- 同
- central venous pressure, CVP
正常値
- SAN.174
エコーによる評価
- レジデントノート 12(8);2010,1369
下大静脈径
|
中心静脈圧
|
低
|
正常 (≦10mmHg)
|
高
|
呼気時(mm)
|
|
≦15mm
|
>15mm
|
呼吸性変動(%)
|
100%(完全虚脱)
|
≧50%
|
<50%
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- from COMPENDIUM 中心静脈圧 : 原理,測定法とその解釈
- MM Reems,M Aumann,柴? 美佳 訳
- J-vet : EBM & informed consent 25(8), 37-49,112, 2012-08-00
- NAID 40019400930
- 写真で完璧! めっちゃわかる 医療機器の操作手順(最終回・第11回)中心静脈圧(CVP)測定編
- 中心静脈圧モニター (特集 先輩の"見落とさない"&"先読み"ポイントが症例でわかる! アセスメントに生かす循環領域のモニター機器)
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- ちゅうしんじょうみゃく。CVP(Central Venous Pressure)。 中心静脈の血圧。右心系機能の把握、うっ血性心不全の診断などのために測定される。 【正常値】 5~12cmh2o 【異
- 【測定の目的】 右心系機能の把握。 うっ血性心不全の状態を知る。 循環血液量と心臓の状態、ショック時の状態や治療に対する反応を把握するため。
- 目的 心機能および循環血液量などを評価する 中心静脈圧とは胸腔内の大動脈系の圧のこと 必要物品・準備 ここではマノメータを使用した測定について述べる。 マノメータ 滅菌生理食塩水 水平器 方法 中心静脈カテーテルにマノメータを ...
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[★]
- 次の文を読み、69~71の問いに答えよ。
- 中年の女性。意識障害のため救急車で搬入された。
- 現病歴:ホテルの部屋で倒れているのを従業員が発見し、呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した。救急隊到着時にはけいれんしていたが、搬送開始直後に治まった。
- 既往歴:不明生活歴:不明
- 家族歴:不明
- 現症:意識レベルはJCSⅡ-20。身長 160cm、体重 50kg。体温 38.6℃。心拍数 106/分、整。血圧94/50mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 100%(マスク5L/分酸素投与下)。皮膚はやや乾燥。瞳孔径は両側 6.5mmで、対光反射は両側やや緩慢。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音は減弱している。四肢に麻痺はなく、腱反射は正常。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 450万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球 11,200、血小板 16万、PT-INR 1.2(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 3.9g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 46U/L、ALT 32U/L、CK 1,500U/L(基準 30~140)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 141mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 102mEq/L。動脈血ガス分析(マスク5L/分酸素投与下):pH 7.35、PaCO2 28Torr、PaO2 100Torr、HCO3- 15mEq/L。心電図は洞調律で不整はないが、QRS幅が広がりQT間隔の延長を認める。ST-T変化を認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比と肺野とに異常を認めない。頭部CTに異常を認めない。
- ホテルの部屋のごみ箱に錠剤の空包が多数捨ててあったとの情報が得られた。
- 今後起こりうる合併症に対し最も重要なモニタリングはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F070]←[国試_112]→[112F072]
[★]
- 74歳の男性。息苦しさを主訴に来院した。半年前から階段昇降時などに息切れを自覚していた。2日前から症状が増悪し、昨夜からは安静時にも息苦しさを自覚するようになったため来院した。体温 36.4℃。脈拍 112/分、整。血圧 152/82mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95%(room air)。両下胸部にcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真(別冊No. 21A)を別に示す。心電図は洞性頻脈でST-T変化を認めない。心エコー図(別冊No. 21B、C)を別に示す。
- 本症例に関する研修医と指導医の会話を示す。
- 研修医:「心不全の患者さんが来院しました」
- 指導医:「先ほど私もお会いしました。心音はどうですか」
- 研修医:「(ア)を呈していました。」
- 指導医:「心雑音はどうですか」
- 研修医:「Levine Ⅲ/Ⅵの(イ)収縮期雑音を聴取しました」
- 指導医:「体位や呼吸で心雑音の強度は変化しますか」
- 研修医:「(ウ)」
- 指導医:「頸静脈の所見はどうですか」
- 研修医:「上体の45度の挙上で胸骨角から10cmの高さまで頸静脈拍動を認めます。推定の中心静脈圧は(エ)程度だと思います」
- 指導医:「触診所見はどうでしょうか」
- 研修医:「心尖拍動は(オ)で触知されました」
- ア~オと会話内容の組合せで正しいのはどれか。
- a ア―――奔馬調律
- b イ―――頸部に放散する
- c ウ―――座位の前傾姿勢で雑音が増強します
- d エ―――5cmH2O
- e オ―――鎖骨中線の内側
[正答]
※国試ナビ4※ [113A051]←[国試_113]→[113A053]
[★]
- 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
- 46歳の男性。背部に放散する激しい腹痛を主訴に来院した。
- 現病歴 : 昨日の夕方に大量飲酒した。夜半から背部に放散する上腹部痛が出現した。今朝から疼痛がさらに増強し、腹部全体に広がり、冷汗も出現した。
- 既往歴 : 6年前腹部超音波検査で胆石を発見されたが放置している。3年前から高血圧症でカルシウム拮抗薬を投与されている。
- 嗜好 : 32歳時から1日平均約3合の日本酒を毎日飲酒している。
- 現症 : 身長165cm、体重76kg。体温37.8℃。呼吸数34/分。脈拍124/分、整。血圧76/48mmHg。心肺に異常所見はない。腹部では、全体に圧痛を認め、反跳痛も認める。左背部に叩打痛を認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球391万、Hb12.7g/dl、Ht38%、白血球11,800。血清生化学所見:血糖215mg/dl、総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.3 g/dl、尿素窒素50mg/dl、クレアチニン2.0mg/dl、総ビリルビン1.0 mg/dl、GOT62単位(基準40以下)、GPT76単位(基準35以下)、LDH760単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ296単位(基準260以下)、γ-GTP320単位(基準8~50)、アミラーゼ1,560単位(基準37~160)、Na133mEq/l、K5.0mEq/l、Cl 100mEq/l、Ca 7.2mg/dl、CRP 38mg/dl(基準0.3以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air)PO2 60.6 Torr、base excess -5mEq/l。
[正答]
※国試ナビ4※ [095H008]←[国試_095]→[095H010]
[★]
- 次の文を読み、25~27の問いに答えよ。
- 51歳の男性。昨夜から呼吸困難がひどくなり来院した。
- 現病歴 : 32歳時の会社の健康診断で蛋白尿と血尿とを指摘されたが、症状がなく放置していた。42歳ころから高血圧を指摘され、時々降圧薬を服用していた。45歳ころから夜間尿を認めるようになった。5日前から全身倦怠感、食欲不振、悪心および頭痛が出現した。
- 現症 : 意識は清明。身長171cm、体重79kg。体温37.1℃。脈拍98/分、整。血圧166/92mmHg、眼瞼結膜は貧血様である。胸部で心尖拍動を鎖骨中線から4cm外側に触知し、両側下肺野にcoarse crackles(水泡音)を聴取する。肝を右肋骨弓下に1.5cm触知する。腹水を認める。下腿に著明な浮腫を認める。検査所見:尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血2+。血液所見:赤血球230万、Hb6.9g/dl、Ht21%、白血球7,000、血小板20万。血清生化学所見:総蛋白4.6g/dl、アルブミン2.1g/dl、尿素窒素125mg/dl、クレアチニン12.8mg/dl、Na129mEq/l、K6.6mEq/l、Cl100mEq/l、Ca7.3mg/dl、P6.0mg/dl、HCO3 -12mEq/l
- この患者でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C025]←[国試_096]→[096C027]
[★]
[正答]
D
中心静脈
|
|
肺動脈楔入圧
|
4~8
|
8~20
|
右心房
|
左心房
|
1~4
|
8~20
|
右心室
|
左心室
|
8~20
|
120~20
|
肺動脈
|
大動脈
|
8~20
|
120~70
|
※国試ナビ4※ [101B031]←[国試_101]→[101B033]
[★]
- 43歳の女性。1か月前から労作時の息切れを自覚し、心尖部にIII/VI度の汎(全)収縮期雑音を聴取する。心エコー図(別冊No.10A、B)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A030]←[国試_107]→[107A032]
[★]
- 術後呼吸不全に対して気管挿管を行った。加圧によって胸郭は動くが、聴診で呼吸音が弱いと感じられた。気管チューブが気管内に挿入されているのを確認するのに最も適切な指標はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107B028]←[国試_107]→[107B030]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G033]←[国試_108]→[108G035]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106B017]←[国試_106]→[106B019]
[★]
- Swan-Ganzカテーテル検査で測定できないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E038]←[国試_103]→[103E040]
[★]
- 広義の多臓器不全の診断基準に含まれる検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100G060]←[国試_100]→[100G062]
[★]
- 英
- dehydration, anhydration
- 同
- (国試)脱水
- 関
病態
- (病態によって体液の浸透圧と量に変化が生じる)→循環血液量の低下
身体所見
- 体重減少、血圧・脈拍の変化、起立性低血圧、皮膚乾燥感と緊張度の低下、口腔粘膜の乾燥、静脈虚脱。
検査所見
- 血液:中心静脈圧↓、Ht・BUN・UA↑、血液浸透圧↑
- 脱水状態では近位尿細管でNa・水と共に尿素の再吸収が亢進するため(NEL.313)
- 尿:尿比重1.020↑、尿の浸透圧↑、尿中Na排泄↓(10 mEq/l以下)
- ホルモン:ADHの上昇
- 神経系:RA系と交感神経の亢進。
脱水の分類
- 高張性脱水:喪失が Na < 水 → 血清浸透圧↑
- →細胞内から細胞外に水が移動→循環血液量わずか↓。細胞内液は著名↓
- 血清浸透圧は不変→水の移動は起こらない。
- 低張性脱水:喪失が Na > 水 → 血清浸透圧↓
- →細胞外から細胞内に水が移動→循環血液量著名↓減。細胞内液↑
|
低張性脱水
|
等張性脱水
|
高張性脱水
|
細胞外液浸透圧
|
↓↓
|
|
↑↑
|
病態
|
Na喪失
|
|
水喪失
|
水の動き
|
細胞外→細胞内
|
|
細胞内→細胞外
|
血管内のvolume
|
減少する
|
|
比較的保たれる
|
疾患
|
熱傷、 利尿薬、 アジソン病
|
|
発熱、 発汗過多、 下痢、 急性腎不全回復期
|
皮膚ツルゴール
|
↓↓
|
↓
|
↓
|
脈拍
|
↑↑
|
↑
|
↑
|
ショック
|
++
|
+
|
±
|
ヘマトクリット
|
↑
|
↑
|
↑
|
尿量
|
→↓
|
→↓
|
↓↓↓ 一次的な血漿浸透圧低下 のためにADHが分泌され 尿濃縮を来す
|
意識障害
|
+(傾眠→昏睡)
|
様々
|
+(興奮→昏睡)
|
口渇感
|
±
|
-
|
++
|
粘膜乾燥
|
+
|
++
|
++
|
深部腱反射
|
↓↓
|
様々
|
↑↑
|
嘔気・嘔吐
|
+(脳浮腫)
|
-
|
±
|
頭痛
|
+(脳浮腫)
|
-
|
-
|
体温
|
↓(循環不全)
|
↓(循環不全)
|
↑(筋痙攣、 熱中枢異常)
|
体重あたりの必要水分量
- 乳児:150 ml/kg/day
- 小児:100 ml/kg/day
- 学童: 80 ml/kg/day
- 成人: 50 ml/kg/day
乳児の脱水
|
軽症
|
中等症
|
重症
|
脱水徴候
|
体準減少
|
3-5%
|
6-9%
|
10%以上
|
皮膚ツルゴール低下
|
-
|
+
|
++
|
更新粘膜乾燥
|
±
|
+
|
++
|
大泉門陥凹
|
-
|
+
|
++
|
眼球陥凹
|
-
|
+
|
++
|
尿量
|
やや乏尿
|
乏尿
|
著明乏尿
|
末梢循環不全
|
皮膚色
|
やや蒼白
|
蒼白
|
チアノーゼ
|
脈拍減弱
|
-
|
+
|
++
|
血圧低下
|
-
|
±
|
+
|
中枢神経症状
|
意識障害
|
-
|
+
|
++
|
痙攣
|
-
|
±
|
+
|
- 体温 :脱水が重症になるにつれて四肢の体温が低下 → 循環血液量減少 → 交感神経緊張 → 末梢血管収縮
- 呼吸数:軽度~中程度の脱水では変化しない。高度の脱水では代謝性アシドーシス → 代償的な頻呼吸
乳児・年長児の脱水症状
- SPE.195改変
等級
|
体重減少
|
皮膚
|
粘膜
|
循環
|
|
尿量
|
口渇感
|
啼泣時の涙
|
大泉門
|
症状のまとめ
|
乳児
|
年長児
|
緊張度
|
色調
|
末梢体温
|
脈拍
|
血圧
|
軽度
|
<5%
|
<3%
|
良好
|
青白い
|
少しひんやり
|
乾燥
|
正常
|
正常
|
軽度低下
|
軽度
|
出る
|
平坦
|
濃縮尿
|
中等度
|
<10%
|
<6%
|
|
|
|
|
|
|
|
|
速脈を触れる
|
正常か低下
|
|
|
|
|
|
|
|
|
末梢循環不全
|
重度
|
<15%
|
<9%
|
かなり低下
|
斑点状
|
冷たい
|
カラカラに乾燥
|
速脈、わずかに触れる
|
低下
|
無尿
|
強度
|
出ない
|
明らかに陥没
|
血圧低下・ショック・意識障害
|
脱水の種類と症候・検査値
- QB.O-50
- 高張性脱水:Na ≧150 mEq/L
- 等張性脱水:Na 130~150 mEq/L
- 低張性脱水:Na ≦130 mEq/L
国試
[★]
- 英
- septic shock
- 同
- 敗血症ショック、感染性ショック、細菌性ショック、エキソトキシンショック(厳密には定義が違う?)
- 関
- ショック、敗血症
概念
- 微生物の感染によって起こる。グラム陰性菌(endotoxic shock)で起こるが、グラム陽性菌・真菌でも起こりうる。(BPT.102)
- 必ずしも全身性の菌血症は必須ではない。局所の生物の血管外感染にたいする宿主の炎症反応で十分おこりうる。(BPT.102)
- 敗血症ショックの70%がグラム陰性菌由来のエンドトキシンによる(endotoxic shock)
特徴
- warm shock:LPSによるショックでは末梢血管の血管透過性が亢進し、末梢血管抵抗が低下するが、体液が組織に移行して体が温かく感じられる。
- 血管末梢抵抗の低下により、代償的に高心拍出量状態となるり、ついには低心拍出量状態、多臓器不全となる。末期では体温は下がる。
病態生理 BPT.103
- 1. LPSが血中に放出される
- 2. 循環血液中のLPS-binding proteinと結合する
- 3. 2.の複合体は単球、マクロファージ、好中球上に発現しているCD14に結合する
- 4. CD14と共役しているTLR-4が細胞内にシグナルを伝達する。
- 5. TLR-4からのシグナルにより、IL-1, TNF等のサイトカインを放出
- 6. IL-1, TNFは血管内皮細胞に作用して抗凝固因子(TFPI、thrombomodulin)の産生を低下させる。 ← この作用は血管内皮上のTLR-4-CD14にLPSが結合することで増強される。
低用量のLPS
- 1. 単球、マクロファージ、好中球を活性化。補体系の直接の活性化。
- 2. LPSに反応してTNFを産生した単球性の食細胞はこんどはIL-1を産生する
- 3. 血管内皮はTNFとIL-1に反応してIL-6, IL-8を産生し、接着分子を発現する。
高用量のLPS
- 1. サイトカインにより産生されたエフェクター(NO、血小板活性化因子(PAF))が増加
- 2. 多量のTNFとIL-1によって発熱、急性相反応物(APR)の産生、好中球の増多
- 3. 血管内皮細胞は前凝固状態になる
高用量のLPSによってもたらされる帰結
- (1) 全身性の血管拡張(低血圧)
- (2) 心筋収縮力の減弱
- (3) びまん性の血管内皮障害と活性化、これにより白血球の血管内皮の接着が促進され、肺における肺胞のびまん性血管内皮損傷がおこる。
- (4) 凝固系の亢進がDICを引き起こす。
症状
- warm shock: 初期は発熱を伴う。発汗、呼吸促迫、頚静脈平坦、脈圧増大(高心拍出量状態を反映。低血圧の代償)、頻脈(発熱による)、心拍数増加、末梢血管抵抗低下、意識低下、尿量減少。
- cold shock: 末期には体温は低下する。
- 呼吸性アルカローシス:乳酸蓄積とサイトカイン増加で頻呼吸となるため(CBT QB vol2 p.554)
新生児
治療・管理
対症療法
- 初期におけるショックに対する治療 → 輸液負荷、昇圧薬、
- Dellinger RP, Levy MM, Carlet JM, et al: Surviving Sepsis Campaign: international guidelines for management of severe sepsis and septic shock: 2008. Crit Care Med 2008; 36:296-327.
- Early goal-directed therapy(Grade 1B)
- 敗血症ショックにおける指標を定めた初期輸液療法
- 敗血症ショックの治療開始後6時間の輸液療法はクリスタロイドであれば1-2l/hrとし、5%アルブミン液であれば0.6-1l/hrとする。
- 以下の4項目を達成目標とする
- 輸液負荷により低血圧が持続する場合に適応となる(ICU.646)
- ドパミンは腹腔内臓器の血流を低下させ組織アシドーシスを促進する可能性があるが、ノルアドレナリンにはこれはない。
根治療法
- 感染巣の同定、起炎菌の同定(血液培養の感度は30-40%程度)と薬物感受性の検索
ステロイド治療
- 昇圧薬を必要とする全ての敗血症性ショック患者にステロイドが推奨されている (ICU.646)
[★]
- 生理学での圧力の単位には以下のようなものが使われている。
- 例えば、気体の分圧、血圧、浸透圧の大きさを表現するために使われている。
mmHgとtorr
- 厳密には異なる → トル
mmHgとmmH2O
Wikiによれば
1 [mH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1 [m] = 9806.65 [Pa]
ゆえに
1 [cmH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1 [mm] = 98.0665 [Pa]
1 [mmH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1 [mm] = 9.80665 [Pa]
また
133.322 [Pa]=1 [torr] ≒ 1 [mmHg]~
よって
1 [mmHg] = 1.35951 [cmH2O] = 13.5951 [mmH2O]};
これはHgの密度を反映している
生体内の圧力
- http://www8.ocn.ne.jp/~halfboil/note/not-03.html
正常血圧
|
120/80mmHg
|
SpO2=98%
|
CVP 中心静脈圧
|
4-8 mmHg
|
50-100mmH2O
|
SpO2=70-75%
|
RA右房圧
|
6mmHg
|
SpO2=75%
|
LA左房圧
|
10/0mmHg
|
SpO2=95%
|
RV右室圧
|
20/0mmHg
|
SpO2=75%
|
LV左室圧
|
110/10mmHg
|
SpO2=95%
|
PA肺動脈圧
|
20/10mmHg
|
SpO2=75%
|
Ao 大動脈圧
|
110/70mmHg
|
SpO2=95%
|
PAWP肺動脈楔入圧
|
10-12mmHg
|
SpO2=100%
|
PaO2動脈酸素分圧
|
100-80mmHg
|
|
PaCO2動脈炭酸ガス分圧
|
45+-5mmHg
|
|
頭蓋内圧ICP intracranial pressure
|
6-12mmHg
|
120-180mmH2O
|
髄液圧
|
|
20-40mmH2O
|
門脈圧PVP
|
|
80-180mmH2O
|
胸腔内圧
|
|
正常眼圧
|
15±5mmHg
|
|
- 肺毛細管圧:8-10 mmHg (SAN.192)
- 肺静脈圧:4-5 mmHg (SAN.192)
[★]
- 英
- Scvo2
- 関
- 中心静脈圧 central venous pressure CVP, 混合静脈血酸素飽和度 SvO2
参考
[★]
- 英
- right atrial pressure, RAP
- 関
- 中心静脈圧、上大静脈圧
[★]
- 英
- pulse pressure, PP
- 関
- 血圧、脈圧低下 脈圧狭小
- 収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最小血圧)の差。
脈圧の上昇
- 血管壁の硬直によるウインドケッセル効果?の消失による
脈圧の低下
- 拡張期の短縮 → 心室に血液が充分充満しないうちに駆出されるため
[★]
- 英
- center、centre、hub、centrum、centro、central、medial
- 関
- センター、中央、中心性、中心的、中枢神経性、中枢性、中枢的、内側、内側性、中央に置く、椎体、中枢、ハブ
[★]
- 英
- venous pressure, VP
- 関
- 静脈、動脈、動脈圧
- 2-8 mmHg (PHD.61) → 27.2-108.8 mmH2O
[★]
- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。
[★]
- 英
- central vein (Z), central vein Rolando