吃逆
WordNet
- breathe spasmodically, and make a sound; "When you have to hiccup, drink a glass of cold water" (同)hiccough
- (usually plural) the state of having reflex spasms of the diaphragm accompanied by a rapid closure of the glottis producing an audible sound; sometimes a symptom of indigestion; "how do you cure the hiccups?" (同)hiccough, singultus
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- =hiccup
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/01/12 17:14:25」(JST)
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しゃっくり(噦り、吃逆、嗝)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。
しゃっくりは明確な原因がなくても起こるが、飲食物や会話などの刺激がきっかけになることがある。まれに横隔膜の炎症や腎臓病、脳腫瘍といった疾患によって引き起こされることもある。
目次
- 1 治療法
- 2 しゃっくりに関する文化
- 3 呼び名
- 4 関連項目
- 5 出典
治療法
しゃっくりの多くは数分で止まるが、疾患が原因である場合は止まりにくく、衰弱してしまうこともある。長期間にわたって続くものに対しては、投薬などの治療が必要になる[1]。
しゃっくりに対しては数多くの民間療法があるが、紙袋を口に当てて呼吸するといった方法は血中の二酸化炭素濃度を高めることでしゃっくりを止めようとするものである。また、水を飲む、舌を引っ張る、目をこする、動かないといった行為で迷走神経を刺激することも効果がある[1]。
両方の指を耳の穴に入れて、両方を強めに30秒~60秒ほど押さえ続けると止まる場合がある。 医学的根拠があり、2011年9月14日の「はなまるマーケット」で紹介されている。 耳の奥には、脳からお腹の臓器へ繋がる迷走神経があり、この迷走神経に間接的に刺激を与えると、しゃっくりが止まる効果が期待できる。
しゃっくりに関する文化
ギネスブックによれば、しゃっくりの世界最長記録保持者はアメリカのチャールズ・オズボーン (1894–1991) である。オズボーンのしゃっくりは 1922年豚を屠殺していた時に始まり、以後68年間、毎分40回(その後、毎分20回に低下)のペースで続いた。このしゃっくりはオズボーンが亡くなる1年前、1990年にようやくおさまった[2]。この間、オズボーンはバラエティー番組などに出演し一躍有名になったが、普通の生活を送っていたという。
また、イギリスの男性が脳腫瘍により2年以上しゃっくりをし続け、日本のテレビ番組「ザ!世界仰天ニュース」の取材を受けた。そのことがきっかけで治療を行い、手術で脳腫瘍を取り除いたことで回復した[3][4]。
呼び名
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一般的には、「しゃっくり」が正しい呼び名となっているが、「ひゃっくり」や「さくり」などの呼び方もある。英語では、「ヒカップ」(綴りは hiccup またはhiccough)のように言い、日本の「ひゃっくり」同様、しゃっくりが発生した時に出る、「ヒック」という音から連想できるものである。
また、ドイツ語では「シュルックアウフ」、スペイン語では「イポ」、フランス語では「オケ」(綴りは hoquet: 男性名詞)のように発音する。フィンランド語やノルウェー語では「ヒッカ」「ヒッケ」で、日本語の発音にかなり近いように思われるが、ロシア語では「イコータ」(綴りは Икота)という発音になっている。
関連項目
- あくび
- くしゃみ
- ロカビリー(ヒーカップ唱法、しゃっくり唱法)
出典
- ^ a b “メルクマニュアル家庭版, はじめに 91 章 運動障害”. MSD. 2011年5月22日閲覧。
- ^ “Longest attack of hiccups”. BBC. 2011年5月22日閲覧。
- ^ “ザ!世界仰天ニュース 医療スペシャル パート15”. 日本テレビ. 2011年5月22日閲覧。
- ^ “Cured of the hiccups after suffering for years”. BBC (2010年1月11日). 2011年5月22日閲覧。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 難治性しゃっくり(吃逆)を生じた延髄背側の播種性転移性脳腫瘍
- 胸やけ・嚥下困難・しゃっくり (診断力を強化する! 症候からの内科診療--確定診断を導く思考プロセスから治療方針まで) -- (胸部)
- しゃっくり(吃逆;hiccup) (初診外来における初期診療)
Related Links
- なぜ、この方法で止まるのか まず、限界まで息を吸うことで横隔膜が最大限下へ下がります 次にそのまま息を止めることでしゃっくり、つまり横隔膜の痙攣が起きそうになっても 肺には空気がたくさん詰まっているので、横隔膜は ...
- しゃっくりが止まらない方へ。しゃっくりの原因からしゃっくりを止めるにはどんな止め方が効果的なのか?など、しゃっくりについて詳しく説明している情報サイトです。
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★リンクテーブル★
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- 生後8日の新生児。異常な動きを心配した母親に連れられて来院した。在胎38週1日2,750gで出生した。生後特に異常なく退院した。生後6日からしゃっくりが出現した。生後7日には両手を挙げて首を振るような動作が数回みられ、目や口を見開き、びっくりするような表情がみられた。生後8日にも首を振る動作がみられ、四肢の振戦もみられるようになったため受診した。意識は清明。咽頭に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に振戦を認める。血液所見:赤血球518万、Hb 18.6g/dl、Ht 51%、白血球15,300、血小板21万。血液生化学所見:血糖50mg/dl、総蛋白6.3g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.3mg/dl、総ビリルビン15.2mg/dl、直接ビリルビン0.3mg/dl、AST 42IU/l、ALT 17IU/l、Na131mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 97mEq/l、Ca 6.2mg/dl。CRP 0.1mg/dl。
- 対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A026]←[国試_107]→[107A028]
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- 52歳の男性。起床時からのふらつきと左顔面・右半身のしびれとを主訴に来院した。水を飲むとむせてしまい、しゃっくりが続いている。眼部の写真(別冊No.7)を別に示す。病巣部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E046]←[国試_104]→[104E048]
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[正答]
※国試ナビ4※ [099D107]←[国試_099]→[099D109]
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- 英
- hiccup, hiccough
- ラ
- singultus
- 同
- しゃっくり
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- しゃっくり、しゃっくりの発作。ちょっとした不都合/問題
- 関
- hiccough, singultus
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- 関
- hiccup、singultus
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- 関
- hiccough、hiccup
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吃逆、しゃっくり