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Japanese Journal
- 子宮内膜症に対する最近のダナゾール療法 (特集 生殖器疾患のホルモン療法)
- P4-189 子宮腺筋症による疼痛に対する低用量ダナゾール療法の有用性の検討(Group115 子宮筋腫5,一般演題,第60回日本産科婦人科学会学術講演会)
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- (2)ダナゾール療法. ダナゾールは薬品としての一般名。代表的な商品名は「ボンゾール」 で、臨床ではこちらの名で説明されることが少なくありません。 脳から出される2種類の 性腺刺激ホルモン(主に黄体化ホルモン)を抑えることでエストロゲンを抑制し、排卵と ...
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- endo metr
- 英
- endometriosis
- 同
- 異所性子宮内膜症, heterotopic endometriosis, endometriosis heteropica、骨盤内子宮内膜症, pelvic endometriosis、エンドメトリオーシス
- 関
- 子宮腺筋症
概念
- 子宮内膜組織(子宮内膜様組織)が異所性に存在するもの。
病型
-
疫学
- 婦人科で、新規外来患者の5%、開腹手術の5-15%程度、。腹腔鏡施行令では、不妊症の30%、原因不明の不妊症の50%、月経困難症の50%、腹痛・腰痛などの15%。 (NGY.195)
- 好発年齢
- 子宮腺筋症:30代後半-40代
- 骨盤子宮内膜症:20代後半-30代
病態
症状
-
- 性交時痛、排便時痛:Douglas窩周辺の病変がひどくなると癒着してDouglas窩が閉鎖するため、月経痛以外にも性交痛や排便痛を生じる。
- 症状の特徴は、以前より明らかに強くなっている痛みと不妊である。
診断
臨床的子宮内膜症
- 1. 問診:(月経困難症、性交痛、不妊、腰痛
- 2. 内診、直腸診:可動性不良(癒着性子宮後屈)、ダグラス窩の圧痛や硬結
- 3. 画像診断:超音波断層撮影、MRI
- 4. 血液検査:CA125
確定診断
治療
- (妊娠希望)保存的手術、生殖補助医療技術 ART
- (挙児希望)ホルモン療法 + 保存的手術
- (挙児希望しないor進行例)子宮全摘 + 両側付属器摘出
内科的治療
-
外科的治療
- 保存的手術:嚢胞開放切開・嚢胞壁焼灼、嚢胞摘出・病巣摘出、癒着剥離
- 根治手術:子宮摘出、両側卵巣摘出
症例
- 33歳女性。不妊と昨年よりも増強する月経痛のため来院した。最近では夫婦生活の時に痛みを感じるようになった。内診では、子宮は鶏卵大だが可動性はやや不良で、Douglas窩に圧痛を認めた。血中CA125は上昇していた。
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- 英
- pseudomenopausal treatment, pseudomenopausal therapy
適応
種類
- ダナゾール療法:ダナゾール:男性ホルモン誘導体(エチステロン誘導体)。LH,FSHの分泌を抑制。排卵を抑える程度(LHサージの消失)。
- :性腺刺激ホルモン放出ホルモン作動薬/GnRH作動薬/GnRHアナログ:flare upあり。LH,FSHの分泌を完全に抑制。高度の低エストロゲン状態。
- :性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗薬/GnRH拮抗薬:flare upなし。LH,FSHの分泌を完全に抑制。高度の低エストロゲン状態。
参考
- 1. クリニカルカンファレンス3 生殖医療のup-to-date 3)調節卵巣刺激法 - 日産婦誌62巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-141.pdf
- GnRH agonistとGnRH antagonistの比較
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- 英
- danazol
- 商
- ボンゾール
- 関
- ダナゾール療法、ボンゾール療法
- エチステロン(17α-エチニルテストステロン)の誘導体。
- 抗ゴナドトロピン作用(FSH,LHの分泌を抑制)を有し、無月経をきたす。例えば、子宮内膜の偽閉経療法として用いられる。また、乳腺症にも用いられる。
- 作用機序:(下垂体)LH,FSHを程度低下させ、エストラジオールを中等度低下させる。(子宮体内膜)子宮内膜のアンドロゲンレセプターに結合して増殖を抑制。(NGY.198)
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- 英
- method、law
- 関
- 測定法、測定方法、訴訟、方法、法律学、手法、方式、法律
[★]
- 英
- therapy、regimen、cure、remedy、therapeutic