- 英
- narcolepsy、hypersomnia、narcoleptic
- 同
- 睡眠過剰症
- 関
- 睡眠発作、ナルコレプシー、睡眠過剰、過眠、傾眠過剰症
WordNet
- of or relating to narcolepsy
- a soporific drug that produces an uncontrollable desire to sleep
- a person who has narcolepsy
- a sleep disorder characterized by sudden and uncontrollable episodes of deep sleep; "he believes that narcolepsy is attributable to an inability to suppress REM sleep during waking"
- an inability to stay awake
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/14 19:21:43」(JST)
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過眠症 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
F51.1, G47.1 |
ICD-9 |
291.82, 292.85, 307.43-307.44, 327.1, 780.53-780.54 |
eMedicine |
med/3129 |
MeSH |
D006970 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
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過眠症(かみんしょう、hypersomnia)とは、睡眠が異常に多くなる疾患(睡眠障害)である。アメリカのNational Institute of Neurological Disorders and Stroke(NINDS)のWebサイトによると、 以下のように記述されている[1]。過眠症は日中の過度の眠気、または長時間の夜間睡眠が繰り返されることによって特徴付けられる。夜間に眠れなくて疲れてしまうのと異なり、過眠症の患者は日中の眠るべきではない場面、仕事中、食事中、会話中などに何度もの居眠りを強いられる。これらの日中の居眠りは通常、症状を和らげない。患者はしばしば長時間の睡眠から起きるのがつらく、ぼんやりしてしまうこともある。他の症状としては、不安、いらだち、活力の欠乏、落ち着かない気分、思考の遅延、発声の遅延、食欲減退、幻覚、そして記憶障害などがある。患者によっては、家庭や社会、仕事などにおいての能力が欠落する。典型的には、過眠症は青年期または若い成人の段階で発見される。
目次
- 1 診断
- 2 原因
- 3 治療
- 4 予後
- 5 脚注
- 6 関連項目
診断[編集]
一日10時間以上の睡眠を最低2週間常に取っているか、日中に何度も居眠りをしてしまう場合に過眠症と診断される。
原因[編集]
過眠症は脳障害や、うつ病、尿毒症、線維筋痛症などにより引き起こされる。また、過眠症はナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、periodic limb movement disorderなどの他の睡眠障害の症状ともなることがある。また、他の薬(例:うつ病、不安、双極性障害向けの向精神薬等)の副作用や禁断障害、ドラッグやアルコールの乱用でも引き起こされる。Genetic predispositionが一因と考えられている。
体重過多の人は過眠症になりやすい。過眠症により睡眠過多がエネルギー消費を妨げるので悪化し、減量がさらに難しくなる。
他の可能性としては、mononucleosisの感染があり、この種の感染直後からの過眠症患者のケースが見つかっている。
また、過眠症は子供のインフルエンザによっても起こることがある。
過眠症の原因が特定できない場合、idiopathic hypersomniaと診断される。
治療[編集]
NINDSのWebサイトによると、以下のように記述されている。治療は本質的に症候的である。アンフェタミン、メチルフェニデート、モダフィニルなどの中枢神経刺激薬が処方される。他の薬剤には、clonidine、levodopa、bromocriptine、抗うつ薬、monoamine oxidase inhibitorsが含まれる。行動改善(例えば夜勤や就寝時間までの社会活動を避ける等)および減量は多少の緩和となる。患者はアルコールとカフェインを控えたほうがよい。
予後[編集]
NINDSのWebサイトによると、過眠症患者の予後は障害の要因に依存する。障害そのものは生命に関わるものではないが、運転中に眠ってしまうことにより事故を起こすなど、深刻な結果をもたらすことがある。通常、このような症状は期限なく続く。
脚注[編集]
- ^ National Institutes of Health (2008年6月). “NINDS Hypersomnia Information Page”. 2009年8月25日閲覧。
関連項目[編集]
精神と行動の疾患(ICD-F - 290-319) |
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器質的 |
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認知症
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Mild cognitive impairment - アルツハイマー型認知症 - Multi-infarct dementia - Pick's disease - クロイツフェルト・ヤコブ病 - ハンチントン病 - パーキンソン病 - AIDS dementia complex - Frontotemporal dementia - Sundowning - Wandering
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その他
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せん妄 - Post-concussion syndrome - Organic brain syndrome
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向精神薬・薬物乱用・薬物に関する障害 |
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薬物中毒/オーバードース - 身体依存 - 薬物依存症 - リバウンド効果 - 二重リバウンド - 離脱
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統合失調症 - 妄想 |
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精神病 |
統合失調感情障害 - 統合失調症様障害 - 短期反応性精神病
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統合失調症 |
破瓜型統合失調症 - Delusional disorder - Folie a deux
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気分障害 (affective) |
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躁病 - 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症) - うつ病(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ)
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神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
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不安障害
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恐怖症
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広場恐怖症 - 社会恐怖/社交不安障害 (Anthropophobia) - 単一恐怖(閉所恐怖症) - 単一社会恐怖
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その他
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パニック障害 - 全般性不安障害 - 強迫性障害 - ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
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適応障害
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うつ症状を伴う適応障害
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身体表現性障害
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身体化障害 - 身体醜形障害 - 心気症 - 疾病恐怖 - Da Costa's syndrome - 精神痛 - 転換性障害(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症) - 神経衰弱 - Mass Psychogenic Illness
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解離性障害
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解離性同一性障害 - 解離性健忘 - Fugue state - 離人症性障害
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生理的・身体的 |
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摂食障害
|
神経性無食欲症 - 神経性大食症 - Rumination syndrome - NOS
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非器質性
睡眠障害
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過眠症 - 不眠症 - 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
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性的機能不全
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sexual desire - (Hypoactive sexual desire disorder - Hypersexuality) - sexual arousal - (Female sexual arousal disorder) - Erectile dysfunction - orgasm - (Anorgasmia - Delayed ejaculation - Premature ejaculation - Sexual anhedonia) - pain - (Vaginismus - Dyspareunia)
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産後
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産後うつ病 - Postnatal psychosis
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成人のパーソナリティ及び行動 |
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Sexual and
gender identity
|
Sexual maturation disorder - Ego-dystonic sexual orientation - Sexual relationship disorder - 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
|
|
Other
|
パーソナリティ障害 - 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖) - Body-focused repetitive behavior - 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
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|
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|
小児の精神障害 |
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精神遅滞
|
X-Linked mental retardation - (Lujan-Fryns syndrome)
|
|
Psychological development
(発達障害)
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Specific - 広汎性発達障害
|
|
Emotional and behavioral
|
ADHD - 行為障害 (ODD) - 情動障害 (Separation anxiety disorder) - 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - DAD) - チック症(トゥレット障害) - 言語障害(吃音症 - Cluttering) - Movement disorder (Stereotypic)
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未分類 |
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性同一性障害(性転換症 - 性別違和症候群) - 想像妊娠 - Catatonia - Intermittent explosive disorder - Psychomotor agitation - Stereotypy - Psychogenic non-epileptic seizures - Kluver-Bucy syndrome
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 過眠症の診断と治療 (特集 睡眠医療の今とこれから) -- (各種睡眠障害の診断と治療)
- 臨床研究・症例報告 インフルエンザ罹患後に発症し,良好な経過をたどったKleine-Levin症候群の12歳女児
- 過眠症 (特集 高齢者の睡眠障害 : 健康睡眠を目指して) -- (高齢者の睡眠障害の分類と成因)
Related Links
- 過眠症に関する基本的な知識を紹介しています。過眠症のタイプや過眠症を引き起こす主な原因を知り、ご自身の危険度をセルフチェックしてみましょう。
- 常に眠たくて、眠たくて、しょうもうない管理人が過眠症についての、症状や対処法などを紹介しています。 ... 睡眠の悩みの中で、中々寝られないという不眠症に関するような悩みの他に、やたら眠たくてなって仕方がないという ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sleep disorder, sleep disturbance
- 関
- 睡眠、睡眠薬、交代勤務睡眠障害
- 関
- 不眠、慢性不眠症、原発性不眠症、一過性不眠症、反跳性不眠。睡眠覚醒障害
分類
-
- KPS.393
原因別の分類
- 例
治療
-
- 起床後に太陽に当たるようにする
- 休日でも同じ時刻に起床するようにする
- 1日3回の食事を規則正しく取るようにする
- 運動習慣を身につけるようにする
- 夕方以降の昼寝は避けるようにする。(15時までに30分以内にする)
- 部屋の照明を明るくしすぎないようにする
- 寝る前のカフェイン摂取は控えるようにする
- 就寝前の喫煙は控えるようにする
- 寝酒としての飲酒は控えるようにする
- 就寝前にリラックスできる習慣を身につける(読書、音楽、入浴、ストレッチ、アロマテラピー)
- 就寝時刻にこだわらずに、眠たくなったらベットにはいるようにする
参考
- http://en.wikipedia.org/wiki/DSM-IV_Codes#Sleep_disorders
[★]
- 関
- disorder of excessive somnolence、hypersomnolence、narcolepsy、narcoleptic
[★]
- 英
- disorder of excessive somnolence
- 関
- 過眠症、睡眠過剰、傾眠症、昼間過眠症
[★]
- 英
- hypersomnolence
- 関
- 過眠症、傾眠過剰症、傾眠過剰
[★]
- 英
- disorder of excessive somnolence
- 関
- 傾眠症、傾眠過剰症
[★]
- 英
- idiopathic hypersomnia、idiopathic hypersomnolence
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- hypersomnia
- 関
- 過眠症