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Japanese Journal
- 松井 茂,関根 忠一,高杉 秀明,平田 嘉幸,目時 亮,小林 久里子,井上 勝徳,濱田 清誠,小柳 佳成,原澤 茂
- 肝臓 52(6), 368-375, 2011-06-25
- … 続する不整形の低吸収域を認め,肝細胞癌破裂による腫瘍内出血と肝実質内出血,それに伴う肝内血腫形成と診断した.HCVとHBVはいずれも陰性で,画像上は軽度の慢性肝疾患変化を認めた.経カテーテル肝動脈塞栓術(TAE)を患者が拒否したため,安静と止血剤投与で経過観察をした.肝内血腫は徐々に小さくなり2カ月後にはほぼ消失したが,腫瘍内出血のため縮小したと考えられる腫瘍実質部は増大を示した.肝細 …
- NAID 10029285587
- 大網静脈内腫瘍栓が胃および結腸への直接浸潤を来した肝細胞癌の1例
- 福岡 達成,塚本 忠司,金沢 景繁,清水 貞利,山本 訓史,村田 佳津子,真鍋 隆夫,木岡 清英,久保 勇記,井上 健
- 肝臓 52(5), 314-321, 2011-05-25
- 症例は69歳,男性.C型肝炎併存肝細胞癌に対して6年前より計8回の肝動脈化学塞栓術(以下,TACE)が施行された.8回目のTACE施行時の血管造影検査,CT検査にて腫瘍の胃壁内浸潤を疑われた.胃内視鏡検査を施行したところ,胃前庭部に易出血性の3型病変を認めたため,出血コントロール目的にて手術を施行した.術中所見でS5肝表面に約2.5 cmの腫瘍を認め,同部位に大網が被覆し,この大網内の静脈から連続 …
- NAID 10029285446
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- 次の文を読み、60~62の問いに答えよ。
- 63歳の女性。腹部膨隆と尿失禁とを主訴に来院した。
- 現病歴:2年前から腹部膨満感を認めるようになった。次第に腹部膨隆が目立つようになり、食欲はあるが食事をとるのがつらく、時々尿失禁を認めるようになったため受診した。
- 既往歴:30歳時に子宮内膜症。
- 生活歴:幼少期に両親が離婚して母親と2人で暮らしていたが、母親が死亡したため3年前からは一人暮らし。
- 家族歴:父親は詳細不明。母親が肺炎のため85歳で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 157cm、体重 55kg。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 166/90mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は著明に膨隆し、腫大した肝と腫瘤とを腹部全体に触知する。腸雑音に異常を認めない。四肢に異常を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体1+、潜血1+、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 406万、Hb 12.3g/dL、Ht 41%、白血球 6,130、血小板 22万。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dL、アルブミン 4.5g/dL、総ビリルビン 0.4mg/dL、AST 18IU/L、ALT 9IU/L、LD 157IU/L(基準 176~353)、ALP 288IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 44IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 95IU/L(基準 37~160)、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 6.3mg/dL、血糖 98mg/dL、総コレステロール 195mg/dL、トリグリセリド 152mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 103mEq/L。腹部単純CTの冠状断像(別冊No. 12)を別に示す。
- この時点での対応として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109E060]←[国試_109]→[109E062]
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- 46歳の男性。腰痛と食欲不振とを主訴に来院した。 2年前に肺扁平上皮癌のため手術を受けた。 8か月前に両側の肺と肝臓とにそれぞれ多発転移を認めた。 3か月にわたり抗癌化学療法を受け、腫瘍はいずれも著明に縮小した。 2か月前に腰痛を自覚し、 CTにて第 2腰椎への転移を認めた。非ステロイド性抗炎症薬の投与と腰椎への放射線治療を行ったところ良好な疼痛コントロールが得られた。しかし 2週前から腰痛が強くなり、同時に全身倦怠感と食欲低下もあり、日中の半分以上を臥床して過ごすようになった。特に最近数日間は腰痛がひどく、内服薬と水分しか摂れなくなった。意識は清明。身長 168 cm、体重 49 kg。体温 36.9℃。脈拍 92/分、整。血圧 110/72 mmHg。呼吸数 18/分。 SpO2 96% ( room air)。るいそうを認める。胸部に異常を認めない。腹部では右季肋部から心窩部にかけて固い腫瘤を触知する。下腿に浮腫を認める。全身精査を行ったところ、肺、肝臓、骨それぞれの転移巣はいずれも以前と比べて増大していた。血液所見:赤血球 240万、 Hb 7.9g/dl、Ht 23%、白血球 8,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 6.4 g/dl、アルブミン 2.4g/dl、総ビリルビン 0.9 mg/dl、AST 38 IU/l、ALT 40 IU/l、LD 826 IU/l(基準 176.353)、尿素窒素 15 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、Na 130 mEq/l、K 4.5 mEq/l、Cl110 mEq/l。CRP 3.3 mg/dl。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108D038]←[国試_108]→[108D040]
[★]
- 77歳の男性。腹痛のため搬入された。1か月前から食欲がなくなってきたが、日常生活に支障はなかった。今朝、右上腹部痛を訴え、ふらついて寝床から起き上がれないため家族が救急車を要請した。脈拍116/分、整。血圧76/48mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク10l/分酸素投与下)。腹部は軽度膨隆、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球266万、Hb 8.9g/dl、Ht 27%、白血球8,400、血小板15万、PT 79%(基準80~120)。血液生化学所見:アルブミン3.6g/dl、尿素窒素25mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン0.7mg/dl、AST 28IU/l、ALT 12IU/l、ALP 269IU/l(基準115~359)、γ-GTP 75IU/l(基準8~50)、Na 142mEq/l、K 4.0mEq/l、α-フェトプロテイン(AFP)26.5ng/ml(基準20以下)。免疫学所見:CRP 0.7mg/dl、HBs抗原陽性、HCV抗体陰性。輸液を開始後、血圧は96/64mmHgとなった。腹部造影CT(別冊No.15A)と腹部造影CT冠状断像(別冊No.15B)とを別に示す。
- 次の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D033]←[国試_107]→[107D035]
[★]
- 65歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。腹部超音波検査で肝に腫瘤を認めたので精査のため入院した。C型肝炎の既往がある。手掌紅斑と前胸部にクモ状血管腫とを認める。黄疸は認めない。肝は触知しない。血液所見:赤血球410万、Hb12.0g/dl、Ht45%、白血球5,200、血小板9万。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン3.0g/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST(GOT)72単位(基準40以下)、ALT(GPT)60単位(基準35以下)。AFP115ng/ml(基準20以下)。ICG試験(15分値)35%(基準10以下)。総肝動脈造影と経動脈性門脈造影とを以下に示す。適切な治療法はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096I041]←[国試_096]→[096I043]
[★]
- 61歳の男性。黒色便を主訴に来院した。1年前に肝細胞癌と診断され、ラジオ波焼灼を受けた。血液所見:赤血球220万、Hb7.5g/dl、白血球2,800、血小板7万、プロトロンビン時間65%(基準80~120)。血清生化学所見:アルブミン3.3g/dl、総ビリルビン1.8mg/dl、AST72単位、ALT65単位。腹部造影CTを以下に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100H022]←[国試_100]→[100H024]
[★]
- 58歳の男性。肝硬変で通院中、腹部超音波検査で中等量の腹水と肝右葉の直径2cmの肝細胞癌とが発見され入院した。血液所見:赤血球403万、Hb11.8g/dl、白血球3,200、血小板4.8万、プロトロンビン時間35%(基準80~120)。血清生化学所見:総蛋白5.3g/dl、アルブミン2.7g/dl、総ビリルビン4.2mg/dl、直接ビリルビン2.6mg/dl、AST53単位、ALT45単位。HCV抗体陽性。1か月前に施行したICG試験(15分値)は42%(基準10以下)であった。
[正答]
※国試ナビ4※ [100H019]←[国試_100]→[100H021]
[★]
- 62歳の男性。夕食後、突然吐血し搬入された。35歳時の交通外傷時に輸血を受けた。5年前に健康診断で肝障害を指摘された。意識は清明。顔面蒼白。脈拍100/分、整。血圧90/60mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。静脈路確保後に行った緊急上部消化管内視鏡検査の食道写真を以下に示す。
- 処置として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H045]←[国試_101]→[101H047]
[★]
- 62歳の男性。夕食後、突然吐血し、救急車で来院した。35歳時の交通外傷時に輸血を受けた。5年前に健康診断で肝障害を指摘され治療を受けている。緊急、上部消化管内視鏡検査の食道写真を以下に示す。最も適切な処置はどれか。
- a. ヒスタミンH2受容体拮抗薬投与
- b. トロンビン液噴霧
- c. エピネフリン液噴霧
- d. 内視鏡的結紮術
- e. 肝動脈塞栓術
[正答]
※国試ナビ4※ [095C048]←[国試_095]→[095C050]
[★]
- 62歳の男性。腹部不快感を主訴に来院した。1年前に大腸癌の手術を受けた。腹部造影CTを以下に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F032]←[国試_100]→[100F034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110I011]←[国試_110]→[110I013]
[★]
- 英
- embolization
- 関
- 塞栓、塞栓形成、塞栓症、塞栓療法、塞栓化
- 脳神経外科:脳大動脈瘤、脳動静脈奇形
- 上部消化管:気道出血
- 下部消化管:腸管出血
[★]
- 英
- hepatic artery (Z)
- 関
- 腹腔動脈
- M.161で言う肝動脈とはN.290の固有肝動脈に相当する
[★]
- 英
- surgery
- 関
- 外科、外科学、手術、外科術、外科手術
[★]
- 英
- arterial embolism, arterial embolus
- 関
- 動脈塞栓症
[★]
- 英
- transcatheter arterial embolization, TAE
- 関
- 塞栓術