- 英
- threatened premature delivery
- 関
- 早産、trimester
概念
- 早産(妊娠22-37週)に至る状態
- 原因は不明だが細菌感染症状によることが多い
症状
診断
治療
- 絨毛膜羊膜炎の所見があるときは抗生物質の投与
- 頚管縫縮術:絨毛膜羊膜炎があるときはその治療後
参考
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-664.pdf
WordNet
- a period of three months; especially one of the three three-month periods into which human pregnancy is divided
- one of three divisions of an academic year
PrepTutorEJDIC
- 3か月の期間 / (学校で3学期制の)学期
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Japanese Journal
- 4)硫酸マグネシウムを使用する立場に立って : 硫酸マグネシウム短期単剤療法の効果((2)切迫早産の治療,4)周産期,クリニカルディベート,第63回日本産科婦人科学会学術講演会講演要旨,研修コーナー)
- 3)β刺激薬を使用する立場に立って((2)切迫早産の管理,4)周産期,クリニカルディベート,第63回日本産科婦人科学会 第63回学術講演会生涯研修プログラム,研修コーナー)
- P-1019 切迫早産に対するミラクリッド膣タンポンの使用経験(一般演題 ポスター発表,妊婦・授乳婦,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 金本 賢枝,阪中 美紀,寺田 智祐,辻 俊一郎,小野 哲男,石川 顕子,井上 貴至,喜多 伸幸,村上 節
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 351, 2011-09-09
- NAID 110008910484
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- 切迫早産とは「妊娠22週以降37週未満に下腹痛(10分に1回以上の陣痛)、 性器出血 、破水などの症状に加えて、外測陣痛計で規則的な子宮収縮があり、 内診では、子宮 口開大、子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態( 日本 ...
- その他、母親の親族にも切迫早産を経験している人がいるなど遺伝的要素、双子や 三つ子などの多胎妊娠、羊水の異常、妊娠中毒症や生まれつきの子宮の形、母親の 病気や胎盤の位置、胎児自身の異常などさまざまな原因があげられていますが、 生まれる ...
- 現在、妊娠26週(7ヶ月半ば)の経産婦です。 昨日、切迫早産の診断を受けました。 症状としては、お腹の張り、生理痛 ... hanna777さん、こんにちは。昨年、3人目を切迫 早産しました。 1、入院時は子宮口が開いていたので、このへんのことは ...
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[★]
- 40歳の初妊婦。双胎妊娠のため妊娠10週3日に紹介受診となった。外来初診時の超音波検査では、胎児頭殿長<CRL>は30mmと29mm(10週相当)で、1絨毛膜2羊膜双胎と診断した。妊娠17週ころから両児間の推定体重に差を認めるようになり(第1子:180g、第2子:100g)、羊水量にも差を認めるようになった。妊娠17週6日に規則的子宮収縮を主訴に来院し入院となった。意識は清明。身長158cm。体重76kg。体温36.8℃。脈拍96/分、整。血圧138/88mmHg。外診では10~20分間隔の不規則な子宮収縮を認めるが持続性の圧痛は認めない。超音波検査では、胎児推定体重は、第1子210g、第2子120gで体重差は43%である。第1子の羊水深度は90mmであるが他に形態異常は認めない。第2子の羊水深度は8mmで膀胱は描出できないが、他に明らかな形態異常は認めない。子宮頸管長は20mm。外子宮口は閉鎖しているが内子宮口の楔状の開大(funneling)を認める。尿所見:蛋白1+、糖1+。血液所見:赤血球387万、Hb1O.2g/dl、Ht33%、白血球8,800、血小板9万。血液生化学所見:空腹時血糖87mg/dl、HbA1c4.7%(基準4.3~5.8)、尿素窒素12.Omg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、尿酸3.0mg/dl、AST20IU/l、ALT18IU/l、LDH18IU/l(基準176~353)。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A022]←[国試_102]→[102A024]
[★]
- 37歳の2回経産婦。妊娠28週4日。少量の出血と規則的な腹部緊満感とを主訴に来院した。外子宮口は閉鎖しているが、少量の出血を認める。経膣超音波検査では、内子宮口の漏斗状開大を認め、子宮頸管長は24mmである。胎児心拍数陣痛図で子宮の収縮は当初15分に1回程度であったが、徐々にその間隔は短縮しつつある。胎児は週数相当の発育を示しており、特別な異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球401万、Hb12.0g/dl、Ht36%、白血球16,400、血小板25万。CRP6.9mg/dl。子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ4.4μg/ml(基準1.6以下)。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
AD
- 子宮頚管炎、切迫早産
- 絨毛膜羊膜炎疑い
- 症状が出現していないので(顕性絨毛膜羊膜炎ではない)、抗菌薬で病原体の制圧を図りつつ切迫早産を予防すべく子宮収縮抑制薬を投与する。
※国試ナビ4※ [101G001]←[国試_101]→[101G003]
[★]
- 38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠34週に激しい腹痛と性器出血のため救急車で搬入された。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠33週の妊婦健康診査で両下腿の浮腫と尿蛋白、軽度の血圧上昇を指摘されていた。喫煙は、妊娠前は20本/日であったが、妊娠後は5本/日に減らしている。体温 36.9℃。心拍数 72/分、整。血圧 170/90mmHg。腹痛のため表情は苦悶様で、腹部は膨隆しており板状に硬く、圧痛を認める。腟鏡診で少量の性器出血を認め、内診で子宮口は閉鎖している。尿蛋白2+。超音波検査で子宮底部に存在する胎盤の著明な肥厚を認める。胎児心拍数陣痛図で基線細変動の減少と遅発一過性徐脈を認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E027]←[国試_114]→[114E029]
[★]
- 30歳の2回経産婦。分娩は2回とも児頭骨盤不均衡(CPD)のため帝王切開を受けた。妊娠30週3日で少量の性器出血があり、近医から紹介され入院した。内診所見では子宮口未開大。超音波断層検査では胎児の推定体重は1,500gである。入院直後の胎児心拍陣痛図とMRIとを以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099H002]←[国試_099]→[099H004]
[★]
- 30歳の女性。妊娠27週。腹痛を主訴に来院した。超音波断層法で羊水過多症と胎児発育遅延とが認められ、さらに胎児心奇形と胎児頭蓋内の異常とを指摘された。内診で子宮ロは2cm開大しており、子宮収縮が3分おきにみられる。出血はなく、破水はしていない。
- 処置として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A019]←[国試_104]→[104A021]
[★]
- 28歳の女性。妊娠30週から切迫早産で入院し安静臥床を続けていた。5日前に妊娠36週で胎児に遷延一過性徐脈が出現し、緊急帝王切開術を受けた。早朝から左下肢に浮腫が出現し、痛みと灼熱感とを訴えている。悪露は正常、内診で子宮は超手拳大である。腹壁切開創に異常はない。適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100E050]←[国試_100]→[100F002]
[★]
- 24歳の初産婦。切迫早産のため入院していた。妊娠35週0日で臍帯脱出のため緊急帝王切開で2,460gの男児を出産した。翌朝、術後初めての歩行直後に呼吸困難、胸痛および気分不良を訴えた。初期検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D059]←[国試_104]→[104E001]
[★]
- 生後8時間の新生児。妊娠34週で切迫早産のため入院後直ちに経腟分娩となった。出生体重1,850gで顎が小さい。手指と足底とに特徴的な異常を認める。手指と足の写真(別冊No.3A、B)を別に示す。
- この児で予想される染色体核型はどれか。
- a 45,X
- b 46,XX
- c 47,XXY
- d 47,XY,+18
- e 47,XY,+21
[正答]
※国試ナビ4※ [107D020]←[国試_107]→[107D022]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G051]←[国試_100]→[100G053]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105A007]←[国試_105]→[105A009]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 英
- ritodrine
- 化
- 塩酸リトドリン ritodrine hydrochloride、リトドリン塩酸塩
- 商
- ウテメック、ウテメナール、ウテメリン(キッセイ)、ウテロトップ、ウテロン、ウルペティック、ピロスデン、リトドール、リトメリン、リメトラーク、リンドルフ、ルテオニン、レキサビン
- 関
- アドレナリン受容体
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
禁忌
- ウルペティック錠5mg
- 強度の子宮出血、子かん、前期破水例のうち子宮内感染を合併する症例、常位胎盤早期剥離、子宮内胎児死亡、その他妊娠の継続が危険と判断される患者[妊娠継続が危険と判断される。]
- 重篤な甲状腺機能亢進症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 重篤な高血圧症の患者[過度の昇圧が起こるおそれがある。]
- 重篤な心疾患の患者[心拍数増加等により症状が増悪するおそれがある。]
- 重篤な糖尿病の患者[過度の血糖上昇が起こるおそれがある。また、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることもある。]
- 重篤な肺高血圧症の患者[肺水腫が起こるおそれがある。]
- 妊娠16週未満の妊婦(「重要な基本的注意」の項参照)
- 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
副作用
- 頻脈:β1受容体にも若干agonistとして作用する → 禁忌も見る
- 高アミラーゼ血症、顆粒球減少、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇)
- 高血糖(β2受容体アゴニストとして作用するため、グリコーゲンが分解される ← インスリンについてはどうなの?
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2590004F1265_1_02/2590004F1265_1_02
[★]
- 英
- genital bleeding
- 関
- 不正性器出血。新生女児性器出血
妊娠初期に見られる性器出血
妊娠後期に見られる性器出血
- 前置胎盤:下腹部痛なし
頚管無力症 ← 妊娠の中期以降に性器出血や腹痛を伴わずに頚管が短縮・開大し、胎児が娩出される(NGY.402)。なので性器出血の鑑別に入らないのでは?
- 切迫早産:下腹部痛(+)(←陣痛)、子宮口やや開大
- 常位胎盤早期剥離:下腹部痛(++)。板状硬
分娩後に見られる性器出血
- 弛緩出血
- 子宮破裂:病的収縮輪を認め、激痛を訴える。胎児ジストレス~胎児心拍の消失。母体の突然のショック。
- 子宮内反症:臍帯の用手的牽引による。激痛と出血によるショックに陥ることがある。
- 癒着胎盤
- 産道裂傷(頚管裂傷):
[★]
- 関
- 早産、切迫早産
Baumgartem
- 子宮収縮、破水、出血、子宮口開大度から判定
- 3点以上は入院管理。5点以上は予後不良
項目
|
0
|
1
|
2
|
3
|
4
|
子宮収縮
|
無
|
不規則
|
規則的
|
-
|
-
|
破水
|
無
|
-
|
高位
|
-
|
低位
|
出血
|
無
|
点状
|
出血
|
-
|
-
|
子宮口開大度
|
無
|
1cm
|
2cm
|
3cm
|
≧4cm
|
[★]
- 英
- atypical genital bleeding
定義
時期別鑑別疾患
非妊娠時
妊娠期間中
閉経後
[★]
- 英
- chorioamnionitis
- 同
- 絨毛羊膜炎、羊膜絨毛膜炎、羊膜炎、臍帯炎
[show details]
概念
- 妊娠子宮において腟内細菌の上行性感染により、胎児面の羊膜ならびにその下の絨毛膜に炎症を及ぼす状態。
- 切迫早産の原因とされているらしい
参考
- 1. C.産科疾患の診断・治療・管理 13.産科感染症の診断と治療 - 日産婦誌54巻10号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5410-457.pdf
- 2. D.産科疾患の診断・治療・管理 18.産科感染症の管理と治療 - 日産婦誌60巻6 号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6006-117.pdf
[★]
- 英
- medicine for threatened premature delivery
[★]
- 英
- preterm birth, preterm labor, preterm delivery
- premature birth, premature labor, premature delivery, premature obstetric labor
- ラ
- partus praematurus, partus praetemporarius
- 同
- 早期産
- 関
- 切迫早産。正期産、過期産
定義
- 妊娠22週以後(22月0日)から37週未満(36週6日)の分娩。
- 37週未満の分娩(WHO)
- 妊娠22-26週
疫学
- 早産は全分娩の6-7%ないし5-10%と言われている。
リスク
- 膣炎・頚管炎、多胎妊娠、子宮筋腫合併妊娠、子宮奇形、感染症(尿路感染、肺炎など)、羊水過多、抗リン脂質抗体症候群
原因
- QB.P-236 など
母胎側要因
胎児側要因
- 胎児ジストレス
- 高度の子宮内発育遅延
- その他重篤な胎児異常
予後
- 妊娠22週での出生では救命率が10%程度、妊娠30週であれば救命率95%。あくまでも目安。
[★]
- 英
- threaten、imminent
- 関
- 脅迫、脅かす