 ×21.5 ×2.00
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、58~60の問いに答えよ。
- 57歳の男性。便潜血検査で異常を指摘され精査のため来院した。
- 現病歴:50歳時に大腸ポリープで内視鏡的切除術を受けた。その後、特に症状を認めないためそのままにしていた。先日、同僚が大腸癌で手術を受けたため、自分も癌ではないかと気になり自宅近くの診療所を受診した。尿検査、血液検査および腹部超音波検査で異常はなく、便潜血検査で陽性を指摘され受診した。
- 既往歴:28歳時に急性虫垂炎で手術。
- 生活歴:喫煙は20本/日を25年間。飲酒はビール350ml/日を35年間。2年前から禁煙、禁酒している。
- 家族歴:父親が大腸癌のため89歳で死亡。
- 現症:身長165cm、体重67kg。体温36.6℃。脈拍72/分、整。血圧130/84mmHg。呼吸数14/分。右下腹部に軽度の圧痛と手術後の瘢痕とを認める。筋性防御と反跳痛とを認めない。腫瘤を触知しない。
- 検査所見:血液検査:赤血球420万、Hb 13.4g/dl、Ht 42%、白血球8,200、血小板28万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン3.8g/dl、総コレステロール230mg/dl、AST 36IU/l、ALT 36IU/l。CRP 0.03mg/dl。これまでの臨床経過と既往歴から下部消化管内視鏡検査を行った。下行結腸の内視鏡像(別冊No.6)を別に示す。
- 患者から「この病気が日本で増えているとおっしゃいましたが、その原因は何ですか」と質問があった。
- 適切な回答はどれか。
[正答]
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- 調査開始時に肺癌に罹患していなかった10万人をその時点の喫煙状況で2つのグループに分けた。調査開始後5年間の肺癌罹患の有無を調べた結果を以下に示す。
[正答]
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