- 56歳の男性。皮膚の角化性紅斑を主訴に来院した。 2年前から手指の関節と手関節とに痛みと腫脹とがあり治療を受けていた。最近、手指の爪に変形が生じ、頭部、四肢関節部および臍部に境界明瞭な角化性紅斑が生じてきた。リウマトイド因子(RF)陰性。手指と腹部の写真(別冊No.1A)と紅斑部の生検組織のH-E染色標本(別冊No.1B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A024]←[国試_105]→[105A026]
★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の女性。健康診断の腹部超音波検査で肝右葉背面の腫瘍性病変を指摘され来院した。既往歴に特記すべきことはない。身長159cm、体重57kg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 426万、 Hb 13.1g/dl、 Ht 39%、白血球 7,400、血小板 18万。血液生化学所見:血糖 98mg/dl、総蛋白 7.9g/dl、アルブミン 4.4g/dl、尿素窒素 9mg/dl、総コレステロール 125mg/dl、総ビリルビン 0.8mg/dl、 AST 12IU/l. ALT 15IU/l、 ALP 250IU/l(基準115-359)。免疫学所見 AFP 5ng/mL(基準20以下)、 CEA 1.4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 22U/ml(基準37以下)。腹部ダイナミックCTの動脈相(別冊No.2A)と門脈相(別冊No.2B)とを別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A025]←[国試_105]→[105A027]
[★]
- 60歳の男性。左手関節の背屈ができなくなったことを主訴に来院した。 3日前、飲酒後に居間の肘掛け付き椅子で朝まで眠っていたという。目が覚めてから左手関節の背屈ができず、左母指と左示指との背側にしびれ感があることを自覚した。 2日間様子をみていたが、回復しないため受診した。
- 障害された可能性が高い神経はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A023]←[国試_105]→[105A025]
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[★]
- 英
- psoriatic arthritis, PsA
- 同
- 関節症性乾癬、(同義と思われる)乾癬性関節症 psoriatic arthropathy
- 関
- 血清反応陰性脊椎関節症、HLA-B27関連脊椎関節炎。乾癬
- SOR.228 YN.F-75
概念
疫学
病態
- 非対称性の少関節炎・単関節炎を呈し、手指ではDIP関節をおかす。 ← 小関節
- 脊椎炎(20-40%)、仙腸関節炎が中心となる例がある。
- 皮膚症状と関節症状は相関して増悪寛解を繰り返す
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検査
鑑別診断
治療
国試