- 74歳の男性。2時間前から持続している胸痛を主訴に救急外来を受診した。糖尿病で通院中。脈拍124/分、整。血圧114/72mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。来院時の緊急検査で赤血球 440万、Hb 14.0g/dl、Ht 46%、白血球 8,200、CK 86IU/l(基準30-140)、心筋トロボニンT O.2ng/ml(基準0.1以下)、CRP 0.1mg/dl。来院時の心電図(別冊No.6)を別に示す。
- この患者に対する治療方針の決定にあたって必要がないのはどれか。
- a 心エコー検査
- b 胸部エックス線撮影
- c 心電図モニタリング
- d 12誘導心電図の再検査
- e 血液生化学検査の再検査
[正答]
※国試ナビ4※ [105G039]←[国試_105]→[105G041]
★リンクテーブル★
[★]
- 23歳の男性。引きこもりを心配した両親に伴われて来院した。幼児期に言葉の遅れを指摘され「ことばの教室」に通った。そのころから一人遊びが好きで、友達はできず自宅でゲームばかりしていた。小中高校を通じて、学業成績は良好であったが、不器用で、体育は不得意であった。大学に進学し留年もせず卒業したが、就職括動では書類審査は合格するが面接試験ですべて不合格となった。最近は自宅にこもりゲームに興じていることが多い。こだわりが強く、家族がゲームを止めさせようとすると興奮し暴れる。会話では吃音が目立ち、視線を合わせない。表情には感情表出が乏しい。
- 診断に有効な心理・精神機能検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G040]←[国試_105]→[105G042]
[★]
- 42歳の男性。高血圧症治療中の父が脳梗塞を発症したため、自身の血圧を心配して来院した。職場の健康診断は毎年受診しているが、異常を指摘されたことはない。喫煙歴はない。12年前からビ-ル350mlを毎日飲んでいる。運動は月に1回のゴルフを10年間。身長175cm、体重70kg。脈拍72/分、整。血圧164/92mmHg。心音に異常を認めない。腹部に血管性雑音を聴敬しない。浮腫を認めない。
- まず勧めるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G038]←[国試_105]→[105G040]
[★]