- 10歳の男児。自転車で走行中に自動車にはねられたため搬入された。意識レベルはJCS II-20。脈拍120/分、整。血圧86/42mmHg。血液所見:赤血球 290万、Hb 7.2g/dl、Ht 27%、白血球 11,200、血小板 15万。酸素吸入と輸液とを開始後、腹部超音波検査を行い肝腎境界部に液体貯留を乾めた。血圧が108/64mmHgに上昇した後に施行した腹腔動脈造影写真(別冊No.10)を別に示す。
- 対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A037]←[国試_105]→[105A039]
★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の女性。食後の腹部膨満感を主訴に来院した。1か月前から2週間にわたり、南アジアを旅行した。帰国3日前から、1日2、3回の軟便と食後の腹部膨満感とが出現し、帰国後も10日以上持続したため受診した。体温36.4℃。脈拍88/分、整。血圧120/70mmHg。腹部に圧痛を認めない。腸雑音は軽度亢進している。血液所見:赤血球 390万、Hb 11.2g/dl、 Ht 34%、白血球 6,500、血小板 32万。血液生化学所見:尿素窒素 20mg/dl、クレアチニン 0.4mg/dl、AST 31IU/l、ALT 40IU/l、LD 203IU/l(基準176-353)。ALP 344IU/l(基準115-359)、Na 140mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 101mEq/L。CRP 0.4mg/dl。便の顕微鏡写真(別冊No.9)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A036]←[国試_105]→[105A038]
[★]
- 82歳の男性。尿量の減少と全身倦怠感とを主訴に来院した。 3年前に胃癌にて胃全摘術を受けたが、受診は2年前から中断している。意識は清明。体温36.7℃。血圧144/94mmHg。上腹部に手術痕を、両下肢に強い浮腫を認める。その他の身体診察所見に明らかな異常を認めない。血液所見:赤血球 362万、 Hb 10.8g/dl、Ht 28%。血液生化学所見:尿素窒素 40mg/dl、クレアチニン 2.8mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl, AST 38IU/l、 ALT 42IU/l、Na 132mEq/l、K 5.6mEq/l、C1 98 mEq/l。腹部超音波検査で膀胱内に尿を認めない。胸部エックス線写真にて心胸郭比 58%。腹部単純CT(別冊No.11)を別に示す。
- まず行う処置として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A038]←[国試_105]→[105A040]
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[★]
- 英
- hemoperitoneum, intra-abdominal hemorrhage, intraabdominal bleeding
- ラ
- haemorrhagia intraabdominalis
- 同
- 腹腔出血
- 関
- 腹膜腔出血
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救急
治療
国試
参考
- http://blog-imgs-27.fc2.com/m/e/d/med4/100A34.jpg