- 英
- continuous murmur
- 関
- 心雑音
-
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Japanese Journal
- 心雑音 (特集 これが大切! 1カ月以内の新生児疾患) -- (症候からみた鑑別診断のしかた)
- 中村 猛,宮川 園子,白石 裕一,山南 将志,夜久 均
- 日本心臓病学会誌 =Journal of cardiology. Japanese edition 1(3), 178-180, 2008-05-15
- NAID 10024421815
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- 動静脈性連続性雑音 † 動静脈瘻,冠動脈瘻,左冠動脈起始異常,Valsalva洞と右心系の交通 ↑ Valsalva洞動脈瘤破裂 † 収縮期あるいは拡張期のどちらかでより大きくなる傾向があり,ときに to-and-fro murmur の印象を受けることがある
- 連続性雑音 continuous murmur 「概念」 連続する心雑音のこと。 シャントがあるとき聴取 大動脈 → 静脈系 ① 動脈管開存症 ② Valsalva 洞動脈瘤瘻 ③ 大動脈中隔欠損症 冠動脈 → 静脈系 ① 冠動静脈瘻 ② 肺動静脈瘻 「参考」(静脈 ...
- 呼吸音・ラ音について・連続性ラ音,滋賀医科大学 呼吸器内科 助教の長尾大志が作っています。 ... 触覚振盪音、というのは声音振盪のことですね。 音自体の速度は空中より水中が約4倍早いのですが、声音振盪は声帯で発生 ...
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- 次の文を読み、59~61の問いに答えよ。
- 10歳の男児。高身長と心音異常とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 生来健康で、日常生活も普通に送っていた。学校の健康診断で高身長と心音異常とを指摘された。
- 既往歴 : 在胎39週2日、正常分娩で出生。出生体重2,960g、Apgarスコア9点(1分)。4か月で首がすわり、7か月でお座り、10か月で這い這いをした。1歳4か月で意味のある単語を話し、1歳11か月で二語文を話した。2歳1か月で独りで歩いた。入院歴はない。薬剤・食物アレルギーはない。
- 家族歴 : 父親は、身長190cm、体重69kg。やせ形で手足や指が長い。20歳代に自然気胸の既往がある。母親は身長163cm、体重54kg。1歳から3歳の間に3回の熱性けいれんの既往がある。
- 現 症 : 意識は清明。身長158cm、体重38kg。体温36.2℃。脈拍76/分、整。血圧 126/78mmHg。顔貌に特徴はない。中等度の漏斗胸を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。脊柱側彎を認める。四肢・指が長い。浮腫を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [103B059]←[国試_103]→[103B061]
[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 4か月の乳児。体重増加不良と発達遅延の疑いとを主訴に来院した。
- 現病歴:生後数時間から心雑音が聴取され、7mmの欠損孔を有する心室中隔欠損症と診断された。生後2週から利尿薬を内服している。この1か月の体重の増加は約300gであった。
- 発育・発達歴 在胎38週2日、3,240gで出生。追視は可能、頚定は十分でない。
- 既往歴・家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 体動は活発。身長64.2cm、体重4.8kg。体温37.1℃。呼吸数60/分。心拍数132/分、整。右肋骨弓下に肝を2.5cm触知する。
- 検査所見 胸部エックス線写真(別冊No.4)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [105F026]←[国試_105]→[105F028]
[★]
- 生後3日の新生児。チアノーゼのため搬入された。38週3日、体重2,869gで出生した。生後2日からチアノーゼを認めていたが、徐々に増強し、体動も不活発となった。身長49.3cm、体重2,812g。体温37.2℃。心拍数144/分、整。血圧88/56mmHg。心音はII音が単一で、胸骨左縁第2肋間にわずかに連続性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。右肋骨弓下に肝を2cm触知する。右心室造影写真(別冊No.13A. B)を別に示す。
- この患児に使用すべき治療薬はどれか。
[正答]
E
プロスタグランディンE1 : 約 28,900 件
プロスタグランジンE1 : 約 194,000 件
- よって後者に書き換え
※国試ナビ4※ [105D038]←[国試_105]→[105D040]
[★]
- 32歳の男性。左前胸部痛を主訴に来院した。4日前から38℃前後の発熱があり市販の総合感冒薬を服用していた。2日前から左前胸部に痛みを感じるようになったため心配になり受診した。痛みは持続性のじりじりする感じの痛みで、いつから症状があったかはっきりしないが、少しずつ症状が増悪してきており、現在は深く息を吸うとやや増強するという。心電図(別冊No. 3)を別に示す。
- 最も予想される聴診所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B028]←[国試_113]→[113B030]
[★]
- 62歳の女性。安静時の息切れを主訴に来院した。60歳ころから心雑音を指摘されていたが、放置していた。6か月前から労作時の息切れと動悸とを感じるようになった。脈拍84/分、整。血圧126/74mmHg。呼吸音に異常を認めない。収縮終期心エコー図(別冊No.7A)と収縮中期カラードプラ心エコー図(別冊No.7B)とを別に示す。
- 聴診所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A024]←[国試_104]→[104A026]
[★]
- 26歳の女性。会社の健康診断で心雑音を指摘され来院した。身長164cm、体重50kg。体温36.2℃。呼吸数16/分。脈拍56/分、整。血圧112/72mmHg。心エコー図を以下に示す。この病態に特徴的なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A022]←[国試_100]→[100A024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B071]←[国試_101]→[101B073]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099E025]←[国試_099]→[099E027]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [098H025]←[国試_098]→[098H027]
[★]
- 英
- patent ductus arteriosus, PDA
- 関
- 心室中隔欠損症、心房中隔欠損症
- 動脈管、動脈管索
まとめ
- 出生後72時間以内に閉鎖するはずの動脈管が残存することが本疾患の本態である。多くの症例では無症状であり、2LSBに連続性雑音を聴取することで診断されうる。動脈管開存の程度が大きい場合、左心系負荷、左心不全、あるいは肺高血圧によりアイゼンメンゲル症候群を来しうる(この場合のチアノーゼは下半身に起こる)。また、動脈管の圧迫により左反回神経麻痺を起こしうる。治療は動脈管結紮切離術、コイル塞栓法、(未熟児に対しては)インドメタシン投与により行う。(YN.C-123 SSUR.360)
概念
病因
疫学
- 先天性心疾患の約5-10% (YN.C-123)
- 男女比 = 1:2-3 (YN.C-123)
病態
肥大部位 PHD.380-
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RA
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RV
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LA
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LV
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ASD
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○
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○
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VSD
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○
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○
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○
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PDA
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○
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○
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症候
- 左心房肥大、左心室肥大
- 左心不全
- (次第に)肺高血圧
- (肺高血圧からアイゼンメンゲル化した症例)下半身のチアノーゼ
身体所見
脈拍
聴診
- シャント量によって所見が変化する。
- 新生児期(つまり病初期)には収縮期雑音。 → 拡張期雑音が出現し連続性雑音となる(拡張期雑音は高まった動脈圧によりdriveされる動脈管から肺動脈への血流を反映。よってII音でピークとなる)。 → 肺高血圧の進行により、収縮期雑音のみとなり、IIp音が亢進。
検査
胸部単純X線写真
- 左第一弓↑、左第三弓↑、左第四弓↑
- 左第二弓↑(SPE.449)
- 肺血管陰影増強
心エコー
心カテーテル検査
- カテーテルの肺動脈から大動脈弓への到達
- 肺動脈血の酸素飽和度上昇
- 肺動脈圧上昇
心電図
- 左室肥大、V5-V6に目立つq波 (SPE.449)
治療
- 生後半年を過ぎると動脈管自然閉鎖はまれである
方針
- ガイドライン1
- 細い動脈管で心雑音のない場合(silent PDA)について治療適応かどうかは統一見解がない。
- 治療適応は連続性雑音が見られる場合であり、肺血管抵抗が高くなり右左短絡が主体で高度の肺高血圧が見られる例、あるいはEisenmenger化した例については治療適応がない。
- 治療法の選択は形態と太さによる。心エコーで評価できなければ造影CTやMRIを施行する。
- 経皮的コイル塞栓術は最小内径が2.5mm以下の場合に第一選択となり、狭窄部がない筒型や、最小内径が4mm以上の場合にはコイル塞栓症は適応とならない。窿形成を伴っている場合や、動脈管の長さが短いwindowsタイプではステントグラフト内挿術や外科手術が適応となる。
↓これは出典不明
- シャント量が小さい場合でも感染性心膜炎のリスクとなるため、全例で手術適応。
- 未熟児~乳児期に心不全を認める例:早期手術
- その他:待機的に3-6歳での手術
手術療法
- 適応:肺高血圧合併症例、易感染性や発育不全を認める症例。(SPE.450)
- 手術法:動脈管の結紮切離
interventional radiography
内科的治療
ガイドライン
- 1. 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf
[★]
- 英
- ruptured aneurysm of the aortic sinus of Valsalva
- 同
- 大動脈洞動脈瘤破裂 ruptured sinus of Valsalva aneurysm、ヴァルサルヴァ洞動脈瘤破裂、Valsalva洞動脈瘤破裂、ruptured aneurysm of sinus of Valsalva
- 関
- 大動脈洞=バルサルバ洞
まとめ
- 先天的に脆弱性によりValsalva洞が右室もしくは右房に突出しており、それが何らかの誘因によって破裂することにより左右シャントから心不全をきたす疾患である。
病因
- 先天的:Valsalva洞の脆弱性
- 後天性:梅毒、感染性心内膜炎、真菌
病態
症状
- 破裂前は無症状
- 突然の胸痛、呼吸困難、動悸、うっ血性心不全 (YN.C-125)
身体所見
聴診
治療
- Valsalva洞動脈瘤破裂はシャント量が少量であっても手術適応である。A弁の変形や細菌性心内膜炎リスクが高くなるためである。(SSUR.361)
- 右房あるいは右室経由でValsalva洞動脈瘤の突出部を切除しパッチ閉鎖 (SSUR.361)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- machinery murmur
- 同
- ギブソン雑音 Gibson murmur、機械様連続性雑音
- 関
- 連続性雑音
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- 英
- noise
- 関
- ノイズ、心雑音、部分音
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- 英
-
- 関
- 一連、系、継続、継続性、継続的、稽留、系列、結果、シークエンス、シーケンス、シリーズ、持続性、持続的、順序、筋道、存続、続く、続ける、配列、配列決定、頻繁、連続性、連続的、絶えず、持続型、連発
[★]
- 英
- continuity、continuous、serial、continued、continuously、serially
- 関
- 継続、継続的、稽留、系列、持続、持続性、持続的、連続、連続的、持続型
[★]
- 英
- tone、sound
- 関
- 緊張、緊張度、トーン、響く、健全