- 英
- amniotic pocket
- 関
- 羊水
- 超音波エコーにより羊水腔の最大経を評価する。
- 1cm以下:羊水過少
- 8cm以上:羊水過多
UpToDate Contents
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- 1. 羊水量の評価 assessment of amniotic fluid volume
- 2. 分娩前の胎児サーベイランスの概要 overview of antepartum fetal surveillance
- 3. 羊水量調節の生理学 physiology of amniotic fluid volume regulation
- 4. 胎児機能評価 the fetal biophysical profile
- 5. 羊水塞栓症候群 amniotic fluid embolism syndrome
Japanese Journal
- 胎児の頸部嚢胞穿刺が出生前診断と分娩管理に有用であった先天性梨状窩瘻の1症例
- 浮田 真吾,日高 庸博,笹原 淳,石井 桂介,田附 裕子,窪田 昭男,光田 信明
- 産婦人科の進歩 65(3), 277-282, 2013
- … から出生前に先天性梨状窩瘻の推定診断に至った胎児頸部嚢胞の1例を経験したので報告する.症例は29歳,1経妊0経産.妊娠初期から当院で妊婦健診を行い,妊娠28週4日に胎児頸部の3cm大の嚢胞性腫瘤と羊水ポケット9cmの羊水過多を認めた.妊娠30週5日のMRIでは,上咽頭背側から左頸部にかけて25mm×44mm×36mm大のT1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号の単房性腫瘤を認め,咽喉頭レベルで気道の圧排所見を伴っていた …
- NAID 130004910716
- 仲村 将光,長谷川 潤一,真井 博史,松岡 隆,市塚 清健,関沢 明彦,岡井 崇
- 超音波医学 39(3), 291-296, 2012
- … 例の世界で初めての報告である.症例は29歳,0回経妊.他院で妊婦健診を施行していた.妊娠28週の妊婦健診で,羊水過多と胎盤腫瘤を指摘され,精査のため当院紹介となった.初診時の超音波検査で,羊水ポケット87 mmと羊水過多を認めた.胎盤表面にはカラードプラ法で血流が豊富に描出される65×80 mmの有茎性腫瘤を認めたため,胎盤血管腫の診断で入院管理とした.入院時は児の形態学的評価を含め,羊水過多以 …
- NAID 130004496854
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- 羊水ポケットとは、赤ちゃんと子宮壁を測ったときに、最も距離が長い(=深い)場所のことです。日本産婦人科学会では、羊水ポケットが8 以上だと羊水過多、2 未満だと羊水過少と定義しています。
- 羊水の正常値のゴロ合わせ 羊水ポケット 羊水指数 定義 超音波プローブを子宮壁に対して垂直に当てて羊水腔内に胎児部分や臍帯を含まない最大円を描いた時の直径 出典 仰臥位で子宮を腹壁体表面上で4分割し、それぞれ4箇所 ...
- 【羊水ポケット】 赤ちゃん(胎児)と子宮壁の間に存在する羊水腔の隙間のこと。 羊水腔が最も広くなる断面で測定します。 AFIに比べて、簡便ではあるものの経時的な変化を正確に測定できないというデメリットもあります (評価)
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
- 現病歴 妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
- 既往歴 15歳で虫垂炎手術。
- 家族歴 母親が2型糖尿病。
- 月経歴 初経12歳。周期28日、整。
- 現症 意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数パターンに異常を認めない。
- 出生直後の新生児の異常として注意すべきなのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G059]←[国試_105]→[105G061]
[★]
- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
- 現病歴 妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
- 既往歴 15歳で虫垂炎手術。
- 家族歴 母親が2型糖尿病。
- 月経歴 初経12歳。周期28日、整。
- 現症 意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数パターンに異常を認めない。
[正答]
CE
- B:展退度 :60%:2点
- S:Station :+1cm:3点
- H:子宮口硬さ:軟:2点
- O:子宮口開大:5cm:3点
- P:子宮口位置:中央:1点
※国試ナビ4※ [105G058]←[国試_105]→[105G060]
[★]
- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
- 現病歴 妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
- 既往歴 15歳で虫垂炎手術。
- 家族歴 母親が2型糖尿病。
- 月経歴 初経12歳。周期28日、整。
- 現症 意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
- 検査所見 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数パターンに異常を認めない。
- 胎盤娩出直後から持続的な出血を認めている。原因として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G060]←[国試_105]→[105G062]
[★]
- 35歳の初妊婦。妊娠 40週 4日。陣痛発来のため入院した。妊娠 39週時の妊婦健康診査では胎児推定体重は 2,450gで、羊水ポケットは 3 cmと測定された。身長 161cm、体重 61 kg(非妊時 52 kg)。内診所見は、児頭は骨盤入口部にあり、展退度 50%、子宮口は 3 cm開大、頸管の硬度はやや軟、児頭下降度 SP-2 cm。その他に異常所見を認めない。陣痛はほぼ 10分周期である。その後、陣痛は次第に増強し、入院後7時間経過した時点で破水し、羊水混濁を認めた。内診所見は子宮口は 10 cm開大、児頭下降度 SP+1 cmとなった。その時の胎児心拍数陣痛図 (別冊 No.7A)と、さらに 30分後の胎児心拍数陣痛図 (別冊 No.7B)とを別に示す。内診所見は児頭下降度SP+3 cmで、矢状縫合は骨盤前後径に一致し小泉門を恥骨後面に触れる。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108G052]←[国試_108]→[108G054]
[★]
- 妊娠24週の初妊婦。ハイリスク妊娠のため紹介され来院した。妊娠10週時の超音波検査で一絨毛膜二羊膜性双胎と診断されている。来院時、子宮底は24cm、子宮口は閉鎖している。超音波検査で第一児は推定体重600g、羊水ポケット4cm、第二児は推定体重480gで羊水ポケットは1cmである。両児ともに胎児水腫を認めない。この双胎妊娠で認められるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098C030]←[国試_098]→[098D002]
[★]
- 正常経過における妊娠週数と超音波計測値の組合せで誤っているのはどれか。
- a 妊娠6週 - 胎嚢2cm
- b 妊娠10週 - 頭殿長3cm
- c 妊娠22週 - 児頭大横径8cm
- d 妊娠24週 - 胎児推定体重500g
- e 妊娠28週 - 羊水ポケット4cm
[正答]
※国試ナビ4※ [106B020]←[国試_106]→[106B022]
[★]
- 英
- biophysical profile score
- 同
- バイオフィジカルプロファイルスコア
概念
- fetal well-beingを評価する方法の一つ
BPS
- 参考1 G10M.62
概要
|
検査内容
|
評価時間
|
正常(2)
|
異常(0)
|
超音波検査で動きの評価
|
呼吸様運動
|
30 秒以上の呼吸様運動(横隔膜・胸壁の上下運動)が
|
30分間
|
1 回以上
|
0 回
|
胎動
|
身体か四肢の動きが
|
30分間
|
2 回以上
|
1 回以下
|
筋緊張
|
四肢・体幹の伸展・屈曲運動,または手の開閉が
|
30分間
|
1 回以上
|
0 回
|
超音波検査で羊水ポケットを評価
|
羊水量
|
羊水ポケットが
|
|
2cm 以上
|
2cm 未満
|
胎児心拍陣痛図で評価
|
NST
|
一過性頻脈 accelerationが
|
20分間
|
2 回以上
|
1 回以下
|
RMTAN → らむたん で覚える
R:respiratory M:movement T:tone A:amniotic N:NST
BPS
|
評価
|
8 ~ 10
|
正常
|
・1 週ごとに再検(8:羊水量が少なければ分娩)
|
6
|
胎児ジストレスの疑い
|
・成熟胎児であれば分娩
|
・未熟胎児であれば24 時間以内に再検し6 点以下であれば分娩
|
・羊水量が少なければ分娩
|
4
|
胎児ジストレスを強く疑う
|
・分娩
|
0 ~ 2
|
胎児ジストレスはほぼ確実
|
・分娩
|
- これらの項目であるbiophysical profileは胎児の低酸素症に対する反応で、NST、呼吸様運動、胎動、筋緊張は急性に起こり、羊水量の減少は慢性反応とされている。
- また、低酸素状態に対しては、NST、呼吸様運動、胎動、筋緊張の順に感受性が高いとされていて、低酸素状態の初期にはNST の異常や呼吸様運動の減少が起こり、低酸素からアシドーシスに進行するに従って胎動や筋緊張が消失する。
- 慢性反応の羊水量は、低酸素症による血流再分配機構により腎血流量が減少し、その結果、胎児の尿量が減少し羊水量の減少が出現するわけで、長期にわたる変化と考えることができる
参考
- http://www.jsog.or.jp/PDF/57/5709-291.pdf
国試
[★]
- 英
- amniotic fluid (Z)
- ラ
- liquor amnii
- 同
- 胎水
- 関
- [[]]
性状
成分
- 種々の成長因子、電解質、低濃度の蛋白質、アミノ酸、糖質、α-フェトプロテイン、リン脂質、酵素、プロラクチン、性ステロイドホルモン
産生
- 妊娠初期:羊膜
- 妊娠中期:胎児腎臓(胎児尿)、胎児肺(肺胞液)
腎による羊水の産生
- 尿細管は妊娠7週で形成され、妊娠10週には腎は尿を排泄するようになる。妊娠5ヶ月頃から腎盂、膀胱に尿が貯留し、随意的排尿が見られるようになる。(NGY.283)
羊水量
- 胎盤完成期から急増して、妊娠7-8ヶ月でピーク(700ml)となり、妊娠末期に減少して50-500mlとなる。
吸収
- 妊娠初期:羊膜
- 妊娠中期:嚥下→腸管から吸収→胎盤→母胎
機能
- MGY.292 G10M34
- 胎児の保護(物理的衝撃、体温保持)
- 運動空間の確保
- 胚の成熟
臨床関連
量的な異常