- 1歳6か月の男児。 1歳6か月児健康診査のため来院した。正常分娩で出生した。 1か月時の健康診査で心雑音を指摘され経過観察されていた。呼吸困難とチアノーゼとを認めない。身長80cm、体重12.2kg。体温36.8℃。呼吸数28/分。脈拍92/分、整。血圧94/60mmHg。胸骨左線第2肋間を最強点とする4/6度の粗い収縮中期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。体重減少を主訴に来院した。 4か月前から時々心窩部痛があり、体重が約10kg減少した。身長153cm、体重38kg。眼瞼結膜に貧血を認める。腹部は平坦、軟で、腫瘤を触知しない。血液所見:赤血球 295万、Hb 6.9g/dl、Ht 26%。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dl、アルブミン 3.3g/dl、 AST 30IU/l、ALT 32IU/l。LD 326IU/l(基準176-353)。 CEA 12ng/ml(基準5以下)。上部消化管内視鏡検査を施行し、生検で印環細胞癌とHelicobacter pylori陽性と診断された。上部消化管内視鏡写真(別冊No.15A)と腹部造影CTの冠状断像(別冊No.15B、C)とを別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A044]←[国試_105]→[105A046]
[★]
- 68歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。最近労作時の息切れを自覚するようになっていた。午前3時ころから息苦しくなり泡沫様の痰を喀出し、臥位をとれなくなったため救急外来を受診した。夏の暑さのため食欲はないが、麦茶を多飲している。尿量は保たれているという。 60歳時に心筋梗塞の既往がある。意識は清明。呼吸数22/分。脈拍104/分、整。血圧116/76mmHg。頚静脈の怒張を認める。四肢末梢に冷感を認めない。両側肺野にcoarse cracklesを聴取する。心尖部にIII音を聴取する。右肋骨弓下に肝を4cm触知する。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)85%であったが、酸素吸入によってSpO2は96%まで上昇した。
- 治療薬として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A042]←[国試_105]→[105A044]
[★]
[★]
- 英
- pulmonic stenosis, pulmonary stenosis, PS, pulmonary valve stenosis
- 同
- 肺動脈狭窄症、肺動脈狭窄
- 関
- 右室流出路
- crescendo-decrecscendo murmur at pulmonic area
- right ventricular hypertrophy
- right atrial enlargement would not be present
概念
疫学
- 肺動脈弁の狭窄が90%以上を占める(PHD.387)
- 先天性心疾患の10%で肺動脈弁狭窄症が見られる(PHD.387)
病因
- 参考1
病態
重症度
- a peak systolic transvalvular pressure gradient
- >50 mmHg : mild
- 50< < 80 mmHg : moderate
- > 80 mmHg : severe
症状
身体所見
- 頚静脈圧波:a波の亢進
- RV heaveを胸骨上で触れる
- II音減弱
- 収縮期駆出性雑音。ダイヤモンド型。2LSB。
- PS(肺動脈弁狭窄症)の駆出性雑音は吸気で減弱するのが特徴。(PHD.388)
- This occurs bacause with inspiration, the augmented right-sided filling elevates the leaflets into the pulmonary artery prior to RV contraction, preemping the rapid tensing in early systole that is thought to produce the sound.(PHD.388)
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of pulmonic stenosis - uptodate [1]
国試