- 50歳の男性。食事の際の胸につかえる感じを主訴に来院した。数年前から急いで食事をすると胸のつかえ感が出現するため、食習慣に注意していたが症状はゆっくり進行し、最近では嘔吐することもあった。体重は最近1年間で5kg減少した。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。上部消化管内視鏡検査では食道の拡張、食道内の食物残渣および胃粘膜の軽度萎縮を認める。上部消化管造影写真(別冊No.12A)と次に行った食道内圧検査の結果(別冊No.12B①~⑤)とを別に示す。
- 嚥下時の食道内圧検査所見のうち、確定診断の根拠となったのはどれか。2つ選べ
- a ①の収縮圧が低い。
- b ②~④で同時に収縮している。
- c ②~④で第2の弱い収縮を認める。
- d ③の収縮圧が低い。
- e ⑤の圧が下がらない。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 6歳の女児。身長が伸びないことを心配した母親に伴われて来院した。35週1日、2,450gで頭位自然分娩で出生した。新生児仮死はなかった。精神運動発達は順調であったが、ここ1年間身長がほとんど伸びておらず、1か月前からは元気がなく、食欲も低下しているという。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明だが、活気がない。身長107cm(-1.2SD)、体重18.2kg(-0.6SD)。体温36.0℃。脈拍64/分、整。血圧100/74mmHg。身体診察所見では、バランスのとれた体つきで、頭顕部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を2cm触知する。脾を触知しない。腫瘤を触知しない。成長曲線(別冊No.11)を別に示す。
- 診断のために有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 8月上旬のある日。午後3時過ぎに、都市部にある中学校の生徒8人が相次いで、頭痛、咽頭痛、咳、目がチカチカするなどの訴えで来院した。いずれの生徒も校庭でクラブ活動をしていたという。天気は快晴。気温35.2℃、湿度60%。風向および風速は南南西の風1.2メートル/秒であった。
- この現象の原因物質の生成に関与するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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