- 生後3日の新生児。チアノーゼのため搬入された。38週3日、体重2,869gで出生した。生後2日からチアノーゼを認めていたが、徐々に増強し、体動も不活発となった。身長49.3cm、体重2,812g。体温37.2℃。心拍数144/分、整。血圧88/56mmHg。心音はII音が単一で、胸骨左縁第2肋間にわずかに連続性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。右肋骨弓下に肝を2cm触知する。右心室造影写真(別冊No.13A. B)を別に示す。
- この患児に使用すべき治療薬はどれか。
[正答]
E
プロスタグランディンE1 : 約 28,900 件
プロスタグランジンE1 : 約 194,000 件
- よって後者に書き換え
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。1か月前に歯科治療を受け、数日後に全身倦怠感と発熱とが出現した。その後、労作時の息切れが出現し、徐々に増悪したため来院した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温38.5℃。脈拍104/分、整。血圧140/82mmHg。心尖部で3/6度の全収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。神経学的に異常を認めない。血液培養検査にてグラム陽性球菌が検出された。抗菌薬の静注を開始したが、炎症所見の改善はみられなかった。心エコー図(別冊No.14)を別に示す。
- この病態で出現すると考えにくいのはどれか。
[正答]
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[★]
- 19歳の男性。サッカーの試合中に左側腹部を蹴られ、左側腹部痛と血尿とを主訴に来院した。意識は清明。身長171cm、体重68kg。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧104/62mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。左側腹部に皮下血腫と圧痛とを認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血3+。血液所見:赤血球 360万、 Hb 11.8g/dl、 Ht 35%、白血球 8,600、血小板 26万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dl、アルブミン 3.8g/dl、尿素窒素 18mg/dl、クレアチニン 0.7mg/dl。CRP 0.3mg/dl。
- まず行う対応として適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 英
- pulmonary atresia, PA
- 関
- 純型肺動脈弁閉鎖症
概念
- 肺動脈弁の閉鎖が存在し、右室の低形成を伴う。
- 静脈血の酸素化は静脈血が心房中隔欠損孔から体循環に入り、動脈管を介して肺動脈に流れ込むことでなされる。
- 症状はチアノーゼ、不活発などである。
- 心室中隔欠損がないものは純系肺動脈閉鎖症と呼ばれる。
国試
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- 英
- pure pulmonary atresia, PPA
- 関
- 肺動脈弁閉鎖症
国試