- 英
- atherosclerosis
- 同
- アテローム性動脈硬化症、粥状動脈硬化症 → googleでのhitはアテローム性動脈硬化症>粥状硬化症>粥状動脈硬化症
- 関
- 動脈硬化症
概念
- 動脈硬化症の下位概念
- 影響を受ける動脈:弾性動脈~筋性動脈 → 大動脈、冠状動脈
- 形成されやすい部位:腹部大動脈 > 冠状動脈 > 膝窩動脈 > 頚動脈
- 腹部大動脈の背側、近位冠状動脈→膝窩動脈、胸部下行大動脈、内頚動脈、腎動脈(PHD.129)
病態生理
症状
合併症
- 動脈瘤、虚血、梗塞、末梢血管病変、血栓、塞栓
危険因子
- 年齢 :
- 性 :男性>女性。女性は閉経後にリスク↑(エストロゲン)
- 家族因子:
- 脂質異常症:LDL 150 mg/dl以上
- 高血圧症
- 喫煙、
- 糖尿病
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 22)大動脈内バルーンパンピング術(IABP)後,5ヶ月の経過を経て多臓器不全を来した大動脈粥状硬化症の一例(第103回日本循環器学会近畿地方会)
- 中西 朋子,檜谷 興,桑原 佳宏,木全 玲,大塚 宏治,大中 玄彦
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 71(Supplement_III), 991, 2007-10-20
- NAID 110006479165
- 血液透析患者における血清 fetuin-A と各種パラメーターとの比較検討
- 及川 治,樋口 輝美,山崎 俊男,山元 智衣,福田 昇,松本 紘一
- 日大醫學雜誌 65(6), 376-381, 2006-12-01
- NAID 10020625348
Related Links
- 動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう、Atherosclerosis). 動脈が肥厚し硬化した状態を 動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症という。動脈硬化 の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがあるが、 ...
- 粥状硬化とは?動脈硬化の種類(粥状硬化・中膜硬化・細動脈硬化)についてわかり やすく解説しています。粥状動脈硬化とはどのようなものなのでしょうか?粥状硬化 について知りたい方は参考にしてください。粥状硬化についてはこちら.
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 高血圧症の若年女性の右腎動脈造影写真(別冊No. 2)を別に示す。左腎動脈造影写真には異常を認めない。
- この疾患に関する説明で正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I007]←[国試_106]→[106I009]
[★]
- ☆case59 尿中の血液
- 52歳 ビジネスマン
- 顕微鏡的血尿のため泌尿器科医に紹介があった。
- 主訴:顕微鏡的血尿
- 現病歴:6ヶ月前、new jofのためのisurance medicalで血尿を指摘された。以来、家庭医に2回血尿指摘された。以前の尿検査は正常だった。一度も顕微鏡は指摘されたことが無く、泌尿器系の症状もなかった。顕微鏡的血尿であることを除けば健康である。視覚、聴覚に問題なし。タバコ1日30本、アルコール35 unit/week(缶ビール(350ml)20本/週)
- 既往歴:特記無し。
- 家族歴:特記無し。腎臓病の家族歴無し
- ・身体所見
- 栄養状態良く体調はよい。心拍:72/分、整。血圧:146/102 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部、神経学所見:異常なし。眼底鏡でarteriovenous nippingを認める。
- ・検査
- (血液生化学)
- 上昇:尿素、クレアチニン、γ-GTP
-
- (尿検査)
- 蛋白:++。血尿:++。赤血球:>100 red cells
- 24時間尿蛋白:1.2g; 正常値 <200mg/24hr
- (その他)
- ECG:左室拡大。腎超音波検査:大きさは正常
- (第一パラグラフ)
- ・顕微鏡的血尿の原因は腎臓と尿路系のものがある(ex.前立腺病変、結石)。
- ・顕微鏡的血尿 + 高度のタンパク尿 + 高血圧 + 腎障害 = 慢性糸球体腎炎の病態
- ・γ-GTP高値はアルコールの過剰摂取による肝臓病であることに適合する
- ・男性で推奨されるアルコール摂取の上限は、28unit/週 ()
- (第二パラグラフ)IgA腎症
- ・IgA腎症は先進国における一般的な糸球体腎炎。メサンギウム領域におけるIgAの蓄積が特徴的
- ・患者はしばしば、上気道感染と同時におこる顕微鏡血尿のエピソードがある
- ・IgA腎症は多くは特発性だけど、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病(Henoch-Schonlein purpura)とアルコール性肝硬変(alcoholic cirrhosis)と関連するのが普通である。
- ・IgA腎症の患者の20%は20年の経過で末期腎不全(end-stage renal failure)に陥る。
- (第三パラグラフ)基底膜病・アルポート症候群
- ・菲薄基底膜病はisolated microscopic hematuria、minimal proteinuria及び正常腎機能(悪化しない)をしめす家族性の疾患である。
- ・電顕的にはびまん性の糸球体基底膜の菲薄化が見られる(300-400nm -> 150-225nm)
- ・アルポート症候群は進行性糸球体病態であり、聴覚消失と視覚異常と関連している。ふつうX連鎖優性遺伝で、男性がひどく影響を受ける。
- (第四パラグラフ)What further incestigations would you organize?
- ・腎生検
- ・age>50: 尿細胞診、前立腺特異抗原、膀胱鏡 → 除外診断のため(膀胱・前立腺病変)
- ・肝超音波検査が必要で、肝生検を考慮するべき。
- (第五パラグラフ)What advice would you give this patient
- ・指導:禁酒、血圧のコントロール
- ・経過観察:透析、腎移植に移行しうるため
- ・血清/血漿クレアチニン:これはGFRが50%減らないと上昇しない → この症例では軽度のクレアチニンの上昇は腎機能は正常の腎機能の40%であることを示す。
- ・治療:免疫抑制薬がIgA腎症の大部分で透析導入を遅らせるという証拠はない
- ■KEYPOINT
- ・50歳以下の血尿のみを訴える患者はまず腎臓専門医に紹介すべき。
- ・50歳以上の血尿のみを訴える患者は、膀胱や前立腺の疾患を除外するためにまず泌尿器科医に紹介すべき
- ・血清/血漿クレアチニンのわずかな上昇は腎機能の大きな喪失を示している。
- ・大量のアルコール摂取による肝障害は明らかな徴候なく起こるかもしれない。
- ■もっとも一般的な顕微鏡的血尿をきたす糸球体による原因
- IgA腎症
- 菲薄基底膜病(thin basement membrane disease)
- アルポート症候群(XR)
- ■高血圧の病理的帰結 HIM.1552
- ・高血圧が生み出すリスクファクター:粥状硬化症
- ・高血圧が悪化因子?(predisposing factor)となる疾患:心不全、冠動脈疾患、梗塞、腎臓病、末梢動脈疾患
- 心臓:高血圧性心疾患は高血圧に対する機能的・構造的適応 → 左心室肥大、拡張期機能不全(diastolic dysfunction)、うっ血性心不全、血行異常(冠状動脈の粥状硬化・微小血管障害による)、不整脈
- 左心室肥大(1遺伝的要因と血行動態要因による) → ↑リスク:冠動脈心疾患、梗塞、慢性心不全、突然死
- 拡張期機能不全:(左心室壁が肥厚して拡張期に十分拡張できないという意味での機能不全(written by s))
- 脳:(高血圧は脳梗塞と脳出血のリスクファクター)
- ・認知症(脳梗塞による)
- ・高血圧脳症(autoreguration(50-150mmHg)が傷害され、重度の頭痛、悪心・嘔吐、巣状神経徴候(focal neurologic sign)、精神状態の変調をきたす)
- 腎臓:高血圧は腎障害と末期腎臓病のリスクファクター。
- ・腎臓における粥状硬化性の高血圧に関連した血管損傷は、最初に糸球体の前の細動脈に及ぶ。これにより糸球体と糸球体の後の構造に虚血性の変化を起こす。
- ・糸球体の損傷は糸球体の高灌流による糸球体毛細血管の損傷の結果かもしれない。
- ・糸球体の病理は糸球体硬化症を呈し、そして尿細管は虚血により萎縮する。
- 末梢動脈:長期にわたって持続する高血圧により、下肢の動脈を狭窄させる → 跛行
- 網膜:交差現象(http://www.1stretinalscreen.com/ra_DR_NonDR.asp )
- AV nipping is indicative of hypertension and describes the changes which occur at arteriovenous crossings in the retina where an artery crosses a vein. In patients with hypertension and associated arteriolosclerosis (narrowing of the artery) the artery applies increased pressure on the vein at the point where it passes over the top of the vein.
- ■顕微鏡的血尿
- 血尿のうち、肉眼的には血尿ではないが、尿沈渣で400倍毎視野1個以上の赤血球を認める場合をいう。 しかしそれでは再現性に乏しいので、一般的には5個以上の赤血球を認める場合を顕微鏡的血尿といい病的意義をもつ。
- ■glossary
- modest adj. 謙虚な。慎み深い、控えめな、遠慮がちの。(主に女性が)しとやかにした、ひどく上品な。質素な、地味な。適度の、穏当な。大きくない、ささやかな。
[★]
- 英
- nephrosclerosis
- 関
- [[]]
概念
- 腎血管病変に伴う血流障害の結果、糸球体の硬化・硝子化、尿細管萎縮、間質結合組織の増加を来し、腎が硬化した状態。
分類
比較
|
動脈性腎硬化症
|
良性腎硬化症
|
悪性腎硬化症
|
老人性腎硬化症
|
原疾患
|
粥状硬化症
|
高血圧
|
悪性高血圧症がほとんど
|
病理
|
腎動脈やその分枝などの粥状硬化 内腔の狭小化や内膜断裂 腎組織は虚血性の萎縮像
|
小細動脈硬化(細動脈硬化)による内腔の狭窄とその灌流域のネフロンの萎縮 小葉間動脈や糸球体輸入動脈に硬化が見られる (⇔糖尿病性の場合には輸出細動脈にも認められる) 硝子様細動脈硬化、線維増殖性内膜肥厚 病変の進行と共に腎萎縮 腎表面は細顆粒状
|
腎の細動脈にフィブリノイド壊死と増殖性動脈内膜炎
|
腎機能
|
健常な腎実質が残存
|
腎機能は軽度~中等度で、比較的末期まで腎機能は保たれる
|
高度の腎機能低下が急速に進展
|
検査
|
|
(細動脈性腎硬化症)タンパク尿:軽度(1日1g以上はまれ)。尿沈渣:正常~軽微な変化
|
|
[★]
- 英
- pathology
- 関
細胞障害
炎症
創傷治癒
循環障害
免疫異常
遺伝性疾患
腫瘍
代謝障害
-
-
環境と疾患
参考
[★]
- 英
- arteriosclerosis (M)
- 関
- 動脈硬化
定義
病型
リスクファクター BPT.344
-
-
- 肥満
- 運動不足
- ストレス
- 閉経後エストロゲン欠乏
- 高炭水化物食
- リポ蛋白(a)
- 硬化不飽和脂肪酸の摂取
- Chlamydia pneumoniae感染
検査
粥腫のマーカー?
-動脈硬化
[★]
- 英
- renal hypertension
- 関
分類
[★]
- 英
- coronary atherosclerosis
- 関
- 冠動脈硬化、冠状動脈硬化症、冠状動脈硬化、冠状動脈アテローム性硬化症、冠動脈硬化症
[★]
- 英
- cerebral atherosclerosis
- 関
- 脳動脈硬化症、脳動脈硬化
[★]
- 英
- coronary artery atherosclerosis
[★]
- 英
- aortic atherosclerosis
[★]
- 英
- consolidation、stiffening、curing、hardening、induration、sclerosis、harden、indurated
- 関
- 加硫、強化、硬化症、固定、治療、ハードニング、圧密、硬結
- コンソリデーション
[★]
- 英
- sclerosis、scleroma
- 関
- 硬化
- 臓器や組織が硬くなること。
- 皮膚 → 皮膚硬化症(強皮症など)
- 肝臓 → 肝硬変
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- atherosclerosis
- 関
- 粥状硬化症