- 32歳の女性。健康診断の腹部超音波検査で肝右葉背面の腫瘍性病変を指摘され来院した。既往歴に特記すべきことはない。身長159cm、体重57kg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 426万、 Hb 13.1g/dl、 Ht 39%、白血球 7,400、血小板 18万。血液生化学所見:血糖 98mg/dl、総蛋白 7.9g/dl、アルブミン 4.4g/dl、尿素窒素 9mg/dl、総コレステロール 125mg/dl、総ビリルビン 0.8mg/dl、 AST 12IU/l. ALT 15IU/l、 ALP 250IU/l(基準115-359)。免疫学所見 AFP 5ng/mL(基準20以下)、 CEA 1.4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 22U/ml(基準37以下)。腹部ダイナミックCTの動脈相(別冊No.2A)と門脈相(別冊No.2B)とを別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の男性。皮膚の角化性紅斑を主訴に来院した。 2年前から手指の関節と手関節とに痛みと腫脹とがあり治療を受けていた。最近、手指の爪に変形が生じ、頭部、四肢関節部および臍部に境界明瞭な角化性紅斑が生じてきた。リウマトイド因子(RF)陰性。手指と腹部の写真(別冊No.1A)と紅斑部の生検組織のH-E染色標本(別冊No.1B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A024]←[国試_105]→[105A026]
[★]
- 51歳の女性。難聴と耳漏とを主訴に来院した。 25年前から時々耳漏があった。
- 5年前から徐々に難聴が増悪し、耳漏を繰り返すようになった。側頭骨エックス線写真で乳突洞の発育は抑制されているが、骨破壊は認めない。右耳の鼓膜写真(別冊No.3A)とオージオグラム(別冊No.3B)とを別に示す。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A026]←[国試_105]→[105A028]
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[★]
- 英
- hepatic hemangioma, hemangioma of the liver
- 関
- カサバッハ・メリット症候群
誘因
組織学的分類
検査
超音波エコー
CT
- ダイナミック造影CTにおいて、経時的に周辺から造影効果が出現。 造影効果が長く続く ⇔ 肝細胞癌:造影効果は動脈相で最強となった以降は低下する。
- 均一に造影効果が現れる。
MRI
- T1
- T2:著しい強信号(腫瘍内に酸素化された血液が長時間停滞するため(YN.B-55))
- 造影:+
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