- 英
- cerebral embolism
- 同
- 脳塞栓
- 関
原因
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Japanese Journal
- 播種性アスペルギルス症による脳出血で死亡した潰瘍性大腸炎の1剖検例
- 檜沢 一興,畑田 鉄平,守永 晋,工藤 哲司,中守 真理,松本 主之,飯田 三雄
- Nippon Shokakibyo Gakkai Zasshi 110(4), 648-654, 2013
- … 80歳,女性.全大腸炎型潰瘍性大腸炎の重症再燃で当科入院となった.ステロイド強力静注で治療し,Azathioprine 50mgを継続中に原因不明の炎症反応と多発脳塞栓症が出現した.Cytomegalovirus腸炎治療後,左肺に1cmの空洞病変を認めたが自然消褪した.しかしbDGは上昇し,第24病週に広範な脳出血で死亡した.剖検にて播種性アスペルギルス症による脳出血が死因と判明した. …
- NAID 130003364357
- 畑山 さや香,緒方 利安,大川 将和 [他]
- Brain and nerve : 神経研究の進歩 64(10), 1175-1179, 2012-10-00
- NAID 40019457094
- 抗凝固・抗血栓療法の進歩 : 新しい抗凝固薬とワルファリンとの比較 (AYUMI 血液凝固異常研究の進歩)
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- 脳塞栓症(のうそくせんしょう)とは、心臓疾患(心臓弁膜症・心筋梗塞・細菌性心内膜炎・心房細動など)に由来する決戦が脳の血管に運ばれて脳内で詰まる病気で突発性の病気です。意識障害は脳血栓症より強く段階的に脳梗塞へと進行 ...
- 世界大百科事典 第2版 脳塞栓症の用語解説 - 脳梗塞は次の四つに大きく分けられる。すなわち,動脈硬化であるアテローム硬化を伴う脳血栓症,脳塞栓症,他の原因による脳梗塞,原因不明の脳梗塞である。(1)アテローム硬化を伴う ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の女性。発熱を主訴に来院した。1週前から発熱を認め自宅近くの診療所で感冒薬と解熱薬とを処方されたが、改善しないため受診した。身長162cm、体重48kg。体温38.6℃。脈拍96/分、整。血圧98/42mmHg。呼吸数15/分。聴診で拡張期灌水様雑音(拡張早期性雑音)を認める。血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dl、Ht 42%、白血球17,300(桿状核好中球12%、分葉核好中球70%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球10%)、血小板12万、PT 84%(基準80~120)。血液生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、AST 28IU/l、ALT 16IU/l、LD 377IU/l。CRP 3.6mg/dl。心エコー図(別冊No.11)を別に示す。
- この患者の合併症として最も留意すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A031]←[国試_107]→[107A033]
[★]
- 52歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。1か月前に歯科治療を受け、数日後に全身倦怠感と発熱とが出現した。その後、労作時の息切れが出現し、徐々に増悪したため来院した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温38.5℃。脈拍104/分、整。血圧140/82mmHg。心尖部で3/6度の全収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。神経学的に異常を認めない。血液培養検査にてグラム陽性球菌が検出された。抗菌薬の静注を開始したが、炎症所見の改善はみられなかった。心エコー図(別冊No.14)を別に示す。
- この病態で出現すると考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D039]←[国試_105]→[105D041]
[★]
- 24歳の男性。左片麻痺を主訴に来院した。10日前から全身倦怠感と微熱とを自覚していた。今朝9時に突然左手足が動きにくくなったため受診した。胸痛はなかった。22歳時に僧帽弁置換術を受けている。意識は清明。身長 181cm、体重 68kg。体温 38.1℃。脈拍 96/分、整。血圧 152/92mmHg。顔面を含む左半身に不全麻痺を認める。胸骨左縁第3肋間を最強点とする拡張期雑音を聴取する。脊柱側弯と漏斗胸とを認める。血液生化学所見:AST 36U/L、ALT 40U/L、LD 182U/L(基準 176~353)、CK 68U/L(基準 30~140)。CRP 6.5mg/dL。
- 左片麻痺の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D048]←[国試_111]→[111D050]
[★]
- 66歳の男性。起床後、洗顔中に突然右半身の脱力をきたし、転倒したため救急車で搬入された。65歳の定年まで元気に仕事をしていた。意識はJCSI-1。脈拍84/分、整。血圧154/90mmHg。頚部血管雑音はなく、胸腹部に異常を認めない。神経学的所見では左への共同偏視、右片麻痺および失語を認める。発症1.5時間後に撮影した頭部単純CTを以下に示す。
[正答]
A
- 発症後1.5時間後のCTで所見がないので、脳梗塞やTodd's麻痺を鑑別に
※国試ナビ4※ [100F048]←[国試_100]→[100F050]
[★]
- 61歳の男性。意識障害のため搬入された。買い物中に右手に力が入らなくなり、言葉も出なくなった。そのまま倒れて意識を失ったため 店員が救急車を要請した。意識はもうろうとし、時に開眼し左手足を自発的に動かす。右上下肢は全く動かさず、言葉は出ない。脈拍72/分、不整。血圧170/90mmHg。血液検査で異常を認めない。発症から2時間後の頭部MRIの拡散強調像(別冊No.2A)とMRA(別冊No.2B)とを別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I039]←[国試_104]→[104I041]
[★]
- 英
- cerebral infarction, brain infarction
- 関
- 一過性脳虚血発作 transient ischemic attack TIA
- 関
- 脳塞栓症、脳血栓症
- 神経系 091015II(脳梗塞における血液マーカー),091016III,091016IV
疫学
- 脳卒中に占める割合:アテローム血栓性梗塞24.1%、ラクナ梗塞22.7%、心原性脳塞栓症19.2%、その他の脳梗塞5.1% (ガイドライン1)
分類
- 定義:脳を灌流する頭蓋内外の主幹動脈のアテローム硬化を原因とする梗塞
- 機序:塞栓性、血栓性、血行力学性
- 血栓性:アテロームプラークの破綻→血管内皮下組織への血小板の付着→血小板活性化・凝集→(主に)血小板凝集塊の形成
- 血行力学性:主幹動脈の狭窄や閉塞
- 好発部位:内頚動脈(起始部、サイフォン部)、中大脳動脈(水平部)、後大脳動脈(近位部)、椎骨動脈(起始部、終末部)、脳底動脈
- 危険因子:高血圧、糖尿病、高脂血症
- 定義:心臓内の栓子や心臓を経由する栓子が急激に脳動脈を閉塞する
- 機序:塞栓性
- 塞栓性:血液うっ滞→血液凝固カスケードの活性化→トロンビン生成の亢進→フィブリン形成の進展
- 定義:一本の穿通枝動脈閉塞による直径1.5cm未満の小さな梗塞
- 機序:細小動脈硬化、微小塞栓、血栓・塞栓症、血行力学性
- 細小動脈硬化:高血圧に対抗してリポヒアリノーシス(微小動脈硬化・血管硬化)が起こり血管が狭窄
- 微小塞栓:脳内外の微少な塞栓物質による
- 穿通枝動脈の微小粥腫
- 穿通枝分岐部の分枝粥腫(cf.branch atheromatous disease, BAD)→穿通枝動脈が起始部から閉塞して起こる
- 危険因子:高齢、高血圧
- 好発部位:基底核、比較、橋、支障、内包後脚、側脳室外側の大脳深部白質
比較
- SQ.515
|
アテローム血栓性脳梗塞
|
ラクナ梗塞
|
心原性脳塞栓
|
発症機序
|
血栓性 塞栓性 血行力学性
|
血栓症
|
塞栓性
|
好発年齢
|
高齢者
|
高齢者
|
若年者もあり
|
発症時刻
|
起床時
|
覚醒時
|
日中活動時
|
発症様式
|
緩徐進行
|
比較的緩徐進行
|
突発的
|
意識障害
|
軽度
|
なし
|
しばしば高度
|
大脳皮質症状
|
時にあり
|
なし
|
あり
|
基礎疾患
|
高血圧 糖尿病 高脂血症
|
高血圧
|
心疾患
|
リスクファクター
- 高血圧、心筋梗塞、心房細動、糖尿病、高脂血症、無症候性頚動脈病変
- 血圧:(脳梗塞全般)140/90mmHg以上。(ラクナ梗塞)130/85mmHg以上
生活習慣因子
検査
- 画像検査では超急性期には拡散強調画像が有用。CTではearly CT signを確認する。
CT
early CT sign
MRI
- 拡散強調画像:超急性期で梗塞部が高信号を呈する。
- T1:急性期以降(1日~)に低信号
- T2:6時間以降に高信号を呈する(細胞腫脹)。
治療
予後
- ガイドライン1
- 入院時NIH Stroke Scale(NIHSS)スコアの中央値:ラクナ梗塞4、アテローム血栓性脳梗塞6、心原性脳塞栓症14、その他5
- 退院時のmodified Rankin Scale(mRS)3-5の転帰不良(及び死亡)の割合:ラクナ梗塞22.6%(死亡率1.1%)、アテローム血栓性脳梗塞41.4%(6.9%)、心原性脳塞栓症44.8%(18.6%)、29.8%(10.3%)
- 重症度:心原性脳塞栓症>アテローム血栓性脳梗塞>ラクナ梗塞
国試
ガイドライン
- http://www.jsts.gr.jp/jss08.html
[★]
- 英
- argatroban
- 商
- アルガロン、ガルトバン、スロンノン、スロンノンHI、ノバスタン、ノバスタンHI
- 関
- その他の循環器官用薬
[★]
- 英
- cerebral thrombosis
- 脳血管の血管壁に動脈硬化病変が形成され、その病変自体、あるいは病変を基礎とした血栓形成により脳血流障害を来し脳梗塞を生じるもの。 ≠ 脳塞栓症(心房細動による血栓など脳外の塞栓物質による)
[★]
脳塞栓症
- 関
- brain emboli、cerebral emboli、cerebral embolism、intracranial embolism
[★]
- 英
- intracranial embolism
- 関
- 脳塞栓、脳塞栓症、頭蓋内塞栓症
[★]
- 英
- cerebral embolism
- 関
- 脳塞栓、脳塞栓症
[★]
- 英
- cerebral embolism, cerebral emboli, intracranial embolism, brain emboli
- 関
- 脳塞栓症、大脳塞栓症、頭蓋内塞栓症、頭蓋内塞栓
- →脳塞栓症
[★]
- 英
- embolism
- ラ
- embolia
- 同
- 塞栓形成 thrombus formation
- 関
- 塞栓、塞栓形成、塞栓術、塞栓療法、塞栓化
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- embolus, (pl.)emboli
- 関
- 塞栓症