- 24歳の女性。2日前から1日8~10行の粘血便と下痢とが出現し、昨日から腹痛と発熱とをきたしたため来院した。8か月前から1日2行程度の粘血便があったが、そのまま放置していた。血液所見:赤血球324万、Hb 9.0 g/dl、Ht29%、白血球12,800、血小板38万。血清生化学所見:総蛋白5.9 g/dl、アルブミン2.9g/dl。CRP 5.2 mg/dl(基準0.3以下)。腹部エックス線単純写真を以下に示す。
- a. 絶飲食
- b. 抗コリン薬投与
- c. 副腎皮質ステロイド薬投与
- d. 中心静脈栄養施行
- e. 手術
[正答]
※国試ナビ4※ [095G023]←[国試_095]→[095G025]
★リンクテーブル★
[★]
- 18歳の女子。肛門部痛を主訴に来院した。6か月前から37℃前後の発熱が時折出現するようになり近医を受診したが原因不明であった。2週前から口内炎、肘関節痛および肛門部痛が出現し、体重も2kg減少した。来院時、体温37.6℃。右下腹部に圧痛を伴う腫瘤を触知する。肛門周囲に瘻孔と腫脹とが存在し、圧迫で排膿を認める。血液所見:赤沈48mm/1時間、赤血球310万、Hb 9.1g/dl、白血球9,800、血小板51万。CRP6.8mg/dl(基準0.3以下)。
- 診断確定に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G024]←[国試_095]→[095G026]
[★]
- 46歳の女性。上腹部の膨満態と嘔吐とを主訴に来院した。上腹部に腫瘤を触知し、少量の腹水を認めるが、肝腫大はみられない。血清生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dl、GOT34単位(基準40以下)、GPT30単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ225単位(基準260以下)。上部消化管内視鏡による胃病変の生検組織H-E染色標本を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G022]←[国試_095]→[095G024]