- 英
- rectal examination, digital rectal examination DRE
- 同
- 直腸検査、直腸内診、直腸内触診 直腸指診 digital anorectal examination rectal touch。ジギタールやdigitalと記載されることがある
[show details]
- 直腸病変の診察
- また、消化管出血の有無を確かめることが可能。
- 側臥位、シムス位で行う
WordNet
- relating to or performed with the fingers; "digital examination"
- displaying numbers rather than scale positions; "digital clock"; "digital readout"
- of a circuit or device that represents magnitudes in digits; "digital computer"
PrepTutorEJDIC
- 指の / 数字の;計数型の / (タイプライターなどの)鍵(けん),キー
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/04 23:35:48」(JST)
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直腸検査(ちょくちょうけんさ、英: rectal palpation, rectal examination)は、医学、もしくは獣医学の診察に際し、ヒトを含む大動物および中小動物において用いられる触診の一つ。直腸診(ちょくちょうしん)と称されることや直検(ちょっけん)と略されることがある。ヒトに対しては指を、ウシ、ウマのような大型獣では手および腕を直腸内に挿入し、目的臓器を触診する。消化器系、生殖器系の形態異常、妊娠の診断に利用される。特に大動物診療領域では交配適期の判断、繁殖障害の診断、妊娠診断のために頻繁に行われる。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(大動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
- 幡谷正明 『家畜外科学』 金原出版 1995年 ISBN 430779009X
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 大割 貢,臼井 規朗,曹 英樹,中井 弘,福澤 正洋
- 日本小児外科学会雑誌 47(7), 1033-1037, 2011-12-20
- … 認められたため,虫垂炎を疑われて当科に紹介された.来院時の炎症所見は軽度で,腹部超音波検査にて骨盤内に鏡面像を伴う嚢胞像を認めた.また注腸造影では,直腸壁が右方から圧迫されている所見を認めた.直腸診でも腫瘤を触知したため,当初,奇形腫などの骨盤内腫瘍と考えた.しかし,翌日には筋性防御が出現し,血液検査にてCRPが16mg/dlと上昇したため,急性虫垂炎による骨盤内膿瘍を疑って,緊急手術を施行した.開腹所 …
- NAID 110008896724
- 前立腺生検による前立腺炎後に発症した急性一側性外転神経麻痺の1例
- 慎 武,弓狩 一晃,高玉 勝彦,吉田 利夫
- 日本泌尿器科學會雜誌 102(4), 655-658, 2011-07-20
- … 症例は64歳男性.健診におけるPSA高値を主訴に当院受診した.直腸診にて前立腺は中等度腫大しており,弾性硬であった.採血上,PSA 24.38ng/mlと高値のため,前立腺癌の疑いにて経直腸的20ヵ所前立腺針生検施行.病理結果は尖部の2コアからAtypical small acinar proliferation(ASAP)が検出された.生検翌日に悪寒戦慄を伴う発熱を認め,前立腺炎との診断で補液と抗生剤投与による加療開始.生検後7日から左方注視時の複視が出現し,神経内科紹 …
- NAID 110008688080
- 木下 弘壽,中森 知毅
- 千葉医学雑誌 87(3), 99-103, 2011-06
- … 直腸診で血液の付着を認め,立位胸部X線検査で多量のfree airを認めたため大腸穿孔の診断で緊急手術をおこなった。 …
- NAID 40018910208
Related Links
- 直腸診(直腸内触診、直腸指診ともいいます)とは、医師が肛門に指を挿入して調べる検査です。原始的に聞こえるかもしれませんが、比較的簡単に行うことができるうえ、がんなどの診断にも役立つ有用性の高いものです。
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[★]
- 82歳の女性。転倒し救急車で搬入された。
- 現病歴:廊下で倒れているところを家族が発見し、救急車を要請した。半年前から階段昇降時の息切れを自覚していた。
- 既往歴:68歳時から高血圧症のためカルシウム拮抗薬、糖尿病のためビグアナイド薬、75歳時から深部静脈血栓症のためワルファリン、76歳時から不眠症のためベンゾジアゼピン系睡眠薬、骨粗鬆症のためビスホスホネート製剤で治療中。
- 生活歴:日常生活動作(ADL)は自立。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:問いかけに対し名前を言うことができる。身長 152cm、体重 42kg。体温 36.6℃。心拍数 72/分、整。仰臥位で血圧 112/68mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頭部に2cm大の皮下血腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察を含む身体診察に異常を認めない。
- 頭部CTでは皮下血腫のみで頭蓋内に異常を認めなかった。座位にしたところ1分後にふらつきを生じ「目の前が暗くなる」と訴えた。心拍数 120/分、整。血圧 82/40mmHg。呼吸数 20/分。直腸診で黒色便の付着を認める。静脈路を確保して輸液を開始し、血圧は 110/62mmHgに上昇した。
- 検査所見:血液所見:赤血球 245万、Hb 7.5g/dL、Ht 24%、白血球 9,600、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.2g/dL、AST 20U/L、ALT 30U/L、尿素窒素 65mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 108mEq/L。
- この患者において今後の頭蓋内出血の出現を予測する上で、最も注意すべき薬剤内服歴はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C055]←[国試_113]→[113C057]
[★]
- 82歳の女性。転倒し救急車で搬入された。
- 現病歴:廊下で倒れているところを家族が発見し、救急車を要請した。半年前から階段昇降時の息切れを自覚していた。
- 既往歴:68歳時から高血圧症のためカルシウム拮抗薬、糖尿病のためビグアナイド薬、75歳時から深部静脈血栓症のためワルファリン、76歳時から不眠症のためベンゾジアゼピン系睡眠薬、骨粗鬆症のためビスホスホネート製剤で治療中。
- 生活歴:日常生活動作(ADL)は自立。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:問いかけに対し名前を言うことができる。身長 152cm、体重 42kg。体温 36.6℃。心拍数 72/分、整。仰臥位で血圧 112/68mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頭部に2cm大の皮下血腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察を含む身体診察に異常を認めない。
- 頭部CTでは皮下血腫のみで頭蓋内に異常を認めなかった。座位にしたところ1分後にふらつきを生じ「目の前が暗くなる」と訴えた。心拍数 120/分、整。血圧 82/40mmHg。呼吸数 20/分。直腸診で黒色便の付着を認める。静脈路を確保して輸液を開始し、血圧は 110/62mmHgに上昇した。
- 検査所見:血液所見:赤血球 245万、Hb 7.5g/dL、Ht 24%、白血球 9,600、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.2g/dL、AST 20U/L、ALT 30U/L、尿素窒素 65mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 108mEq/L。
- 次に優先すべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C054]←[国試_113]→[113C056]
[★]
- 60歳の男性。 1年前からの頻尿と排尿困難とを主訴に来院した。直腸診で前立腺は鶏卵大で、硬結を認めない。尿所見と血液所見とに異常を認めない。PSA 2.4ng/ml(基準4.0以下)。排尿日誌で1回排尿量 200-250mg、昼間排尿回数 10回、夜間排尿回数 2回。国際前立腺症状スコア15点(軽症0-7、中等症8-19、重症20-35)。QOLスコア 4点(軽症0-1、中等症2-4、重症5-6)。腹部超音波写真(別冊No.12)を別に示す。前立腺の長径は53mm、短径は51mm及び前後径は52mmである。
- 次に行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I053]←[国試_104]→[104I055]
[★]
- 67歳の男性。人間ドックでPSAの高値を指摘され来院した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長162cm、体重61kg。体温36.2℃。脈拍68/分、整。血圧128/72mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸診で鶏卵大、石様硬の前立腺を触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球 440万、Hb 14.6g/dl、Ht 44%、白血球 5,800、血小板 28万。PSA 203ng/ml(基準4.0以下)。前立腺生検を施行した。骨シンチグラム(別冊No.12)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 経過観察
- b 抗癌化学療法
- c ホルモン療法
- d 前立腺全摘除術
- e 密封小線源治療
[正答]
※国試ナビ4※ [104D035]←[国試_104]→[104D037]
[★]
- 46歳の女性。上腹部の膨満態と嘔吐とを主訴に来院した。上腹部に腫瘤を触知し、少量の腹水を認めるが、肝腫大はみられない。血清生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dl、GOT34単位(基準40以下)、GPT30単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ225単位(基準260以下)。上部消化管内視鏡による胃病変の生検組織H-E染色標本を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G022]←[国試_095]→[095G024]
[★]
- 28歳の女性。3年前から月経痛が増強し、最近は月経時以外にも下腹部痛が持続するので来院した。内診で子宮は正常大で付臓器を触知しないが、子宮の可動性が制限されている。超音波検査と子宮がん検診とでは異常を認めない。診断のために有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G038]←[国試_095]→[095G040]
[★]
- a. 腎臓の触診は膝伸展位で行う。
- b. 吸気時に腎臓を触知しやすい。
- c. 尿管結石を疑うときには背部叩打痛をみる。
- d. 前立腺の直腸診は示指で行う。
- e. 陰嚢内腫瘤では透光性をしらべる。
[正答]
※国試ナビ4※ [095E021]←[国試_095]→[095E023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097E017]←[国試_097]→[097E019]
[★]
- 55歳の男性。今朝、排便時の大便に真っ赤な血液が付着していたため来院した。まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100D006]←[国試_100]→[100D008]
[★]
- erratic adj. adj. 軌道の定まらない。一貫性のない、不安定な、不規則な
- bowel motion 腸運動、排便
- fit adj. adj. 体調がよい、健康で
- emaciated adj.
- glisten vi. ぴかぴか光る
- dislodge
- palliative
- erythema multiforme 多形紅斑
- dermatitis herpetiformis 疱疹状皮膚炎
- itch 痒み
- itching
- celiac disease セリアック病
- herpes gestationis 妊娠性疱疹
- 皮膚の水疱
- 83歳 男性
- 主訴:皮膚と口内における多数の水疱
- 現病歴:水疱は2日前より出現。水疱は破れやすく、赤色の有痛性病変が残る。3ヶ月前から5kg体重が減少しており、食欲が減退している。患者は体調の不調を自覚してた。排便習慣が不規則になり、排便にいくらか血液を認めた。
- 既往歴:生来、健康であり、既往なし。
- 生活歴:一人住まい
- 嗜好歴:喫煙・飲酒無し
- 服薬歴:処方薬なし。マルチビタミンタブレットは体調の不調を感じてから薬局で購入している。これ以外て薬を購入していない。
- 身体所見 examination
- 全身:emaciateで調子悪そうである
- 皮膚:全身の皮膚に水疱
- 口内:びらん(sore)あり sore→有痛性のびらん・潰瘍
- 脈拍:102/min、irregularly irregular → 不規則な不整脈 → ( )
- 血圧:160/78 mmHg
- 上記以外、心臓、呼吸器系に異常を認めない。
- 腹部触診:6cmの硬い結節を肝の辺縁に触知。可動性のある硬性の腫瘤を左腸骨窩に触知。
- 直腸診:鮮血色の血液と糞便の混合物が認められる
- 検査 examination
- 低値:Hb, MCV,Alb
- 高値:AlP
- Q1. まず皮膚病変の診断をつけろ。
- Q2. 次に皮膚病変と患者の病態を関連づけてみろ。
- A. 尋常性天疱瘡
- 特徴:表皮内水疱、弛緩性水疱、ニコルスキー現象、口内びらん、
- ・病因:癌腫、リンパ腫、胸腺腫、全身性エリテマトーデス、特定の薬物(ペニシラミン、カプトプリル)などによる
- 治療:ステロイド、免疫抑制薬
- 鑑別疾患
- ・水疱性類天疱瘡:緊満性水疱、水疱は尋常性天疱瘡に比べて破れにくく大型になりやすい。
- ・多形性紅斑:中心に水疱を伴った的形病変(target-shaped lesion with central blisters)。よく全身紅皮症と粘膜潰瘍と伴う(スティーブン・ジョンソン症候群)。病因は単純ヘルペスウイルス、薬剤(スルフォナミド)、悪性腫瘍。
- ・疱疹状皮膚炎:肘、膝、顔面に小水疱病変(vesicular lesion)が形成される。vesicleはblister(<0.5cm)より小さく、ひっかくことで破裂する。非常にかゆい。セリアック病に合併することがある
- ・その他の疾患
- ・糖尿病
- ・妊娠性疱疹
- ・家族性水疱疾患
- まとめ
- ・悪性腫瘍に合併しうる(→腫瘍の存在下で皮膚病変が出現したのであれば腫瘍随伴性天疱瘡と診断されるべき)、
- ・天疱瘡は気づかないうちに体液を喪失し、あるいは水疱からの感染の結果としての敗血症が生命を脅かす。
[★]
- endo metr
- 英
- endometriosis
- 同
- 異所性子宮内膜症, heterotopic endometriosis, endometriosis heteropica、骨盤内子宮内膜症, pelvic endometriosis、エンドメトリオーシス
- 関
- 子宮腺筋症
概念
- 子宮内膜組織(子宮内膜様組織)が異所性に存在するもの。
病型
-
疫学
- 婦人科で、新規外来患者の5%、開腹手術の5-15%程度、。腹腔鏡施行令では、不妊症の30%、原因不明の不妊症の50%、月経困難症の50%、腹痛・腰痛などの15%。 (NGY.195)
- 好発年齢
- 子宮腺筋症:30代後半-40代
- 骨盤子宮内膜症:20代後半-30代
病態
症状
-
- 性交時痛、排便時痛:Douglas窩周辺の病変がひどくなると癒着してDouglas窩が閉鎖するため、月経痛以外にも性交痛や排便痛を生じる。
- 症状の特徴は、以前より明らかに強くなっている痛みと不妊である。
診断
臨床的子宮内膜症
- 1. 問診:(月経困難症、性交痛、不妊、腰痛
- 2. 内診、直腸診:可動性不良(癒着性子宮後屈)、ダグラス窩の圧痛や硬結
- 3. 画像診断:超音波断層撮影、MRI
- 4. 血液検査:CA125
確定診断
治療
- (妊娠希望)保存的手術、生殖補助医療技術 ART
- (挙児希望)ホルモン療法 + 保存的手術
- (挙児希望しないor進行例)子宮全摘 + 両側付属器摘出
内科的治療
-
外科的治療
- 保存的手術:嚢胞開放切開・嚢胞壁焼灼、嚢胞摘出・病巣摘出、癒着剥離
- 根治手術:子宮摘出、両側卵巣摘出
症例
- 33歳女性。不妊と昨年よりも増強する月経痛のため来院した。最近では夫婦生活の時に痛みを感じるようになった。内診では、子宮は鶏卵大だが可動性はやや不良で、Douglas窩に圧痛を認めた。血中CA125は上昇していた。
[★]
- 関
- quantal
- 直腸診の略
[★]
直腸診、digital rectal examination、rectal examination
[★]
- 英
- rectum (Z)
- 関
- 大腸
概念
- S状結腸に続き肛門に至る長さ約20cmの消化管
- 直腸結腸境界はS3椎体の高さ (M.229)
- 直腸は仙骨と尾骨のカーブに沿って走り、そこで後下方に曲がって肛門管になる (M.229)
- 3つの直腸横ヒダを持つ
直腸・肛門の区分
- SSUR.559
- 直腸S状部:rectosigmoid,RS:岬角の高さより第2仙骨下縁の高さまで
- 上部直腸:rectum above the peritoneal reflection,Ra:第2仙骨下縁の高さから腹膜反転部まで
- 下部直腸:rectum below the peritoneal reflection,Rb:腹膜反転部から恥骨直腸筋付着部上縁まで
- 肛門管:proctos,P:恥骨直腸筋付着部上縁から肛門縁までの管状部
- 肛門周囲皮膚:external skin,E:肛門縁より外側の皮膚