排卵誘発法
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Japanese Journal
- 2) 顆粒膜細胞における細胞内信号伝達系分子の活性化機序と排卵誘発への応用(シンポジウム1(生殖) 卵巣のダイナミックな変化の神秘に迫る-臨床へのフィードバックを目指して-,第67回日本産科婦人科学会学術講演会講演要旨)
- 若手の最新研究紹介コーナー LH作用の分子メカニズムの解明による新規排卵誘発法の開発(2015~2016年度 文部科学省科学研究費補助金採択研究)
- 症例報告 一般不妊治療で生じた重症卵巣過剰刺激症候群3例の発症背景の検討
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- この薬はエストロゲン(女性ホルモン)の拮抗薬で、体のホルモンのフィードバック機構を活用して排卵を促進するという機序を持つものです。 なります。これは、エストロゲンが子宮内膜や子宮頚管粘液の産生に関連しているから ...
- 排卵誘発 剤とは 卵子(らんし)が卵巣(らんそう)から排出(排卵)されるのを促進する薬を、排卵誘発剤といいます。一般には、月経不順 や無月経、排卵障害が原因の不妊症の治療に使われますが、排卵がふつうにある場合でも ...
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★リンクテーブル★
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- 32歳の女性。未経妊。不正性器出血を主訴に来院した。挙児希望があるため、子宮に癌がないかと心配している。 1年前から月経周期は40-45日型で不整、月経痛も自覚している。子宮頚がん検診は26歳から毎年受けているが、異常は指摘されていない。身長152cm、体重66kg。血圧144/92mmHg。内診で子宮は正常大で可動性良好。経腟超音波検査で子宮内膜厚は12mmでやや肥厚している。
- 現時点で最も適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D027]←[国試_105]→[105D029]
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- 37歳の女性。挙児希望を主訴に来院した。最近の1年間で2回妊娠し、いずれも稽留流産と診断され、子宮内容除去術を受けた。現在は、流産や手術が怖いため避妊しているという。月経周期は28日型、整。
- 対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I046]←[国試_106]→[106I048]
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[正答]
※国試ナビ4※ [095B047]←[国試_095]→[095B049]
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- 英
- ovarian hyperstimulation syndrome、OHSS
定義
疫学
病態
参考1
- OHSSは、多数の卵胞が成熟し黄体となる過程で放出されるいくつかの血管作動性物質の過剰な放出が引き金となり、毛細血管の透過性が増加することによると思われる。
- 卵胞由来の血管内皮成長因子(VEGF)(これだけではないと思うが)がOHSSの引き金となる。
- 血管内皮成長因子(VEGF)には2つの作用がある;(1)血管新生の強力なpromoter、(2)(多分)(部分的にNOを介して)血管透過性の亢進作用(→機能的な血管床の整合性/完全性(integrity)が損なわれる)、(3)細胞のアクチン線維を変化させて、接着結合を弱める(かもしれない)。
- 血液中の血管内皮成長因子はOHSSの発症と重症度と正の相関関係にある。
発症までの流れ
- 1. 多数の二次卵胞(antral follicle)が発育を始め、ついには排卵を迎える
- 2. 発育した多くの卵胞から過量の血管内皮成長因子(VEGF)が産生される。
- 3. 卵胞周囲の透過性の亢進した血管新生がおきる。
- 4. 多量のVEGFを含んだ濾胞液(follicular fluid)や濾胞周囲の血管が腹腔に流れ込み、VEGFなどが全身の血管床に吸収される。
- 5. 全身の血管の機能が異常となり、血管内の水分が多量に細胞間質(third space)に移動する
- 6. 循環血液量減少と共に、浮腫、腹水、胸水、心嚢液貯留をきたす。
- 7. 心機能、腎機能、肺、肝機能が悪化する
参考5改変
- ゴナドトロピン製剤の投与により主席卵胞の発育と同時に小卵胞の閉鎖化が抑制され、多数の卵胞発育が起こる。この結果、多数の卵胞からエストラジオールが分泌され、また内因性黄体化ホルモン(LH)の分泌が亢進する。(排卵を誘発するために?)hCGを投与すると、内因性のLHとあいまって黄体細胞から血管透過性を亢進させる物質が過剰に分泌される。
身体所見
検査
- 超音波検査:多数の卵胞・黄体濾胞、胸水、腹水
- 血液検査:(血液濃縮の所見)、低蛋白血症、凝固能亢進
症状
- G9M.88
治療
- G9M.88
参考
- 1. [charged] Pathogenesis of ovarian hyperstimulation syndrome - uptodate [1]
- 2. [charged] Classification and treatment of ovarian hyperstimulation syndrome - uptodate [2]
- 3. 〔産科合併症とその対策〕OHSS の発生原因とその管理 - 日産婦誌50巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/50/5006-135.pdf
- 4. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 卵巣過剰刺激症候群(OHSS) -
- http://www.info.pmda.go.jp/juutoku/file/jfm1104011.pdf
- 5. 〔各種専門委員会コーナー〕卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスク因子と対策 - 日産婦誌52巻5号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/52/5205-097.pdf
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- 英
- ovulation induction, induction of ovulation
- 関
- 排卵誘発、排卵誘発療法。体外受精-胚移植
種類
- NGY.522
G9M.38
副作用
参考
- 1. クリニカルカンファレンス3 生殖医療のup-to-date 3)調節卵巣刺激法 - 日産婦誌62巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-141.pdf
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- 英
- fertility drug、menstruation-inducing agent、ovulation inducing agent
- 関
- 妊娠促進薬、排卵誘発薬
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- 英
- menstruation-inducing agent
- 関
- 排卵誘発剤
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- 英
- ovulation
- 関
- 排卵誘発法
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- 英
- induction
- 関
- 誘導