- 54歳の女性。顔と手足のむくみを主訴に来院した。10年前から疲れやすく便秘がちになったが、加齢によるものと思い、そのままにしていた。数か月前から指輪や靴がきつくて入らなくなったことを気にしていた。2日前、数年ぶりに帰省した娘から「顔が腫れている。声も以前はそんなにしわがれていなかった」と指摘され、心配になって受診した。身長156cm、体重58kg。体温35.0℃。呼吸数16/分。脈拍52/分、整。血圧124/90mmHg。皮膚は乾燥。下肢に指圧痕を残さない浮腫を認める。血液所見:赤血球 360万、Hb 12.6g/dl、Ht 39%、白血球 4,500、血小板 21万。血液生化学所見:空腹時血糖 96mg/dl、Na 142mEq/l、K 4.3mEq/l、Cl 103 mEq/l。
- この病態でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I038]←[国試_105]→[105I040]
★リンクテーブル★
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- 45歳の女性。自転車で走行中に車と衝突し、直後から意識障害をきたしたため搬入された。入院時および翌日の頭部単純CTに異常を認めなかった。入院後3日で意識が回復し、上下肢には麻痺を認めず,歩行も正常であった。日常会話に支障はないが、食事後5分経つと食事をしたことを忘れている。自分では物覚えは正常だと思っている。行きたいところがあると、一人でどんどんその方向に歩いて行ってしまう。この患者が入院後3週で自宅に退院することとなった。
- 家族への説明で適切でないのはどれか。
- a 口論しやすい。
- b 浪費しやすい。
- c 転倒しやすい。
- d 戸締りを忘れやすい。
- e 火を消し忘れやすい。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I037]←[国試_105]→[105I039]
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- 76歳の女性。右膝痛を主訴に来院した。以前から時々右膝の腫脹と疼痛とがあったが、1週間程度で改善していた。10日前から右膝痛が出現し、昨日から増悪し歩行困難となった。体温38.7℃。右膝関節に腫脹、発赤、局所熱感および関節水症を認める。関節穿刺液は黄色半透明である。右膝関節エックス線写真(別冊No.4)を別に示す。
- 右膝痛の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
B
- ときに全身症状(発熱、白血球増多、CRP上昇、赤沈亢進)を伴うらしい。
※国試ナビ4※ [105I039]←[国試_105]→[105I041]
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