- 34歳の女性。動悸を主訴に来院した。初診時の医療面接の会話を示す。
- 医師「お待たせしました。Aさんですね。私が担当のBです。よろしくお願いします。今日はどうされましたか」
- 患者「半年ほど前から時々動悸の発作が起こるようになったので来ました」
- 医師「それでは、少し詳しく教えて下さい」
- 患者「はい。突然胸がドキドキしてきたと思ったら急激にひどくなって、手足がふるえ出し、胸がしめつけられるように息苦しくなって、居ても立ってもいられなくなります。このまま死んでしまうのではないかと恐怖を感じます。
- 医師「それは大変つらいでしょうね。その後はどうなりますか」
- 患者「動けなくなって救急車で運ばれたことも何度かあります。しかし、病院に着くころにはだいたい症状が治まっていて、いくつかの病院で何度も検査を受けましたが、原因はわかりませんでした」
- 医師「どのようなときに症状は起こりますか」
- 患者「バスや地下鉄の中で起こることが多いので、いつ動悸が起こるのかと不安で最近は外出もなかなかできません。仕事も1か月ほど前から休んでいます」
- この後の医師の言葉として最も適切なのはどれか。
- a 「職場でのトラブルについて教えて下さい」
- b 「症状があるときに検査をしてみましょう」
- c 「そこまで不安が強いと無理もないでしょう」
- d 「誰かあなたの症状を証明できる人はいませんか」
- e 「何か強いストレスをため込んでいるのではないですか」
[正答]
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- 74歳の男性。突然の腰背部痛を生じ、軽快しないため搬入された。高血圧症の既往があり降圧薬を服用している。意識レベルはJCS I-1。呼吸数24/分。脈拍116/分、整。血圧76/58mmHg。腹部は膨隆し、拍動性腫瘤を触知する。左腰部から側腹部にかけて皮下出血を認める。直ちに乳酸リンゲル液の輸液を開始し、診断のための検査を行った。
- その後の経過として病態の改善を示唆する所見はどれか。
[正答]
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- 36歳の女性。激しい腹痛を主訴に来院した。30分前から突然下腹部が痛みだした。体温35.6℃。脈拍112/分、整。血圧68/52mmHg。独歩は不能であり、表情は苦悶様である。皮膚は冷たく湿潤している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、下腹部に圧痛を認める。反跳痛はない。
- 病態として最も疑われるのはどれか。
[正答]
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