- 10歳の男児。右下肢痛のため家族に伴われて来院した。 4か月前から誘因なく右大腿部痛が出現したという。痛みは安静時、運動時ともにあり、夜間に増悪する。右下肢の皮膚、筋および関節に異常を認めない。右大腿骨のエックス線検査で異常が疑われたため撮影した両大腿部の単純CT(別冊No.7)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D028]←[国試_105]→[105D030]
★リンクテーブル★
[★]
- 20歳の男性。頭痛を主訴に来院した。 3週前から頭痛が出現し徐々に増強してきた。食欲がなくなり、歩行時にふらつきもみられた。母と叔父とが脳腫瘍の手術を受けている。入院時血圧180/100mmHg。失調性歩行を認め、入院後も血圧高値が持続している。眼底検査で網膜血管腫を認める。腹部CTで左副腎に腫瘤を認める。頭部造影MRIのT1強調矢状断像(別冊No.8)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 家族歴、褐色細胞腫、年齢、脳圧亢進症、小脳失調、網膜血管腫から疑う。
※国試ナビ4※ [105D029]←[国試_105]→[105D031]
[★]
- 32歳の女性。未経妊。不正性器出血を主訴に来院した。挙児希望があるため、子宮に癌がないかと心配している。 1年前から月経周期は40-45日型で不整、月経痛も自覚している。子宮頚がん検診は26歳から毎年受けているが、異常は指摘されていない。身長152cm、体重66kg。血圧144/92mmHg。内診で子宮は正常大で可動性良好。経腟超音波検査で子宮内膜厚は12mmでやや肥厚している。
- 現時点で最も適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D027]←[国試_105]→[105D029]
[★]
[★]
- 英
- osteoid osteoma
- 同
- 類骨腫
- 関
- 骨腫瘍
疫学
好発部位
- 70%以上は下肢骨(大腿骨、脛骨、腓骨)の骨幹に発生。
- 大腿骨(頚部)、脛骨に好発 (SOR.305)
病理
- 類骨を盛んに形成しており、腫瘍間質は血管に富む線維性結合組織からなる。これがX線写真上nidusとして認められる領域であり、この周囲は反応性の骨硬化が見られる。
症候
検査
- 単純X線写真:著明な反応性骨硬化像に囲まれた透明な病巣(nidus)が存在する。
- CT
- [show details]
治療
国試