- 英
- health
WordNet
- a healthy state of wellbeing free from disease; "physicians should be held responsible for the health of their patients" (同)wellness
- the general condition of body and mind; "his delicate health"; "in poor health"
PrepTutorEJDIC
- 『健康』,健全 / (体の)状態,調子 / 《To one's health!》(健康を祝しての)乾杯
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OECD各国における成人の健康自己申告。
「How is your health in general?」にgoodまたはbetterと回答した割合(%)。
健康 (けんこう、英: health)とは、心身がすこやかな状態であること[2]。
目次
- 1 概念
- 2 健康観
- 3 健康の前提条件
- 4 健康権
- 5 出典 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
概念
健康の概念は、1948年の設立における世界保健機関憲章の前文にある、以下の定義が有名である。
“ |
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
1951年(昭和26年)官報掲載の日本語訳は、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。原文はHealth is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. [3]
|
” |
この定義は、健康に関連する権利が不可分かつ相互依存であることを示している[4][5][6]。
世界保健機関は1999年の総会で健康の定義として以下の定義を提案[7]しているが、審議には至っていない[8]。強調は1948年との変更箇所(原文に強調はない)。
“ |
健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
原文はHealth is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.[9]
|
” |
社会的な健康の概念は、健康の社会的決定要因により説明される。すなわち、裕福で、富の分布が公平な社会にすむ人たちは、健康である[10]。また、どのような社会においても、社会的地位が低いと、平均寿命は短く、疾病が蔓延している[11]。
健康観
健康観(けんこうかん、英: health view)とは、健康に関する価値観・価値基準の事である[要出典]。医学・福祉に従事する者は、健康を医科学的側面と価値観的側面の両立を成しえてこそ維持されるものであり、その点で健康観的な研究、あるいは知識を身につける。
健康観は、個々人が持つものであるが、それはその人の社会的属性・人的属性により異なり、変化するものである。社会的属性とは、会社、学校、地域、国、文化などであり、人的属性とは性別、年齢、身体状態などである。
健康観の研究は、多分野によるアプローチが行われている。健康観の研究は、医科学的な分野ではない。文化学的、学際的要因と関連がある。そのため、これに研究従事する人々の属する分野は様々である。
健康の前提条件
健康づくりのためのオタワ憲章では、健康を達成するための前提条件(Prerequisites for Health)が明示された[12]。
- 平和
- 住居
- 教育
- 食糧
- 収入
- 安定した環境
- 持続可能な資源
- 社会的公正と公平
これらの健康の前提条件は、1998年に健康の社会的決定要因として整理されている[11]。
健康権
世界保健機関は1948年の憲章にて、「達成可能な最上級の健康水準を楽しむことは、人種、信条、政治理念、経済的社会的状況に関わらず、全人類の基本的権利の1つである」と宣言している[13]。1966年の国連総会で採択された経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(A規約)では、健康権(Right to health)は「達成できる最高水準の身体的精神的健康」であると説明されており、政府の義務は、健康の前提条件の整備と医療の提供の両方からなると理解される[14]。
以下は、A規約で健康権を説明するとされる第12条である。
第12条
- この規約の締約国は、すべての者が到達可能な最高水準の身体及び精神の健康を享受する権利を有することを認める。
- この規約の締約国が1の権利の完全な実現を達成するためにとる措置には、次のことに必要な措置を含む。
- 死産率及び幼児の死亡率を低下させるための並びに児童の健全な発育のための対策
- 環境衛生及び産業衛生のあらゆる状態の改善
- 伝染病、風土病、職業病その他の疾病の予防、治療及び抑圧
- 病気の場合にすべての者に医療及び看護を確保するような条件の創出
— 経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約
1980年に日弁連は、健康権について「憲法の基本的人権に由来し、すべての国民に等しく全面的に保障され、なにびともこれを侵害することができないものであり、本来、国・地方公共団体、さらには医師・医療機関等に対し積極的にその保障を主張することのできる権利である」としている[15]。
1980年代から、国際連合などいくつかの団体は、健康と人権との関係から、その国際的責任は、別々ではなく、1つのものであると認識するようになってきている[16]。1994年の国際人口開発会議 (ICPD) と世界女性会議 (WCW) の協議文書は、国際合意文書上で健康と人権の具体的なつながりを認め、また健康と人権についての政府は二重の責任を負うということを示した[17]。
出典 脚注
- ^ 広辞苑 第五版
- ^ 世界保健機関憲章(世界保健機関)
- ^ Health Hum Rights. 1994 Fall;1(1):24-56. The right to health in international human rights law.
- ^ Health Hum Rights. 1999;4(1):6-25. The right to health fifty years on: still skeptical?
- ^ Toebes B. The Right to Health as a Human Right in International Law (1999) Antwerpen
- ^ WHO憲章における「健康」の定義の改正案について(厚生労働省報道発表資料)
- ^ [http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1110/h1026-1_6.html WHO憲章における「健康」の定義の改正案のその後について (第52回WHO総会の結果)](厚生労働省報道発表資料)
- ^ 「健康」の再定義(世界保健機関)
- ^ なにが健康を決定しているのか?(カナダ公衆衛生機関)
- ^ a b 健康の社会的決定要因: ソリッドファクツ(世界保健機関)
- ^ 健康づくりのためのオタワ憲章、PDF形式(世界保健機関)
- ^ 世界保健機関憲章(世界保健機関)
- ^ 経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(A規約)(外務省)
- ^ 人権擁護大会宣言・決議集 Subject:1980-11-08「健康権」の確立に関する宣言(日本弁護士連合会)
- ^ Health and human rights. Health Hum Rights. 1994 Fall;1(1):6-23. PMID 10395709
- ^ 国際人口開発会議報告書の第IV章から第VII章、第4回世界女性会議の第IV(C)章の‘Women and health’と第IV(I)章‘Human rights of women’
参考文献
- Health at a Glance 2013 (Report). OECD. (2013-11-21). doi:10.1787/health_glance-2013-en.
関連項目
- 健康づくり
- 健康心理学
- 健康教育
- 日本の健康
- ウエルネス
- 健康管理システム(インターネットを利用した健康管理システム、サービス)
- 健康ブーム/健康食品
- 医療/介護/福祉/衛生
- 医療社会学/生命倫理学
- 日本健康医学会
外部リンク
- 「Concepts of Disease and Health」 - スタンフォード哲学百科事典にある「病と健康の概念」についての項目(英語)
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Japanese Journal
- 金曜アンテナ 原発推進IAEAが健康評価で主導権 住民の批判無視し福島で会議
- 2種類の個体からなる不均質Boidsのパターン形成
- 中村 真理
- 情報処理学会論文誌. 数理モデル化と応用 6(2), 147-155, 2013-08-21
- 筆者は協調作業を行う不均質Boidsの設計を目指している.その準備段階として本論文では2種類の個体からなる不均質Boidsを提案した.不均質Boidsを構成する各個体は基本的にBoidsの3動作に従うが,周辺個体の種類を識別する能力を持ち,周辺個体の種類に応じて異なる強さの個体間相互作用を受けるものとする.これらの個体は周辺の各種個体分布の不均質性を重要な手がかりとして行動する.本論文ではBoid …
- NAID 110009597944
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヘパリンNa透析用150単位/mLシリンジ20mL「フソー」[キット製剤]
組成
- ヘパリンNa透析用150単位/mLシリンジ20mL「フソー」は1シリンジ(20mL)中健康な食用獣(ブタ)の腸粘膜から得たヘパリンナトリウム3,000ヘパリン単位を含む無色〜淡黄色澄明の水性注射液である。
添加物として塩化ナトリウム,pH調節剤を含有する。
効能または効果
- 血液透析の体外循環装置使用時の血液凝固の防止
- 本剤は通常下記の投与法によって投与されるが,それらは症例又は適応領域,目的によって決定される。
通常本剤投与後,全血凝固時間(Lee-White法)又は全血活性化部分トロンボプラスチン時間(WBAPTT)が正常値の2〜3倍になるように年齢,症状に応じて適宜用量をコントロールする。
体外循環時(血液透析)における使用法
- 人工腎では各患者の適切な使用量を透析前に各々のヘパリン感受性試験の結果に基づいて算出するが,全身へパリン化法の場合,通常透析開始に先だって,1,000〜3,000単位を投与し,透析開始後は,1時間当り500〜1,500単位を持続的に,又は1時間毎に500〜1,500単位を間歇的に追加する。局所ヘパリン化法の場合は,1時間当り1,500〜2,500単位を持続注入し,体内灌流時にプロタミン硫酸塩で中和する。
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状
- ショック,アナフィラキシー様症状が起こることがあるので,観察を十分に行い,血圧低下,意識低下,呼吸困難,チアノーゼ,蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
出血
- 脳出血,消化管出血,肺出血,硬膜外血腫,後腹膜血腫,腹腔内出血,術後出血,刺入部出血等重篤な出血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には本剤を減量又は中止し,適切な処置を行うこと。なお,血液凝固能が著しく低下し,抗凝血作用を急速に中和する必要がある場合には,プロタミン硫酸塩を投与する。
血小板減少,HIT等に伴う血小板減少・血栓症
- 本剤投与後に著明な血小板減少があらわれることがある。ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の場合は,著明な血小板減少と脳梗塞,肺塞栓症,深部静脈血栓症等の血栓症やシャント閉塞,回路内閉塞等を伴う。本剤投与後は血小板数を測定し,血小板数の著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
◇血液凝固阻止作用
- ヘパリンの抗凝固作用はその分子中の陰イオン基と凝血因子との反応によるものと考えられている3)。
ヘパリンの血液凝固過程における主要な作用は,まず第一にプロトロンビンからのトロンビン形成を抑制する作用(抗トロンボプラスチン作用)4,5),ついでフィブリノーゲンのフィブリンヘの変換を妨げる作用(抗トロンビン作用)4,6)であるが,いずれの作用にもheparin cofactorが必要とされている5,6)。
またヘパリンには血小板の粘着及び凝集を抑制する作用もある3)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
性状
- 白色〜帯灰褐色の粉末又は粒で,においはない。水にやや溶けやすく,エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G002]←[国試_100]→[100G004]
[★]
- ☆case59 尿中の血液
- 52歳 ビジネスマン
- 顕微鏡的血尿のため泌尿器科医に紹介があった。
- 主訴:顕微鏡的血尿
- 現病歴:6ヶ月前、new jofのためのisurance medicalで血尿を指摘された。以来、家庭医に2回血尿指摘された。以前の尿検査は正常だった。一度も顕微鏡は指摘されたことが無く、泌尿器系の症状もなかった。顕微鏡的血尿であることを除けば健康である。視覚、聴覚に問題なし。タバコ1日30本、アルコール35 unit/week(缶ビール(350ml)20本/週)
- 既往歴:特記無し。
- 家族歴:特記無し。腎臓病の家族歴無し
- ・身体所見
- 栄養状態良く体調はよい。心拍:72/分、整。血圧:146/102 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部、神経学所見:異常なし。眼底鏡でarteriovenous nippingを認める。
- ・検査
- (血液生化学)
- 上昇:尿素、クレアチニン、γ-GTP
-
- (尿検査)
- 蛋白:++。血尿:++。赤血球:>100 red cells
- 24時間尿蛋白:1.2g; 正常値 <200mg/24hr
- (その他)
- ECG:左室拡大。腎超音波検査:大きさは正常
- (第一パラグラフ)
- ・顕微鏡的血尿の原因は腎臓と尿路系のものがある(ex.前立腺病変、結石)。
- ・顕微鏡的血尿 + 高度のタンパク尿 + 高血圧 + 腎障害 = 慢性糸球体腎炎の病態
- ・γ-GTP高値はアルコールの過剰摂取による肝臓病であることに適合する
- ・男性で推奨されるアルコール摂取の上限は、28unit/週 ()
- (第二パラグラフ)IgA腎症
- ・IgA腎症は先進国における一般的な糸球体腎炎。メサンギウム領域におけるIgAの蓄積が特徴的
- ・患者はしばしば、上気道感染と同時におこる顕微鏡血尿のエピソードがある
- ・IgA腎症は多くは特発性だけど、ヘノッホ-シェーンライン紫斑病(Henoch-Schonlein purpura)とアルコール性肝硬変(alcoholic cirrhosis)と関連するのが普通である。
- ・IgA腎症の患者の20%は20年の経過で末期腎不全(end-stage renal failure)に陥る。
- (第三パラグラフ)基底膜病・アルポート症候群
- ・菲薄基底膜病はisolated microscopic hematuria、minimal proteinuria及び正常腎機能(悪化しない)をしめす家族性の疾患である。
- ・電顕的にはびまん性の糸球体基底膜の菲薄化が見られる(300-400nm -> 150-225nm)
- ・アルポート症候群は進行性糸球体病態であり、聴覚消失と視覚異常と関連している。ふつうX連鎖優性遺伝で、男性がひどく影響を受ける。
- (第四パラグラフ)What further incestigations would you organize?
- ・腎生検
- ・age>50: 尿細胞診、前立腺特異抗原、膀胱鏡 → 除外診断のため(膀胱・前立腺病変)
- ・肝超音波検査が必要で、肝生検を考慮するべき。
- (第五パラグラフ)What advice would you give this patient
- ・指導:禁酒、血圧のコントロール
- ・経過観察:透析、腎移植に移行しうるため
- ・血清/血漿クレアチニン:これはGFRが50%減らないと上昇しない → この症例では軽度のクレアチニンの上昇は腎機能は正常の腎機能の40%であることを示す。
- ・治療:免疫抑制薬がIgA腎症の大部分で透析導入を遅らせるという証拠はない
- ■KEYPOINT
- ・50歳以下の血尿のみを訴える患者はまず腎臓専門医に紹介すべき。
- ・50歳以上の血尿のみを訴える患者は、膀胱や前立腺の疾患を除外するためにまず泌尿器科医に紹介すべき
- ・血清/血漿クレアチニンのわずかな上昇は腎機能の大きな喪失を示している。
- ・大量のアルコール摂取による肝障害は明らかな徴候なく起こるかもしれない。
- ■もっとも一般的な顕微鏡的血尿をきたす糸球体による原因
- IgA腎症
- 菲薄基底膜病(thin basement membrane disease)
- アルポート症候群(XR)
- ■高血圧の病理的帰結 HIM.1552
- ・高血圧が生み出すリスクファクター:粥状硬化症
- ・高血圧が悪化因子?(predisposing factor)となる疾患:心不全、冠動脈疾患、梗塞、腎臓病、末梢動脈疾患
- 心臓:高血圧性心疾患は高血圧に対する機能的・構造的適応 → 左心室肥大、拡張期機能不全(diastolic dysfunction)、うっ血性心不全、血行異常(冠状動脈の粥状硬化・微小血管障害による)、不整脈
- 左心室肥大(1遺伝的要因と血行動態要因による) → ↑リスク:冠動脈心疾患、梗塞、慢性心不全、突然死
- 拡張期機能不全:(左心室壁が肥厚して拡張期に十分拡張できないという意味での機能不全(written by s))
- 脳:(高血圧は脳梗塞と脳出血のリスクファクター)
- ・認知症(脳梗塞による)
- ・高血圧脳症(autoreguration(50-150mmHg)が傷害され、重度の頭痛、悪心・嘔吐、巣状神経徴候(focal neurologic sign)、精神状態の変調をきたす)
- 腎臓:高血圧は腎障害と末期腎臓病のリスクファクター。
- ・腎臓における粥状硬化性の高血圧に関連した血管損傷は、最初に糸球体の前の細動脈に及ぶ。これにより糸球体と糸球体の後の構造に虚血性の変化を起こす。
- ・糸球体の損傷は糸球体の高灌流による糸球体毛細血管の損傷の結果かもしれない。
- ・糸球体の病理は糸球体硬化症を呈し、そして尿細管は虚血により萎縮する。
- 末梢動脈:長期にわたって持続する高血圧により、下肢の動脈を狭窄させる → 跛行
- 網膜:交差現象(http://www.1stretinalscreen.com/ra_DR_NonDR.asp )
- AV nipping is indicative of hypertension and describes the changes which occur at arteriovenous crossings in the retina where an artery crosses a vein. In patients with hypertension and associated arteriolosclerosis (narrowing of the artery) the artery applies increased pressure on the vein at the point where it passes over the top of the vein.
- ■顕微鏡的血尿
- 血尿のうち、肉眼的には血尿ではないが、尿沈渣で400倍毎視野1個以上の赤血球を認める場合をいう。 しかしそれでは再現性に乏しいので、一般的には5個以上の赤血球を認める場合を顕微鏡的血尿といい病的意義をもつ。
- ■glossary
- modest adj. 謙虚な。慎み深い、控えめな、遠慮がちの。(主に女性が)しとやかにした、ひどく上品な。質素な、地味な。適度の、穏当な。大きくない、ささやかな。
[★]
- erratic adj. adj. 軌道の定まらない。一貫性のない、不安定な、不規則な
- bowel motion 腸運動、排便
- fit adj. adj. 体調がよい、健康で
- emaciated adj.
- glisten vi. ぴかぴか光る
- dislodge
- palliative
- erythema multiforme 多形紅斑
- dermatitis herpetiformis 疱疹状皮膚炎
- itch 痒み
- itching
- celiac disease セリアック病
- herpes gestationis 妊娠性疱疹
- 皮膚の水疱
- 83歳 男性
- 主訴:皮膚と口内における多数の水疱
- 現病歴:水疱は2日前より出現。水疱は破れやすく、赤色の有痛性病変が残る。3ヶ月前から5kg体重が減少しており、食欲が減退している。患者は体調の不調を自覚してた。排便習慣が不規則になり、排便にいくらか血液を認めた。
- 既往歴:生来、健康であり、既往なし。
- 生活歴:一人住まい
- 嗜好歴:喫煙・飲酒無し
- 服薬歴:処方薬なし。マルチビタミンタブレットは体調の不調を感じてから薬局で購入している。これ以外て薬を購入していない。
- 身体所見 examination
- 全身:emaciateで調子悪そうである
- 皮膚:全身の皮膚に水疱
- 口内:びらん(sore)あり sore→有痛性のびらん・潰瘍
- 脈拍:102/min、irregularly irregular → 不規則な不整脈 → ( )
- 血圧:160/78 mmHg
- 上記以外、心臓、呼吸器系に異常を認めない。
- 腹部触診:6cmの硬い結節を肝の辺縁に触知。可動性のある硬性の腫瘤を左腸骨窩に触知。
- 直腸診:鮮血色の血液と糞便の混合物が認められる
- 検査 examination
- 低値:Hb, MCV,Alb
- 高値:AlP
- Q1. まず皮膚病変の診断をつけろ。
- Q2. 次に皮膚病変と患者の病態を関連づけてみろ。
- A. 尋常性天疱瘡
- 特徴:表皮内水疱、弛緩性水疱、ニコルスキー現象、口内びらん、
- ・病因:癌腫、リンパ腫、胸腺腫、全身性エリテマトーデス、特定の薬物(ペニシラミン、カプトプリル)などによる
- 治療:ステロイド、免疫抑制薬
- 鑑別疾患
- ・水疱性類天疱瘡:緊満性水疱、水疱は尋常性天疱瘡に比べて破れにくく大型になりやすい。
- ・多形性紅斑:中心に水疱を伴った的形病変(target-shaped lesion with central blisters)。よく全身紅皮症と粘膜潰瘍と伴う(スティーブン・ジョンソン症候群)。病因は単純ヘルペスウイルス、薬剤(スルフォナミド)、悪性腫瘍。
- ・疱疹状皮膚炎:肘、膝、顔面に小水疱病変(vesicular lesion)が形成される。vesicleはblister(<0.5cm)より小さく、ひっかくことで破裂する。非常にかゆい。セリアック病に合併することがある
- ・その他の疾患
- ・糖尿病
- ・妊娠性疱疹
- ・家族性水疱疾患
- まとめ
- ・悪性腫瘍に合併しうる(→腫瘍の存在下で皮膚病変が出現したのであれば腫瘍随伴性天疱瘡と診断されるべき)、
- ・天疱瘡は気づかないうちに体液を喪失し、あるいは水疱からの感染の結果としての敗血症が生命を脅かす。
[★]
- 関
- healthy、hygiene、normality
[★]
- 英
- health, health supervision
- 関
- 衛生、健康
[★]
- 英
- normality
- 関
- 健康、正規性、正常性
[★]
- 同
- 健康日本21
- 関
- 健康増進法
健康日本21で設定した分野
- 参考5
栄養・食生活
-
- 目標値: 20~60歳代男性15%以下、40~60歳代女性20%以下
- 基準値: 20~60歳代男性24.3%、40~60歳代女性25.2%(平成9年国民栄養調査) 4人に1人は肥満
- 児童・生徒の肥満児(日比式による標準体重の20%以上)の減少
- 目標値: 7%以下
- 基準値: 10.7%(平成9年国民栄養調査) 10人に1人は肥満児
- 目標値: 15%以下
- 基準値: 23.3%(平成9年国民栄養調査) 4人に1人はガリガリ
- 2. 20~40歳代の1日あたりの平均脂肪エネルギー比率の減少
- 目標値: 25%以下
- 基準値: 27.1%(平成9年国民栄養調査)
- 目標値: 10g未満
- 基準値: 13.5g(平成9年国民栄養調査)
身体活動・運動
休養・こころの健康づくり
たばこ
- 1. 喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及
- 2. 未成年の喫煙をなくす。
- 3. 公共の場や職場での分煙の徹底、及び、効果の高い分煙についての知識の普及(平成12年度に設定)
- 4. 禁煙、節煙を希望する者に対する禁煙支援プログラムを全ての市町村で受けられるようにする。
- 1. 1日に平均純アルコールで約60gを越え多量に飲酒する人の減少
- 目標値: 2割以上の減少
- 基準値: 男性4.1%、女性0.3%(平成8年健康づくりに関する意識調査 財団法人健康・体力づくり事業財団)
- 基準値: 中学3年生男子25.4%、女子17.2%
- 高校3年生男子51.5%、女子35.9%(平成8年度未成年者の飲酒行動に関する全国調査 (尾崎ら))
- 3. 「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。
歯の健康
糖尿病
循環器病
がん
参考
- http://www.kenkounippon21.gr.jp/
- 2. 21世紀における国民健康づくり運動 (健康日本21)について 報告書 平成12年
- http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/pdf/all.pdf
- 3. 「健康日本21」最終評価 平成23年10月 健康日本21評価作業チーム
- http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001r5gc.html
- http://ja.wikipedia.org/wiki/21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%E9%81%8B%E5%8B%95
- 各論のページで目標値が設定されている。
- http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/about/index.html
[★]
- 英
- maternal and child health handbook, maternity passbook
- 関
- 母子保健法、母子保健法施行規則
概念
- 妊娠~出産~育児(小学入学前)までの健康記録のための手帳であり、地方自治体(市町村)への妊婦の自己申告により母子保健法に基づいて交付される。
- 妊娠、出生、育児の期間における健康診査、保健指導、予防接種などの記録を記載する。記載は妊婦本人、助産師、保健師などによる。
参考
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/s0115-2a.html
国試
[★]
- 英
- reproductive health
- 関
- 生殖保健学
[★]
- 英
- health crisis management