- 英
- induration
- 関
- 硬化、硬化症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/21 20:30:01」(JST)
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硬結(こうけつ、英: induration)とは炎症、充血、悪性新生物の浸潤の結果あるいはそれらを経た身体領域における硬化[1]。この用語は皮膚所見の記述に最も多く用いられる。
使用例
硬結はツベルクリン感受性の適切な所見である。紅斑も出現するが、それ自体が陽性の所見を意味するわけではない[2]。
紅斑は20mmの大きさとなり、その中央には硬結が9mmの大きさで存在する[3]。
関連項目
脚注
- ^ Random House Webster's Unabridged Dictionary. Random House, Inc. 2001. Page 975. ISBN 037572026X.
- ^ Kimura, et al. "Comparison of erythema and induration as results of tuberculin tests." Int J Tuberc Lung Dis. 2005;9(8):853-7. PMID 16104630.
- ^ Race, et al. "Painful nodule with induration and spreading erythema." Baylor University Medical Center Proceedings. 2005;18(4):401–404.
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- 硬結. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. 硬結(こう けつ、英: induration)とは炎症、充血、悪性新生物の浸潤の結果あるいはそれらを経た 身体領域における硬化。この用語は皮膚所見の記述に最も多く用いられる。
- デジタル大辞泉 硬結の用語解説 - [名](スル) 1 かたくなること。かたくとざすこと。「我 心のこれが為に―すべきか」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 柔らかい組織が病的に硬くなった 状態。炎症や鬱血(うっけつ)が長期に及んで結合組織が増殖し、硬化すること。 ...
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- 72歳の女性。発熱と皮疹とを主訴に娘に伴われて来院した。現病歴: 1か月前から上半身の皮疹と発熱とがみられるようになった。発熱とともに皮疹が出現し、解熱とともに皮疹が消失するということが連日繰り返された。2週前から起床時に膝の痛みがあった。一昨日から発熱のピークが39℃を超えるようになったため受診した。
- 既往歴: 18歳時に虫垂炎で手術。 45歳時に子宮筋腫を指摘された。
- 生活歴:夫と娘との3人暮らし。
- 家族歴:母親が心筋梗塞のため75歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長155cm、体重58kg。体温39.1℃。脈拍60/分、整。血圧162/70mmHg。呼吸数18/分。 SpO2 96%(room air)。皮膚は湿潤である。咽頭に発赤を認めない。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頸部から前胸部にかけて淡い紅斑を認める。右後頸部で無痛性のリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を3cm触知する。両側の膝関節に腫脹を認めない。
- 検査所見:赤沈120mm/1時間。血液所見:赤血球368万、 Hb10.1g/dl、 Ht38%、白血球14,260、血小板41万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素7.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸7.2mg/dl、総コレステロール226mg/dl、トリグリセリド130mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 120IU/l、 ALT74IU/l、 LD776IU/l(基準176-353)、 ALP630IU/l(基準115-359)、 γ-GTP108IU/l(基準8-50)、 CK21IU/l(基準30-140)、 Nal37mEq/l、 K4.4mEq/l、 Cl97mEq/l。フェリチン50,800ng/ml(基準20-120)。
- 免疫学所見: CRP 12mg/dl。 HTLV-1抗体陰性、 HIV抗体陰性、 HA抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、 HCV抗体陰性、 EBV抗体陰性。リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体20倍(基準20以下)、可溶性IL-2受容体基準範囲内。胸部エックス線写真で心胸郭比50%。骨髄血塗沫染色標本で異常所見を認めない。胸腹部造影CTで頸部、鎖骨上、縦隔、傍大動脈領域および骨盤腔内に多数のリンパ節腫脹を認める。頸部リンパ節生検で悪性所見を認めない。
- この病態に特徴的な症候はどれか。
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※国試ナビ4※ [106B051]←[国試_106]→[106B053]
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- 60歳の男性。 1年前からの頻尿と排尿困難とを主訴に来院した。直腸診で前立腺は鶏卵大で、硬結を認めない。尿所見と血液所見とに異常を認めない。PSA 2.4ng/ml(基準4.0以下)。排尿日誌で1回排尿量 200-250mg、昼間排尿回数 10回、夜間排尿回数 2回。国際前立腺症状スコア15点(軽症0-7、中等症8-19、重症20-35)。QOLスコア 4点(軽症0-1、中等症2-4、重症5-6)。腹部超音波写真(別冊No.12)を別に示す。前立腺の長径は53mm、短径は51mm及び前後径は52mmである。
- 次に行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I053]←[国試_104]→[104I055]
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- 72歳の男性。人間ドックで PSA 8.3 ng/ml(基準 4.0以下 )を指摘されたため来院した。 PSAを再検したところ 8.4 ng/mlであった。直腸指診で、小鶏卵大、弾性硬および表面平滑の前立腺を触知するが、明らかな硬結は認めない。腹部超音波検査で前立腺体積は 32 mlであった。
- 次に行う検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A046]←[国試_108]→[108A048]
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- 51歳の男性。数日続く高熱と悪寒とを主訴に来院した。2週前に殿部潰瘍の切開排膿を受けた。体温39.5℃。呼吸数22/分。脈拍96/分、整。指先に有痛性の小結節を認める。呼吸音正常。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血1+。血液所見:赤血球487万、Hb15.8g/dl、白血球12,800(好中球76%)。
- 診断に重要な身体所見はどれか。
- a. 心雑音
- b. 背部叩打痛
- c. 腸雑音低下
- d. 肝下縁触知
- e. 切開部硬結
[正答]
※国試ナビ4※ [098F012]←[国試_098]→[098F014]
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- 英
- consolidation、stiffening、curing、hardening、induration、sclerosis、harden、indurated
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- consolidation、curing、harden、hardening、indurated、sclerosis、stiffening
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- mass, tumor, phyma
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